木曽川の水面を赤く染めて夜が明けた。
昨夜はほどほどの時間にお開きとなり、睡眠も十分に取れた。
↑ 寂光院参道
朝湯につかり、ゆっくりと朝食をとった後、尾張のもみじ寺として名高い「寂光院」へ向かった。
今年の紅葉は天候不順で、鮮やかさに欠けると言われていたが、見る限りでは十分に美しかった。
急な階段とリフト組に分かれて、山頂の本堂を目指した。
↑ 寂光院本堂
↑ 鐘楼
イロハモミジやカエデが参道を濃淡で織りなし、景観を楽しませてくれた。
参拝後、裏山を散策しながら、眼下に広がるパノラマを楽しんだ。
昼食は犬山の町に下りて田楽の店「松野屋」で、でんがく定食を食べた。
豆腐の味噌田楽に菜飯、湯葉の吸い物、漬物であるが、里芋とタニシの田楽を追加した。
少し甘めの赤味噌が、こんがりと焼かれて香ばしく、菜飯との相性がいい。
昨夜のフランス料理と対照的な田舎料理は、煤けた障子戸の座敷がぴったりと合っていた。
明るいうちに名古屋へ着き、流れ解散で一泊旅行を終えた。