旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

《手造の旅》五島列島 第二回_小値賀島

2018-04-22 20:20:20 | 国内
小値賀島へ向かう船上


「あわび館」が見えてきた↓小値賀島はかつてあわびを特産品として大陸にも輸出していた。そういった歴史や採り方を解説してくれている場所。前回訪れた時にここにはもうアあわびはないことを知ったのだけれど※こちらから前回の写真をごらんいただけます


港で尼崎豊さんにお迎えいただいた
港から「笛吹郷」を歩くと昨年九月にはなかった施設がいくつも目についた。小値賀も発展してゆくのですね

夜も楽しめる場所をつくりたいと考えてオープンさせたという「おと屋」、今晩行ってみよう

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歴史民俗資料館の白壁が見える坂の下はかつて海だった↓

つまり門に立つとそのまま海が見晴らせたのだろう

ここは小田家の邸宅だったが守っていた最後の女性が高齢となり、小値賀町にすべてが寄贈された


小田家代々の祀られている「万日堂」も、かつては海のすぐ上に位置していたのだろう↓

真っ赤に塗られたのは復元の時に赤い顔料がみつかったから↓


今でも病気平癒を願って人々が訪れるちいさなお堂がちかくにあった↓





今晩宿泊の「島宿御縁」さんへ到着

ここは外国からの短期ホームステイをうけいれているので、外国人の方がサーブしてくださる。今回はベルギーやカナダからのかただそうな

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夕食後、「おと屋」へ。ここをひらいたのは地元ミュージシャンの「ベベンコビッチ」さん。れっきとして日本人です(^.^) この土地でこそよくよく気持ちが伝わってくる歌をしっかりきかせてくださる↓

「ばあちゃんが眠るこの島で」と、「四つ船(かつて五島へ寄港していた遣唐使船のこと)」という歌をきかせてくださった。明日、我々のお昼の席にも出張してくださることになっている。楽しみです。


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《手造の旅》五島列島 第二回_野崎島

2018-04-22 13:07:02 | 国内
津和崎港から海上タクシー乗船
十分ほどで野崎島が近付いてくる。現在は無人島だが、かつては三つの集落があった。そのうちいちばん険しい場所にあったのが、舟森集落。かつての段々畑を今もみることができる↓

集落を放棄する時に、キリスト教徒が住んだ証として十字架を残していったのだ。

鞍部に建設された野首集落の野首教会が見えてくる↓

世界遺産候補で、五島列島の教会群の中で最も印象的な場所だ。ここから上陸して歩けば近いようだが、それはできない。
島に交通機関はないから、野崎集落からてくてく小山を超えて歩いていくしかない。

野崎集落の港に上陸

ガイドの近藤さんが待っていてくださった。
真新しいビジターセンターに荷物を置いて歩きだす。廃墟になった集落↓

水場は今も生きている↓

この島いちばんの神域は「王位石(おえいし)」と呼ばれるイギリスのストーンヘンジに似た巨石。そこを遥拝するための神官屋敷が当時の姿を留めている。「当時」と言っても昭和のはなしだが

巨大なクロマツの板が保管されていたのでそれをテーブルにしたそうだ↓

あ、島の住民が見てます↓


集落を上りきって海を見晴らす広々とした草原にでる。「小値賀サバンナ」と通称されている場所。

かつては豪商の屋敷もあったかと想像されている地面は、目を凝らすと陶片がたくさん落ちている↓
雨風でどんどん新しいものが地中からみつかるのだそうだ。
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集落の中をながれる小川をこえて
さっき船上から見た野首集落をめざしてのぼってゆく。かつての教員宿舎が放棄されている

海を見晴らす場所まで上った↓



おもしろいのは、木々の下の部分だけ葉っぱがなくなって、透かして青い海がみえること↓
これは、鹿が背の届くところだけを食べつくしたからだそうだ。

野首集落がみえてきた

元小学校だった施設でおべんとうをひろげる
終わったら、すぐ上にある野首教会へ上がろう↓








小松がここでぜひ見ていただきたいのは…
★野崎ダム
教会向かって左奥を少しのぼると小値賀島が見える場所にでる。そして不意に貯水池があることに気付く↓

このダムは2001年に完成した。これはつまり島が無人になってから、ということ。この水は何のため?
実は海底パイプで小値賀島へ送られているのだ。
小値賀では数年に一度水不足でたいへんな目に遭っていたので、こういう解決方法をとったのだ。
それにしても川もないこの島でどうやって水をためるのだろう?調べてみると、いわば雨どいのような装置を野崎島にめぐらせてここに水を集めるのだった。へえ~。

さらに今回おしえてもらったことは、ダムを建設するために掘った土が積み上げられてすぐそばの小山になっていたこと。下の写真はダムを見下ろす場所から野首教会をみたところだが、その右手にその小山がある↓

登れる↓のぼってみよう

教会を見下ろす視界がひろがった↓


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再びてくてく小山を超えて、野崎集落の港にもどる↓

途中にイノシシの罠があった↓石垣をほっくり返すので被害甚大なのだそうだ↓

15:10の定期船で小値賀島へむかう

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《手造の旅》五島列島 第二回_マルゲリータの朝食

2018-04-22 06:06:37 | 国内
マルゲリータ・ホテルは日曜朝に自家製のパンを焼いている。朝六時からならぶこのパン、地元の方々にも人気

どれもおいしそう(^.^)
**朝食は和洋選べる、和食ももちろん十分においしい

が、小松のお勧めは洋食イモのヴィシソワーズ
たまご、とてもおいしいです手づくりのジャムが秀逸!添加物がないからか持って帰ってはだめ、ここで食べるしかありません(^.^)

左からいちご、中がみかん、右がなんと玉ねぎ どれもおいしいです。
うれしいのは追加メニューが豊富なこと。これら全部、無料で頼めるのです↓
↓グラノーラとヨーグルト

↓リンゴパイ

ホットケーキ これもイモがおいしい
↓フレンチトースト、本物です(^.^)

↓五島うどんもあります


さあ、上五島の最北、津和崎港へ向かおう

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