
都留市のJR「山梨実験センター」で、超電導リニアに体験乗車した後、松本へ移動して一泊した。



久し振りに松本城に登城し、天守閣から眺望を楽しんだが、あいにくの天気で、槍ヶ岳や常念岳などの山々は雲に隠れていた。
松本を後に佐久平まで走り、東京から移住した若い夫婦の家を訪ねてきた。

広い古民家に手を加えながら、田舎暮らしに馴染んでいる姿を垣間見て、頼もしくもあり、年甲斐もなく羨ましさを感じた。

囲炉裏の煙で燻んだ2階の蚕部屋は昔のままで、緑の山に囲まれた風景は、以前住んでいた高山の家とそっくりだった。

地域密着の仕事も安定しているようで、自然豊かな地で新しい人生を切り開いてほしいと願いつつ、八ヶ岳山麓のメルヘン街道を経て、諏訪ICから中央道をひた走って名古屋へ戻ってきた。

はからずも、秒速を競う最先端のリニアと、時間がゆっくり過ぎていく田舎暮らしを見る事が出来、思い出深い旅となった。