KCF的徒然草

KouChan's Factory管理人の心の叫びor反省文

旅行に見た栄枯盛衰

2011-09-11 19:42:30 | 日記・エッセイ・コラム

 週末は、社内の同じ大学出身による集まりで、伊東に一泊してました。

 伊東にある某有名ホテルにて、宴会と露天風呂を楽しんできたのですが、ホテルの様子がいつもと違っていた。

 まず、車で乗り付けると、過去は入口で車を預け、駐車その他はホテル任せでよかったが、今回は自分で駐車場までもってって停めてくれと。横を見ると、ホテルの前の飲食店もところどころ閉店している。

 車を駐車場に置き、そのあとでチェックインすると、ロビー横の浴衣のコーナーからサイズに合った好きな浴衣を1着持って行けと。部屋には帯しか用意していないという・・・。

エレベーターに乗ると、昔はあった案内モニターが撤去されていた。

 なにより、団体客が極端に少なくなり、家族連れが多くなった、とは参加した同僚から聞いた。折からの不景気で慰安旅行が激減したことと、ちょうど半年前の震災の影響をもろにかぶったことが原因だろうという話だが。

 そう聞いて子細に見ていくと、ほかにいろんなところでケチって、失礼、経費節減の苦労のあとが垣間見える。浴場にはバスタオルを置いておらず、部屋から持参するシステムに代わっていた。しかし回収ボックスだけは残っていた。 

 今思えば、昔がかなり贅沢で、至れり尽くせりな面があったから、その感覚で行くとかなり戸惑い、ときに落胆する結果になるのかもしれない。

 でも、いかにホテルがそこまで深刻(?)な状況でも、宴会でやることはなにも変わらなかった。今年は十年ぶりに2年続けて計3人、母校から新入社員が入り、逆に昔いたメンバーが定年だったりご高齢ということもあって参加はあまりなかった。宴会の後の二次会での狼藉ぶりも相変わらずだった。新人君3名は当然面喰ってたな。 

 こういうことがいつまでできるだろうか?深夜、寝付けず起きていた仲間とそんな話をすこしした。聞くと、ほかの大学OB会の中には休会、あるいは解散したところもあるという。不景気の影響とか、メンバーが集まらない、遊んでいると思われ上から睨まれている、などが理由らしい。そんな中で、部署の垣根を越え、役職の垣根も越え、ただ同門出身というだけのこのゆる~い集まりがあることは、会の中で顔を覚えてもらうことで、普段の仕事ではほとんど関わらない人との交流も生まれるし、もしも会社内で困ったときに相談できるからやっぱり必要なのだろうと、そんな結論(?)になった。

 

 いつか昔味わったような盛大な宴会をもう一度と思うこともあるが、それはもう無理なのだろうか?

コメント
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