旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

クイーンズタウンから山を越えてミルフォードサウンドへ行く道

2020-09-29 06:41:40 | ニュージーランド
2006,2007年ニュージーランドの旅より
朝六時過ぎ、クイーンズタウン

ワカティプ湖畔を走っていると対岸の山に朝陽が当たりはじめた。
クイーンズタウンは標高310mに位置しているが、海抜0mのミルフォードサウンド(海だから)へ行くのに1000m近い峠道を越える。

朝陽に羊の群れ

山を覆う黄色い植物はハリエニシダ。
きれいだけれど名前の通り針のように刺があり固い。
イギリスから渡来した雑草で生命力が強く。
NZの固有種にとっては脅威なのだが、羊の柵に使うには便利だったそうだ。

山道へ入るところにこれから抜けてゆくルートマップ。
「雪崩注意」エリア、トンネルの表示。ジグザグの道。
いちばん上が入江=ミルフォードサウンド。

山道の途中の湖に、よく整備された木道がある

今日はよく晴れているがこのあたりは雨が多い。

幹に苔がぶらさがっているのがそれを感じさせる。

奥入瀬を思い出させる渓流沿いをのぼっていくと、谷の上に雪山が顏をのぞかせていた。

葉の厚い高山植物。

あ!野生のケアだ。
「アルプスのオウム」と呼ばれて、羽を広げると中が赤い。

ニュージーランドの鳥らしく飛ぶのは苦手。人間にも慣れやすく、残したものをあさるので「餌をあげないで」と書かれている。
でも、我々のまわりをのこのこ歩くのは、あげている人がいるからかもしれません。

ちょっと寒いぐらいのトンネルのある峠。

掘りぬかれただけでライトがないのです。

トンネルを抜けてジグザグの道を下りると、急激に気温も植生もかわってゆくのがわかる。

ニュージーランドのシンボルになっているシダが巨大な葉をひろげている。
裏側が銀色なので「シルバー・ファーン」という名前になった。

そして着いたのは湖畔…ではなくて海!

ちゃんと塩辛い水でした(^.^)
ここからミルフォードサウンドのクルーズに出発。
一年に三百日雨が降ると言われる地域だけれど、今日はとても良いお天気(^.^)



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