Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ピンクのクラウン!

2014-04-21 21:47:08 | その他
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こんなにミニカーの修理が来るなら新しいカテゴリーを追加しないといけないかもしれませんね。
意外と修理が有るのですよ・・・。

今回は前回修理したスカイラインR34GTRのリアウイングのフラップがまた外れた・・・らしい、前回は元の完成品と同じくゴム系の接着剤で修理したのですが今回はエポキシ系の接着剤で取付けました。
構造上これはこれ以上接着面積を増やせないのでやむを得ない措置ですね。

問題はピンクのクラウンです。
レジン製なのですがウインドなどはミニカーの様にプラスチック製で枠の部分は蒸着メッキなんですね。
裏側にブラックが塗ってないのでメッキに光が透けてしまい奇麗に光らないらしい・・・ギザギザに見えるのは確かですね。
まあこの価格のミニカーに完璧を求めるのはちょっと酷な話ですが・・・

まずはベースの板から外してみました・・・あらあらネジが1個だけ無いですね。


まあそれでも何とかお客様の理想の形に近づけようと思いウインドを外そうとしましたが何やらガッチリと取付けられている様ですしよく見ると内側に白い傷の様な物が有ります。
研磨すれば治るかも・・・と思い外して研磨しましたが傷では無く亀裂である事が判明しました。
ご依頼者様に連絡しサイドウインドウを作り直しという事で了解を頂きました。
サイドウインドは先日使ったPET板で作り直し、ミニカーではリアサイドウインドウは緑のスモークガラスになっていたので同色で内側から塗装しました。
モールの部分は0.6mm洋白線を一部分潰して削り出して磨いて作りましたドアとウインドの境目も少し細い0.4mmの洋白線を磨いて取り付け、前後のドアの切れ目はモールもきちんと切断してスジ彫りに合わせた感じにしています。
ついでにウインド内側にボディカラーのピンク色が見えていましたのでその部分も内装色を調色して塗っておきました。


まあサイドウインドだけを直しても全体の雰囲気が変わるとは思えませんがまあメッキのモールが透けないという展ではこの方法もアリかと・・・
最終的にはクリーニングして今日は集荷の時間を過ぎてしまったので明日発送をしましょう。


ウ~ン、参ったな~!

2014-04-21 21:25:12 | Vincent Black Shadow
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昨日までの山陰の春らしいドヨ~ンとした天気が終わってしまいまして、今日は雨が降っています。
先日種を蒔いた苗床の保温のビニールをずらして撒水代わりに雨を当ててやりました。

昨日で275GTBは大きな山を越えましたので後はメッキが戻ってくるのを待つだけですね。
いつ頃納品になるのか考えないといけなくなってきましたよ、僕は急ぎませんがお客様が急がれるかもしれませんね。
一日も早く生で見たいですものね・・・まあいずれにしてもメッキ屋さんに頑張ってもらうしかない状態です。
完璧に完成したらお客様にご連絡をするつもりです。

さて次の制作に移らないといけませんね・・・と思って取り出したビンセントブラックシャドウですが。
実車写真と見比べているとどうもフロントタイヤの直径が小さい様な気がします・・・後は良い感じなんですが・・・。
どうもホイールから外している間に少し縮んでしまった??
何故かもとのホイールに入らないのです、これじゃあ使えないですね。

ではキットのタイヤは?と思いましてインストを見るとこんな感じ・・・
でも素材がメタルのタイヤなので使えないけど大きさを確認します・・・とフロントタイヤが今度は実車より少し大きめの感じこの中間が丁度良いのにね。

インストをよく見るとホイールのスポークはエッチング板で準備されていますがフロントは1枚リアは2枚のエッチングを使う様になっています。
しかしこれはありえないので多分フロントも2枚使うのだろうと・・・思っています。
しかし!
肝心のエッチング板は2枚しか入っていませ~ん、これはピンチですね・・・キットの部品を使っても組み上がらないという事ですね。
スポークのエッチングは僕の制作理念に合わないから作りたくない・・・しかもホイールリムはグダグダの鋳物をメッキしている・・・。


もう一度ホイールのドナーから探し直しをしないとダメみたいです・・・。

と言う事で現在名古屋方面からドナドナが定形外郵便でアトリエに向かっています~郵便屋さんよろしくお願い致します!