午前ミラノ観光、昼食後ヴェネチアへ。スタッキー・ヒルトン泊。
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ミラノのカフェでなら「マロッキーノ」というエスプレッソの一種が飲めるとはじめておしえてもらった。じゃ、さっそく試してみましょ。
エスプレッソをよりマイルドにしたものと説明すればよいだろうか。レシピを検索してみると⇒エスプレッソ用コーヒー粉 7g(イタリアンロースト。仕上がり30ml)、スチームミルク 30ml 、砂糖 小さじ1、チョコレートブロック 10g、ココアパウダー 適量、というようなものであるらしい。
たった三十分ほどの時間だったが大聖堂前のガラリア内のカフェにて。冬の始まりを感じさせる少し寒くなった日にちょうどよい時間になった。
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「定番」のひとつレオナルドの「最後の晩餐」は、今回08:45の入場予約。我々は問題なくは入れたけれど、ひとつの貼紙が目に留まった。
「今日は会議のため10:30から12:30は入場できません」
突然こんな貼紙一枚で閉めてしまうなんてとんでもない。この時間にも予約を入れている人はある。イタリア的対応と言ってしまえばそれまでだけれど。
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今日ははじめてご一緒したガイドさんだったけれど、なかなか興味深い話をきかせていただいた。いっつも見せられていても(「見せられている」という意識になってしまってはいけませんが)、知らない事はたくさんたくさんあって、そこで自分なりのアプローチをしてくれる人の話がきけると面白い。たとえば、大聖堂のステンドグラスはいつも見ていたけれど、その修復逸話。
19世紀、破損が多くなってきたステンドグラスを修復する事になり、ステンドグラス製作者にむけて入札が行われた。いちばん安い修復料金を提示して落札したのはベルティーニという兄弟。使えなくなっていた部分には新しいものを製作してちゃくちゃくと修復は行われていった。
この写真で色の濃い両サイドはベルティーニ兄弟製作。ガラスの上に描くというスタイルである。真ん中の色の明るい青のところは15世紀のオリジナル。色ガラスを組み合わせる昔ながらの製法でつくられている。
とりのぞかれた「壊れた」ステンドグラスはどうなったのか?今なら壊れていたとしてもその破片さえ博物館へ収蔵されるに違いない。しかし、19世紀はそうではなかった。捨ててしまっても誰も文句は言わなかった。
ベルティーニ兄弟は、なんとそれらをアメリカをはじめ外国へ売っていたのである。安い値段で請け負っても充分元が取れる仕事になったでありましょう。
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ミラノのカフェでなら「マロッキーノ」というエスプレッソの一種が飲めるとはじめておしえてもらった。じゃ、さっそく試してみましょ。
エスプレッソをよりマイルドにしたものと説明すればよいだろうか。レシピを検索してみると⇒エスプレッソ用コーヒー粉 7g(イタリアンロースト。仕上がり30ml)、スチームミルク 30ml 、砂糖 小さじ1、チョコレートブロック 10g、ココアパウダー 適量、というようなものであるらしい。
たった三十分ほどの時間だったが大聖堂前のガラリア内のカフェにて。冬の始まりを感じさせる少し寒くなった日にちょうどよい時間になった。
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「定番」のひとつレオナルドの「最後の晩餐」は、今回08:45の入場予約。我々は問題なくは入れたけれど、ひとつの貼紙が目に留まった。
「今日は会議のため10:30から12:30は入場できません」
突然こんな貼紙一枚で閉めてしまうなんてとんでもない。この時間にも予約を入れている人はある。イタリア的対応と言ってしまえばそれまでだけれど。
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今日ははじめてご一緒したガイドさんだったけれど、なかなか興味深い話をきかせていただいた。いっつも見せられていても(「見せられている」という意識になってしまってはいけませんが)、知らない事はたくさんたくさんあって、そこで自分なりのアプローチをしてくれる人の話がきけると面白い。たとえば、大聖堂のステンドグラスはいつも見ていたけれど、その修復逸話。
19世紀、破損が多くなってきたステンドグラスを修復する事になり、ステンドグラス製作者にむけて入札が行われた。いちばん安い修復料金を提示して落札したのはベルティーニという兄弟。使えなくなっていた部分には新しいものを製作してちゃくちゃくと修復は行われていった。
この写真で色の濃い両サイドはベルティーニ兄弟製作。ガラスの上に描くというスタイルである。真ん中の色の明るい青のところは15世紀のオリジナル。色ガラスを組み合わせる昔ながらの製法でつくられている。
とりのぞかれた「壊れた」ステンドグラスはどうなったのか?今なら壊れていたとしてもその破片さえ博物館へ収蔵されるに違いない。しかし、19世紀はそうではなかった。捨ててしまっても誰も文句は言わなかった。
ベルティーニ兄弟は、なんとそれらをアメリカをはじめ外国へ売っていたのである。安い値段で請け負っても充分元が取れる仕事になったでありましょう。