旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ヴィオラの演奏会を聴いてからクレモナを歩く

2018-04-10 11:50:08 | イタリア
雨の予報だったが青空のラヴェンナを出発。旧市街のすぐ外にあるヴェネチア要塞↓今回の訪問で知ったのは、要塞以前にあった六世紀建設のテオドリクスの教会が取り壊されていたこと。

1441年にヴェネチアがラヴェンナを征服した時、多くの建物や人が壊されていたのか。
テオドリクスの教会に使われていた柱は、ポポロ広場にあるヴェネチア宮殿の柱に再利用されていた↓今もテオドリクスの名前が読み取れるモノグラム。

これだけの太さの柱が支えていた教会はどんなだったのだろう。

高速道路で北上。途中のモデナやパルマは今回は寄らない。サービスエリアの地図を見るとカノッサ城の跡とか、まだまだ見どころは尽きないこのエリアだ↓

スペインの建築家カラトラバの設計した橋をくぐる↓

※こんな作品もつくっております

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二時間ちょっとのドライブで今日宿泊するクレモナの旧市街が見えてきた↓ひときわ高い塔は大聖堂の横に聳える「トラッツォ」↓

高さ112メートルの鐘楼はイタリアで最も高い↓

ホテルに荷物を置いて、すぐちかくのヴァイオリン博物館へ↓

ミニ・コンサートを観覧↓今日のテーマは「ヴィオラ ジローラモ・アマティ1615年」

日本で徳川家康が亡くなったころに制作された木の箱が奏でる豊かで大きな音がホールを満たす。※こちらに詳しく書かれた英語ページがあります
ジローラモ・アマティの息子ニコロが、かのアントニオ・ストラディヴァリの師匠になる。
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コンサートを終えて、博物館専任の日本人ガイドさんに案内していただいた。これで何度目かになるがいつも新しい発見がある
ヴァイオリンの名器を正確にコピーしても同じ音は出ない。材料である木材はひとつひとつ違うし、それによってヴァイオリンの命ともいうべき「アニマ(魂柱)」の位置が変わってくるのだから。3Dを使ってわかりやすく解説してくださる。

↑四弦の下に置かれる補強板

ヴァイオリン博物館の建物はもともとムッソリーニ時代のものだが、それに調和して現代的なデザインが付加されている↓


博物館を出てホテルに入ったころから雨になった。夕食までしばらく休憩。
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午後六時半、びっくりするような青空がひろがった↓

あの鐘楼、明日には登ってみたいなぁ
この時間ならお店も開いている。レストランまでのみちすがらお菓子屋さんに入る↓
クレモナ名物セット↓トローネ(ヌガーのようなものだが硬さはいろいろある)
ヴァイオリン、そしてモスタルダ↓

★モスタルダは見かけとは違う味

今晩ぜひ味わって、びっくりしていただきたいと思っている(^.^)

二十年前にはじめて訪れた時からほとんどかわっていないこの店へ↓


きのこと野菜をシチュー状にして、ポレンタ(トウモロコシの粉を練ったつけあわせ)と共に↓
ポレンタとよくあうのです

ショートパスタと ニョッキ

そして、やってきましたモスタルダ↓

↑赤いのはオレンジ、小さ目のはプラム?
甘いと思って口に入れると、すぐに辛さが迫ってきてむせる。
マスタードをたっぷり染み込んでいるのだ。
とても辛くて食べられないと思うが、肉とあわせると印象が変わる↓

肉の生臭さやぱさぱさ感をいっきに解消してくれる。
そうか、モスタルダはデザートだと思って食べてはいけないのか。
ホース・ラディッシュのように、あるいは刺身につけるワサビのように、使うのか。








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