名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

韓国旅客船沈没事故に思う

2014年04月18日 | 雑感


今朝は小雨が降っていたが、
程なく止んで薄日が漏れるようになった。


↑ 今朝の堀川のカワウ

気温も昨日より8度ほど低く、体調や服装の調整に戸惑う。



ワイドショーやニュースで、
韓国旅客船沈没事故を報じている。

朝鮮日報の日本語版も、
「責任を持つべき人間が真っ先に逃げた」とか、
「タイタニック並みの救助率に世論沸騰」、
「乗船者から届いたメッセージはすべて偽メール」、
「捜索3日目も進展なし」など、
厳しい状況を伝えている。

テレビからは、現場を訪れた大統領に罵声を浴びせたり、
首相に水をかけ、土下座で詫びる校長や教師に詰め寄る
家族の姿も映されている。

家族の心情は分からないでもないが、
怒りをぶつける相手が違うように思う。

救助活動の遅れが問われる中で、
日本政府は自衛隊の掃海艇やダイバーなど
支援の用意があるとメッセージを送ったが、
今のところ要請は来ていない。

従軍慰安婦や歴史認識で対立する隣国に、
借りを作りたくないということであれば、
危機管理の認識が甘すぎる。

その一方で、朝鮮日報オンライン版の社説は、
「過去西海フェリー事故、聖水大橋崩落、地下鉄ガス爆発、
三豊百貨店崩壊など、数十人から数百人の大惨事を起こしている。 
経済的に先進国の一員となったとしても、国民の意識や社会制度が今のレベルでは、
悲劇は今後も起こる。」と、珍しく謙虚に自己分析をしている。

ハードが先行しても、ソフトが伴わなければ、
どこの世界でも悲劇は起こることを、
認識しなければならない。

この事故を他山の石とし、その被害を
最小限にとどめる工夫は怠れない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする