かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

本の紹介5「虫を食べる文化誌」

2009年04月28日 | 

前回、「山里の食べもの誌」を紹介しましたが、その中にイナゴやハチノコ、ザザムシなどの昆虫食が出てきました。そこで、虫を食べるという、それこそ一味変わった本を紹介させていただきます。



「虫を食べる文化誌」と言う本で、著者は梅谷献二(うめたに・けんじ)氏、発行元は創森社、定価は2400円(税別)です。
内容はもちろん「虫」を食べる話で、多くの人が「いかもの」食いと眉をしかめるでしょうが、そこにはそれぞれの地方に根付く文化があります。
著者が長年にわたって書き溜めたエッセイを編集したのがこの本で、第一章は「一寸の虫にも五分の魂」と題して昆虫の素晴らしい進化と適応について、第二章は「虫食う人も好きずき」と題して昆虫の食料としての利用について、第三章は「釣り餌の商虫たち」と題して養殖ものの釣り餌の虫について記されています。いわば「虫の民俗学」で一味変わった本と言えます。

群馬県ではイナゴ、隣の長野ではハチノコ、ザザムシ、カイコを食べる文化がありますよね。昆虫は無尽蔵な資源ですが・・・。

コメント
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