
昨夜はホテルのレストランで、沈む夕日や
窓の映像を眺めながら、バイキングを楽しんだ。


真鯛の舟盛りやズワイガニなどが並び、
駄弁るいとまがないほど箸が進んだ。



↑昨夜泊まった三河湾リゾートリンクスを海岸から見上げる
今朝は朝風呂に浸かり、朝食前に吉良海岸を散策したが、
朝凪の海は墨絵のように静かだった。

ホテルを出て丘の上に建つ、尾崎士郎の
「人生劇場」碑を訪れた。


青成飄吉や吉良常に思いを馳せながら、
人生劇場の数々のシーンを思い浮かべた。

↑三ヶ根山頂上より
次は三河湾の眺望を楽しもうと、三ヶ根山ドライブウエイで山頂へ向かった。
もやで渥美半島や知多半島は霞んでいたが、三河湾や西尾の町は一望できた。




山頂は巨大な石柱が建ち、東条英機以下殉国七士墓を始め、
先の戦争で犠牲となった人たちの慰霊碑が林立している。
観光スポットを訪れたつもりが、タイムスリップで、
昭和の暗い記憶が蘇ってしまった。


山を下り吉良町の「尾崎士郎記念館」と
隣接の豪商「旧糟谷邸」を訪れた。

尾崎士郎の生い立ちから、文筆活動を通して様々な
交流まで、学芸員がつぶさに説明してくれた。


↑移築された書斎
宇野千代との出会いと別れなど、隠された
エピソードは面白かった。


三河の豪商、糟谷邸は母屋や長屋門、土蔵、庭
などが残され、当時の隆盛がうかがえる。
土地勘のある仲間のおかげで、盛りだくさんの
見所を訪ね歩くことができた。

最後に刈谷ハイウェイオアシスに立ち寄り、
お土産などを買い無事に名古屋へ戻った。