旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

グランドティトンからアイダホの燐鉱山と温泉へ

2015-06-12 05:36:29 | アメリカ西部
今朝の朝焼けは、きのうとまた違う美しさ

朝一番でコルターズベイ近くのトレイルを歩く。ここは以前にも何回か歩いたリスちゃん突然シカが出現、こちらよりも先方がびっくりしたようで、あざやかにジャンプして森へ消えていった

こちら「インディアン・ペイントブラシ(絵の具筆)」なるほど
この赤い植物、なんでしょう?
黄色い花粉が入り江にたまっている

森の中のトレイルはよく整備されているが、それでも毎年同じではない。木々が倒れたり嵐で湖畔が削られたりするから。いつもと違う道に入って、湖沿いを歩くルートに出た
小石を拾って少年に戻る

家族連れが何組も。こういう景色を見て育った子供たちは、自分の故郷を世界一美しい場所だと心に刻むだろう。


ビジターセンターで売っていた、この木製の道具はなに?あ、サラダをとりわけるためのものだったのね
***

一時間半ほど歩いて、午前九時半にジャクソン・レイク・ロッジに戻る。三十分ほど休憩してチェックアウト。
スネークリーバ沿いの「ワイオミング・シーニック・バイウェイ」を南下。なんども見てきた景色だが、いつも見とれてしまう。


ジャクソンホール空港を右に見て、国立公園を出ると、すぐにジャクソンの街。
この町を紹介する写真に必ずとりあげられる、エルクの角を使ったゲート

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ここで今晩のバーベキューの材料を買い出し

ワイオミング州からアイダホ州へのルートは様々だが、アイダホ・ホット・スプリングスへの近道は、89号線から西へ曲がる道。以前、見過ごしてしまったから慎重に確認しながら近づく。エトナという村をすぎたらすぐと、すぐにアイダホ州フリーダムという人口214人の小さな村

19世紀半ばにオレゴン・トレイルとして開拓民の通り道になったルートを一時間ほど走り続ける。
ソーダ・スプリングスに到着この冷泉はかつて商品として人気だったそうだが、飲んでみると鉄くさくてそれほど美味しいとは思えない。
この町で小松が紹介したいのは、この鉱泉ではない、それは、これ・・・・あれ?今日はなかなか出てこないなぁ・・・・
場所を移動して、待つ事十分。双眼鏡で・・・

おお~やっと見られました!

すぐに冷えて色を失ってゆく

これは、燐鉱石の採掘場。
世界的なバイオ化学メーカーとして有名なモンサントが肥料の原料を採掘している。
粉砕して溶かしたあとのものを捨てる車は、およそ八分おきにやってくるそうだが、実際に自分が居る場所から見えやすい場所に捨ててくれるかは、わからない。
観光施設ではないが、この光景を見ることは、アイダホの片田舎までやってくる価値がある。

工場からは時折長い長い貨物車が、何か分からない化学物質を積んで往来する

モンサント社の正面玄関に置かれていた巨大な釜。今回参加された方に指摘されて、それが昔の燐鉱石採掘につかわれていたものだったのをはじめて認識した。


ソーダ・スプリングスの駅前のホテル二十世紀前半ごろには観光客もやってきてずいぶんにぎわっていたのだろう。往時の雰囲気が感じられる

すぐうらには毎時ちょうどの間欠泉が吹き上がる今では、ちゃんと人間がコントロールして一時間に一回噴出させております。

*****
さらに三十分ほどでラヴァ・ホットスプリングスに到着。小さなホテルにチェックイン
これも温泉

レンタルゴムボートこれを担いで街を歩く人がいっぱいいる
こんな風に楽しむんです

我々はバーベキューを楽しみました
コメント
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