名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

コノシロが堀川で大量死

2017年04月29日 | 雑感


朝のうちは雲一つない快晴であったが、午後には
雨雲が流れ込み、雷鳴と共に雨が降り出した。

夕方には天気が回復し、再び青空が戻ってきた。
目まぐるしい天気の変化は予報通りで、最近の
気象情報の精度の高さに驚く。



今朝がた散歩をしていて、納屋橋にさしかかったら、
腐臭が漂ってきた。



さてはと思い堀川を覗くと、案の定
たくさんの魚が浮いていた。



20~30センチ程のコノシロ(コハダ)で、
白い腹を見せて水面に漂っている。

内湾にいる魚だが、気水帯や塩分の
薄い川にも遡上する。



水質の悪い堀川に上ってきて、酸欠かヘドロの
有害物質で命を落としたようだ。


↑ささしまライブ船溜まり(昨年5月8日撮影)

↑中川運河小栗橋(同)

毎年今頃の時期に、堀川や中川運河で見かける光景だが、
まるで初夏の風物詩のようになってしまった。



先日、英虞湾の筏釣りでコノシロを釣り、
酢じめにして食べた。

小骨を取り除くなど、下処理に手間はかかるが、
さっぱりとした食感は初夏の味だった。

江戸っ子は光りものとして好む魚だが、ヘドロの川で
白い腹を晒したコノシロを見てどう思うだろうか。

名古屋の恥を毎年晒しているが、果たして堀川で釣った
コノシロを肴に、一杯やれる日は来るだろうか。
コメント (4)
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