かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

さくら便り(3)

2009年04月07日 | 
さくら便り(1)で少し触れた「さくらの里」にはソメイヨシノが多く植えられています。「さくらの里」は妙義山の中腹にあり霧の発生地帯だったためソメイヨシノが天狗巣病に罹りやすく、植栽後の管理方法も影響して場所によっては少し寂しい花付きになってしまっていました。現在、樹勢の悪いものから樹種転換を序々に行なっています。

そして、妙義山の東側には妙義神社があります。ここは高い石垣から垂れ下がって咲く「シダレザクラ」で有名で、黄桜(本名はウコンザクラ:鬱金桜)も植えられています。妙義神社のシダレザクラの影響なのか旧妙義町や旧松井田町にはシダレザクラが多いような気がします。

こちらは妙義町の道沿いに咲いている少し白っぽいシダレザクラですが単木で形が整っていてバックの妙義山に良く合っています。



そして、松井田バイパスの法面に植えられている2本のシダレザクラです。まだ大きくはないのですが他の樹木が無い斜面では目立つ存在です。



次は、松井田町の個人宅のシダレザクラです。先日の雪(3月27日)で花びらが痛んでしまい見ごろは過ぎてしまいました。



シダレザクラは顎筒の基部が丸くふくらんでいるのでエドヒガンの枝垂れ品種と言われる理由が分かるでしょう。
シダレザクラの紅色が濃いものを「ベニシダレ(紅枝垂)」、八重咲きのものを「ヤエベニシダレ(八重紅枝垂)」と呼んでいます。紅色が強いものはシダレザクラよりも開花時期が遅くなっています。
そして、顎筒がやや縊れた釣り鐘型で白色が強い枝垂桜を「シダレソメイヨシノ(枝垂染井吉野):オオシマザクラとシダレザクラの掛け合わせ」と呼んでいます。
コメント
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