アメリカでは、黒人初となる、バラク・オバマ氏が第44代大統領に就任しました。今朝のニュースはその就任式の模様をVTR(実際日本時間は未明だったので)でどの局も放送していたな。そのときの演説の要旨はこちらにリンク貼っておくこととして。
人種のるつぼとまでいわれるアメリカ合衆国、それゆえ、民族性が比較的薄く、国を纏めるためには「理念」によってでしかないという意味では、黒人が大統領になるのも本来不思議ではない話(むしろそうあるべき?)なのだが、長い長い差別からようやく脱却の兆しがみえてきたことで、ようやくそのときが来たわけだ。金融恐慌に端を発した経済の悪化、紛争といった歴史的諸問題を解決する、良い機会になるのではという気がする。むろん、所信表明演説がすべて実現したらの話ですが。
アメリカ国中が彼に注目するのは、さきの国の背景もあるが、まだ47歳と大統領としては若いことや、敬愛するリンカーンとキング牧師になぞらえた就任までのパフォーマンスも魅力の一つになり得たのかもしれない。とにかく、堂々としているのが印象的だ。
それにひきかえ、漢字や言葉の使い方が少々不得手な某総理大臣や政治家の揚げ足取りばかりの国会のニュースには、もういいかげんうんざりだ。早く解散総選挙やって国民の信を問えとは、ぼくは言いませんが、法案を提出したり見送ったり否決したり無視したり、と何にも決まらずに意味ない議論を続けることがはたして国益になるんだろうか?
雑学や漢字のクイズをTV番組で観るのはいいが、それを国会でやるのはどうなのかな~。