名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

稲の初穂

2007年08月16日 | セカンドルーム
今朝、散歩をしていて、稲の初穂を見つけた。
朝露をたっぷり吸った稲穂は、早朝の淡い光を受けて輝いていた。
7月の天候不順で生育が心配されていたけど、人間にとっては厳しい暑さも稲には良いようだ。
これから一斉に出穂が始まり、大地の養分と清浄な水を吸い、昼間の光をたっぷり受けて美味しいお米になっていく。

山里の米は、夜の気温が低く、昼間溜め込んだ澱粉を夜に放出する量が少ないので美味しいといわれている。
台風や動物の被害、害虫や病気などに注意しながら、秋の収穫まで気が抜けない日々が続く。

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高山へ

2007年08月15日 | セカンドルーム
4日ぶりに高山へ戻ってきた。
Uターンラッシュに巻き込まれるかと心配していたけど、東海北陸道は目立った渋滞も無かった。
いつもはユキ(柴犬)が座っている指定席に、家内が久し振りに乗っている。
家に着いたら留守番をしていたユキが、むしゃぶりついて手荒い歓迎をしてくれた。
トマト、キュウリ、枝豆などが連日の好天で熟れ過ぎ、庭や畑の雑草もずいぶん伸びている。

窓を開ければ涼しい風が通り抜け、久し振りにクーラーづけの生活から開放された。
ススキの穂も開き、季節は確実に進んでいた。
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迎え火

2007年08月14日 | セカンドルーム
夕べは玄関で松明を焚いてご先祖を迎えた。
仏壇に素麺や野菜、果物などを供え、きゅうりで作った馬やほうずきで盆飾りをした。
曹洞宗の我が家は、親がやってきたことを記憶を辿りながら、毎年[こんな形で行っている。
賑やかなお盆を過ごしたこともあったが、今日は夫婦二人だけで、思い出に浸れる静かな日となった。

お互いに持ち時間を自覚するようになり、忍び寄る老、病、死を話題にしながら、向き合う姿を語り合った。

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お盆

2007年08月13日 | セカンドルーム
今年も名古屋で暑いお盆を迎え、いつものようにお墓参りに行ってきた。
市内にある菩提寺は、今も境内にお墓がある。
名古屋は戦後の復興期に、大半のお寺からお墓が切り離され、東山の平和公園へ移されたので、町なかでお墓が寺の境内にあるのは極めてめずらしい。
緑に囲まれた一角は、ご先祖をお参りするにふさわしい静かな雰囲気だ。
母方のお墓がある平和公園墓地にもお参りして来た。
ここは、広大な丘陵地に市内の寺から移されてきた何万基もの墓石が林立している。
緑の少ない荒涼とした地に墓石が密集し、狭い道路に車が溢れる様は、都会の過密な喧騒がそのまま持ち込まれたようで、安息の場になじまない。
時の流れと共に、対照的な二つの姿がますます際立っていく。

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留守番

2007年08月12日 | セカンドルーム
お盆を名古屋で過ごすため、3日間ほど家を留守にすることにした。
犬も一緒に往復していたけど、真夏日の車中や名古屋の暑さにも耐えられそうもないので、今回は留守番させることにした。
その間の餌や散歩は、犬と仲良しのおばあさんに頼んであるので心配ない。
夏も涼しい山里育ちの柴犬は暑さには弱く、炎暑の名古屋へ来るとぐったりとして餌も食べなくなってしまう。

いつも出かける準備を始めると、そわそわと落ち着かない様子を見せるけど、今日はいつもの定位置である風の通り道に寝そべったまま半眼で眺めているだけだ。
飛騨も今日は暑くなりそう。
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電気柵

2007年08月11日 | セカンドルーム
秋の収穫を前に、猪から農作物を守るために、いろいろな材料を使って柵が張り巡らされている。
今まではトタンで囲うのが主流であったが、2~3年目前から網で囲ったり、網とトタンの併用など様々な工夫をしてきたけど、完全に防ぐことは出来なかった。
爆竹もスピーカーから流れる大声にも、古タイヤを燃やす煙にも直ぐに慣れてしまう。
今年は、この集落で始めて電気柵が登場した。
まだ数ヶ所しか設置してないけど、一瞬ビリッと来ても、猪突猛進で突っ込んで来たら細い電線はひとたまりも無いとか、この高さでは簡単に跳び越えてしまうとか議論は尽きない。
いずれ秋には結論が出るだろう。

追い払うだけの電柵には補助金が出るけど、集落の人たちが希望する駆除のための猪罠の補助申請は通らなかったようだ。
動物との知恵比べに余分な金と労力を費やしながら、山間地農業は細々と続いている。
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秋の気配

2007年08月10日 | セカンドルーム
立秋を過ぎても、まわりは夏景色だけど、あちこちから秋の気配が伝わってくる。
虫のさえずりも日を追って賑やかになって来たし、ススキの穂も風に揺れている。
昨日の夕焼け雲も頬を撫でる風も、秋の爽やかさが感じられた。

