池の周りの新緑が、日増しに鮮やかになっていく。
水温む池では、鯉が悠々と泳ぎ、時々茂みから、鶯のさえずりが聞こえてくる。
木々からは、柔らかくて淡い緑の新芽が、勢いよく出ている。
虫たちの格好の餌食になるが、野鳥が多くいるせいか、毛虫はあまり見かけない。
朝の散歩は少し肌寒かったが、春をあちこちで見つけては癒されている。
飛騨の山里にいた頃は、4月半ばを過ぎても、雪の降る日が度々あった。
雪をかぶった土筆で、春を感じ、癒されることは無かった。
毎年、5月の連休までは、薪ストーブを焚いていたことを思い出す。