かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

虫えい(虫こぶ)(2)

2009年04月01日 | 虫えい(虫こぶ)

今日から新年度です。昨シーズンは釣りにばかり行っていて、山野を歩き回ることが少なかったので新たな動植物の写真はあまり増えませんでした。それでも3月初旬に冬芽の写真をリニューアルしようと松井田城趾や小根山などを散策し、その時に見つけたのが「アオキミフクレフシ(アオキミタマバエによって形成)」という「虫えい」でした。



マニアには「虫えい」が有ると第六感が働くのでしょうか・・・「何かが有りそうだぞ!」と雰囲気が違うことに感づいて、その方向を探すことになります。
一般的に冬や早春期は「虫えい」を観察するのには適した時期ではないのです。何故かというと若芽や蕾、葉に寄生する種類が多いからなのですが、この「アオキミフクレフシ」は冬だからこそ見つけやすいものなのです。
それはアオキの正常な果実は冬になると赤く熟して落下してしまいますが、アオキミタマバエに寄生された実は変形して不規則な形になって緑色のままか、部分的に赤みを帯びる程度で初夏まで落下しないという特徴が有るからなのです。

そして、こちらは日本海側の雪が多い地方に自生するヒメアオキに形成された「アオキミフクレフシ」です。

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