旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

霧のサンフランシスコへ、ゴールデン・ゲート・ブリッジを渡って入る

2016-06-21 03:37:22 | アメリカ西部

サクラメントからサンフランシスコへ、いちばん早い道をいくならゴールデン・ゲート・ブリッジは通らない。しかし、サンフランシスコへは是非あの美しい橋を渡って入りたいと思っていた。

**気温摂氏四十度近いサクラメントを出て一時間ほど走ると、水郷地帯と見える一帯にさしかかる。そして、突然それまでと様子のちがう雲が前方に湧き上がった↓

ここはすでに広大なサンフランシスコ湾の奥に位置する「サン・パブロ湾」である。

 

霧の中に入ると、気温はいきなり下がった。それはゴールデン・ゲート・ブリッジが近づくと二十℃を下回るほどになり、霧も低くなっていった。そして、見えた・・・

通常のツアーならこのまま橋を渡るのだろうが、そこは《手造の旅》、大型バスが停車できない北側からも見学しにいきましょ。

車はいくつもある高台の展望台を左に見ながら上ってゆく。いちど遠くまで行ったが霧が濃くて見えないので引き返し、橋にいちばん近い高台で下車。入口には古い砲台跡があった↓

ここは十九世紀後半から二十世紀前半にかけて重要な防衛拠点だった⇒ 橋が建設されたのは1937年だから、この砲台のほうがずっと先に建設されていたのである。

第二次大戦ではこんな風だったのか↓

塹壕の上にあがると・・・見えた!?

風があって寒い! サクラメントの四十度がウソのよう。国立公園で使わなかった毛糸の帽子がここで役に立った。 しばらく塹壕で晴れるのを待つ。風で霧がながれているから、五分ほどで景色はがらりと変わった↓

 

橋の南側の定番展望台にもストップ。ここには橋の設計者ジョセフ・シュトラウスの銅像。この像は等身大よりずっと大きいが、本当の身長は150センチほどで「小さな巨人」と呼ばれていたそうな→

市内に入る半島の南側高台のツイン・ピークスからもサンフランシスコを見晴らす↓

さらに、フィッシャマンズ・ワーフ近くのコイトタワーへも登りましょう(^^)

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