旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ローマ兵士のカップ

2011-10-07 15:24:16 | イギリス

コッツウォールズのホテルからバース、ウィンザー城を見学してロンドンへ入る一日。

**チェルトナムのホテルを出て一時間、バースの街へ到着。この街はいつももう少しゆっくり見学したいと思う。そして、ローマ浴場の博物館は、いつ来ても何度来ても新たな発見がある。

この写真の風景はローマ浴場博物館に入場してすぐに入る場所。印象的なローマ時代の浴槽が下に見えるが、今目にしている風景は19世紀に意図的につくりだされた事をあらためて認識した。この後姿のハドリアヌスの像も古代の像ではなく、19世紀の彫刻家の作である。

古代には下の様なかたちのドームになっていた。高さはなんと20メートルにも達したそうである。

発掘品で今回注目したのは、ローマ兵士がスリス・ミネルヴァの女神に捧げるために湯に投げ込んだのではないかと言われる銅製のカップ。兵士が行軍する時には常に携帯して水を飲んだり、配給をうけとったりするのに使っていたとされる。横の面にハドリアヌスが築いた城壁の絵柄が刻まれているのが興味深い。※これについてはこちらにもう少し書きましたのでご覧下さい。 ***昼食はローストビーフとヨークシャプディング。ホワイトラディッシュ(西洋辛子)とマスタードをつけるとぐっと味が良くなります。

二時間半ほどバスで走ってウィンザーに到着。写真手前左はヘンリー八世などの眠るセント・ジョージ礼拝堂。右遠方に見える丸い塔は西暦11世紀にウィリアム征服王が築いたとされるラウンド・タワー。

六時少し過ぎて、週末で混みあうロンドン中心部へ到着。中華街の夕食のあと、二十分だけ時間ができたので、トラファルガー広場へ寄り道。ナショナル・ギャラリーがライトアップしております。

 

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