僕の前世はたぶんオランダ人。

おもしろきこともなき世をおもしろく

ビストロ周(人形町)

2022年01月21日 | ハンバーグをいただく
3度目の正直でようやく来店。
お隣では
ここのハンバーグだけが本物なんだ!
と熱弁をふるうご老公。
まんまるハンバーグを頂く。
なんてこった!
塩バーグが売り切れですと!
しぶしぶデミグラスで頂く。
いらっしゃったのは
ほんとにそのまんま「まんまるハンバーグ」
とはいえデミグラスのおかげでハンバーグというよりは
巨大な「ミートボール」
中心部が熱々になってないのが痛い。
おいしいのだけど
肉汁もジュンワリなのだけど
巨大メンチの中身というべきか
ちょとモヤッとする不完全燃焼バーグ。

果断の提督山口多聞(星亮一)

2022年01月21日 | よむ

へえ!
ブラックコメディの専門家とばかり思ってたのに
近代史もいけるんだ!
振れ幅広いなぁ!
と思い手に取ると
星新一ではなく星亮一でした...。
小石川に生を受け
ミッドウェイに没する
山口中将の49年間を描く。
山口中将を魅力的に描かれるのは勿論だが
当方の興味はやはり
なぜ負けたか
に徐々にうつってゆく。
そこへいくと中国国民党は強かであったし
日露戦争の幕引きを図るべく
早くからイギリスと接触したり
ロシア内部からの崩壊を画策したり
というのは
まさに身の程を知っていたからであり
いわんや
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
ということである。
そこへいくと
太平洋戦争というのは
まさに強者の理論にのっとって開戦し
クロージングを夢見たものであり
弱者がどうやって資源を得て
大国と肩を並べて行くか
という一重に
「周りが見えておらず、空気を読もうとしなかった」
現代の日本人にも根強く残る価値観だけで勝負してしまった。
というところにあるのではないかと思う。
国際感覚豊かな日本人を多く輩出し
視野を広く持つことが
発展につながるとだということが再確認できた。
壮年に至るまでの中将の愛妻にあてた手紙は
こちらが赤面してしまうほどだが
死と隣り合わせで懸命に生きたことが伝わってくる
貴重な資料であった。

リュクスバーガーズ(人形町)

2022年01月20日 | ハンバーグをいただく
リュクスストレートバーガー・ラムを頂く。
ハラールをうたう
ちょと変わり種なバーガーショップ。
サルサソースで頼んだつもりが
まちがえてマッシュルームも載せてしまった
とのことでそのまま頂く。
ありがとう。
結論から言ってしまうと
ラムとバーガーはあまりあわないかも・・・。
慣れていないせいか
珍妙な組み合わせに感じる。
アジアンバーガーというか
亜流バーガーというか。
大きく口を開けて「ハムッ」とかぶりつく時点で
もう「アメリカさんいらっしゃい」
のお口になっているんだろうなぁ。
そのお口にアジアンが飛び込んできたので
ムムムムゥ・・・となってしまう。
美人の奥さんと来店した常連さんと思しき男性に
「やりますなぁ~」
とダルがらみする南アジアの陽気な外国人店員がおもしろい。
こんど使わせてもらおう笑。
「やりますなぁ~笑」

三吉(仙台)

2022年01月19日 | いろいろいただく
ほっほーう!
仙台国分町にも歴史あるおでん屋さんがあるのね。
戦後すぐから70年の歴史をかぞえるという
三吉さんへお邪魔する。
大根・ジャガイモ・つみれをつつき
あっさり味でどれもうまいが
この日の目的はおでんにあらず
締めの油麩丼!
こちらも仙台ご当地グルメの一つなのだとか。
カツとじの
カツをとって
麩を入れた
なんともエコノミーなヒトサラなのだが
こちらもまたセリしゃぶ同様
食べてみなければその魅力はわかるまい。
お麩に浸み込んだジュンワリ出汁と
お麩の脂っこさがビタッ!とあう。
名前から想像もつかない
和風ジャンクフードなのだ。
てっぺんの紅生姜で全体がキリリと締まることは
言うまでもありません。
タコやホタテといった海鮮おでんも自慢の逸品のようす。
次の機会にぜひまた頂きたい。

いな穂(仙台)

2022年01月18日 | いろいろいただく
雪降りすさぶ1月の杜の都で
せりしゃぶを頂く。

恥ずかしながらはじめて耳にする料理なのだが
なんとセリの葉ではなく
「根」を主菜とする鍋料理。
しかも茹でる煮込むではなく「しゃぶ」。
歴史的に宮城はセリの産地ではあったようだが
季節のローテーション入りしたのはここ10年とのこと。

なんでも震災で完膚なきまでに破壊された名取市で
作りやすいものはなんだ。
セリだ。
それならみんなセリを食べて東北を盛り上げよう!
てことでこの季節の居酒屋さんの定番メニューになったのだとか。
ちなみに家庭料理ではないようす。
ものすごく香りの強いシャキシャキのセリの根は
まさに一食に如かず。
締めはラーメン・餅・麩。
凍り付く路面をこけないように
そろりそろりと歩いて帰ろう。