「・・・風の音にぞおどろかれぬる」と詠った藤原敏行の和歌を思い出すけど、季節の移ろいをまわりの自然から知らされて、なぜかハッとする。

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宵待ち草

2007年08月09日 | セカンドルーム
毎朝散歩する農道の脇に、宵待ち草がたくさん咲いている。
日が差し始めると、しおれて哀れな姿になってしまうけど、朝のうちはまだ夜の色香を残して艶やかだ。
暗くなって開花し、朝になると枯れてしまう不思議な花だ。

夢二はどんな思いをこの花に託したのだろうか。
仕事が終わって、宵闇が迫ると元気が出てきた頃もあったけど、今は夜咲く花を横目で眺めて通り過ぎていく。
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防除ネット

2007年08月08日 | セカンドルーム
今朝畑を見回っていたら、トウモロコシが4~5本倒されて実をかじられていた。
手口から見て、これは間違いなくいたずら狸の仕業だ。
まだ実も小さく毛も白いので、大丈夫だと思っていたけど早くも現れた。
動物は作物の食べ頃を知っていて、そのタイミングを狙って横取りしていく。
いつもより早く現れたのは、山に餌が無いのかヤングコーンのやわらかくて甘い味を覚えてしまったのかもしれない。

狸用のトウモロコシ5本を外側に残して、畑の周りを網で囲った。
飢えた動物に情けをかけるのは、良くないことだけど・・・

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町は暑い

2007年08月07日 | セカンドルーム
今が一年で一番暑い時で、高山の町もここ数日は、30℃を越す日が続いている。
買い物帰りに通り掛かった古い町並みは、七夕飾りが涼しげだったけど、観光客は汗を拭きながら歩いていた。
盆地のうえ、最近は車や大きい建物も増えているので、その排気や照り返しなどの影響で日中は結構暑い。

町ではうだるような暑さでも、我が家のあたりは車の通行も少ないし、エアコンなど排気を出す施設も無いので真夏でもしのぎ易い。
今朝6時の気温が19℃、お昼で25℃、日が暮れるとば急に涼しくなるので、いつも窓を閉めている。
日中は外の仕事で大汗をかくことはあっても、家の中が30℃を越すことは無いし、寝苦しい夜が無いのは一番助かる。
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アゲハ蝶

2007年08月06日 | セカンドルーム
今は、昆虫たちが最も活発に動く時期なのか、どこでも鳴き声が聞こえるし、飛んでいる姿もよく見かける。
今日は、渓流沿いの林道でアゲハ蝶の一群に出会った。
このアゲハ蝶はよく目にするけど、たくさん群れているのは、ここでしか見かけない。
近づくと直ぐ逃げてしまうが、今日は数匹が花の蜜を吸うように地面に盛んに口をつけている。
ここの地中には、よほど美味しい食べ物があるのかも知れない。

動物や昆虫の動きには必然性があるけど、いつも同じ場所で同じ行動をしている理由がよく分からない。
作業場で聴いている、NHKの「夏休み子供科学相談」に尋ねてみたい問題だ。
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共同作業

2007年08月05日 | セカンドルーム
毎年、8月第一日曜日は、川や共用スペースの清掃や草刈りをすることになっている。
用水まわりや神社、公民館、通学路などを清掃して草刈りをする。
朝8時に公民館に集合し、ミーティングの後、持ち場へ向かう。
道具や機械を使い慣れた人ばかりなので、仕事は早く午前中ですべてが終わってしまう。

小さな集落なので、行事や作業はいつも全戸参加で行われる。
各戸から1名出ることになっているので、足腰がおぼつかないような人でもそれなりの手伝いをするために出てくる。
昔から共同作業(ゆい)によって集落が維持されてきたので、今でも参加意識が強い。


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夏の畑

2007年08月04日 | セカンドルーム
畑の脇のコスモスが咲き始めた。
自然に種を落として毎年咲いているけど、年々咲く時期が早くなっていくような気がする。
秋桜と書いたほうが花のイメージに合うし、少し肌寒さを感じる頃、風に揺れる姿にふと秋を感じる方が情緒があって良い。

もん白蝶が花から花へと舞いながら、蜜や花粉を一杯食べてキャベツに卵を産み付けていく。
命の営みが、真夏の畑で今日も繰り広げられている。
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清流と涼風

2007年08月03日 | セカンドルーム
名古屋を出る時はうだるような蒸し暑さだった。
飛騨に着いたら台風の影響なのか、風が強く畑のトウモロコシやトマトの支柱が少し倒れていた。
畑の手入れをし雑草を取って、夕食のおかずにきゅうり、トマト、なす、ささげ、枝豆など、食べ頃になっているのを少しずつ収穫した。

家の中の気温は25℃で、ちょっと蒸し暑いけど時々涼風が通り抜けていくので心地良い。
夏はいつも名古屋から戻ってくると、この風と清流で生き返る。
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布ぞうり

2007年08月02日 | セカンドルーム
最近は「ぞうり編台」の注文がよく入るようになった。
2枚の板を接ぐだけの簡単な構造なので、家具の端材で作っている。
この台で昔ながらの藁ぞうりを作るのではなく、古布を利用したちょっとお洒落な布ぞうりを編むとのこと。
リサイクルにも適うし、布の柄や色をうまく使いながら編み上げる楽しみもあるようだ。

布ぞうりを一足貰って履いてみたけど、当たりが柔らかいわりには程よい凸凹感があって、足の裏が心地いい。
素足にピッタリの優れものだ。
コメント (3)
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