かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

本の紹介4「虫こぶハンドブック」&「日本原色虫えい図鑑」

2009年04月24日 | 

昨日はクヌギにつくられた虫えい「クヌギハナカイメンフシ」を紹介しました。
「虫えい」は自然観察の中でも結構マイナーな世界で「どうやって調べるのですか?」とか「図鑑とかはあるのですか?」とかの質問を受けます。
もちろん、図鑑はありますよ。・・・と言う事で、代表的な2冊の本を紹介させていただきます。



一冊目は、野外に持って行って現場で調べられる携帯版「虫こぶハンドブック」(写真左)です。著者は薄葉重(うすば しげし)さん、発行は文一総合出版、定価は1200円(税別)です。
入門用の用語解説や虫えいの説明、虫えい形成生物の解説、命名法が解説されているほか、日本で約1400種確認されている虫えいの約1割がカラー写真で載っている他、分かりやすい説明がされています。

2冊目は、かなり詳しい図鑑で600を超えるカラー写真が収録され、それぞれの虫えいの詳しい説明のほか、虫えいの細かな説明、虫えい形成生物ごとの解説、採集や観察・飼育法、参考文献など、この一冊で相当な研究者になれるのではないかと思われるほどの・・・「日本原色虫えい図鑑」(写真右)です。
湯川淳一・桝田 長編著、全国農林教育協会が発行元で、23名もの研究者が執筆した826ページにもわたる図鑑です。こちらは、ちょっと高額で14,000円(税別)ですが、役に立つことは請け合いです。

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