旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ザイサントルゴイの丘で鷹を

2020-09-26 19:54:53 | モンゴル
2008年《手造の旅》モンゴルより

鷹の重さと爪の鋭さを感じていた。

猛禽類をつかった狩りというのは日本からヨーロッパまで、ユーラシア大陸全土の伝統だ。

ウランバートルの南にあるザイサントルゴイの丘

1971年に第二次大戦の勝利を記念してたてられた


丘からの眺めはモンゴルの未来をみせてくれていた。

ちょっとしたビルほどもある仏像がたちあがっている。
社会主義時代に大弾圧されていたチベット仏教が復活してきている。
ソ連が崩壊した後の不安な時代にロシア正教がいっきに復活したのと似ている。

社会主義時代には土地はみんなのもので、公共の草原を塀で囲うようなことはなかった。
民主主義と資本主義が解禁され、土地の個人所有がすすみ↑板塀の中に遊牧の住居=ゲルをたてて住んでいる。
ウランバートルの周辺では、最早遊牧が不可能になってきている。
伝統的な生活スタイルを続ける人々はモンゴルの未来から取り残されてゆくのだろうか。
コメント
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