Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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また250TRの罠に・・・(笑)

2014-04-22 21:51:49 | Ferrari250TR NART 1958
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今日は昨日までの曇天が嘘の様に・・・とまではいかないまでもまずまずの天気でしたね。
さてこの時期になると気になるのはゴールデンウイークの天気予報ですね。
当店などは天気が良くても悪くても余り関係がない様に思いますが雨が降ったり寒かったりすればご来店のお客様がなかなか大変ではないかと先に気になりますね。
どうかほどほどの天気で有って欲しいと思う今日この頃です。

さて制作ですが、275はパーツ待ち、ビンセントブラックシャドウはドナドナ待ちなので必然的に250TRを進める事になります。
ボディの中を先に・・・と思うとコクピットの中を何とかしたいところです。
なので今日はステアリング関係を作ろうと思い立ちました。
CMCの250TRを見るとダッシュボードの裏側はこんな感じでフレームが通っています、0666MMはどうなっているのかわからないのですがこの部分の資料はこれしか無いので取り敢えずこれを参考に作ります。
本当は少し形状が違っているかもしれませんがあくまでも雰囲気という事で・・・。

試作用のNo.1シャーシで試作組立てをしてみます。
まずは左右のフレームを0.8mm真鍮線で結びます、このパイプは多分全てに共通じゃないのかな・・・どこかで左右を結ばないといけないのでね・・・。
そのフレームにステアリングを止める為の内径0.8mmのパイプを半田付けします。
この時にメーターのタコメーターの下側中央に近接して出てくる様にしておきます。

最初に付けた左右を結ぶフレームの真中に上側に延びてボディを支えるパイプを立て左側に補強の斜めのフレームを・・・
そこからステアリングシャフトの部分に0.6mm真鍮線を延ばしてステアリングシャフトの補強をします。
日本語にするとなかなか難しいので画像を見てご判断ください(笑)

ボディを乗せるとこんな感じにチラッと見えてかなりかっこいいですね・・・。
このフレームはやっぱり作るべきですね~。

同じ作業を残り4台繰り返しますともう午後も遅い時間になってしまいました。
まだ夕方ではないけど結構時間がかかりますね。
下の画像はNo.2シャーシです。

ボディをかぶせて確認は必須ですね・・・ここでどこかに当たってしまうとNGですからね。

続いてステアリングコラムを削り出しています。
ステアリングコラムは250GTOの様な感じの物です。
試作を含めて6台分作っていますよ。

コラムの横にウインカースイッチを取付ける為に1.5mmの穴を掘っています。
こんな作業はフライス盤とエンドミルが役に立ちますね。

深さが今一歩よくわからないのですが浅いとここに部品を取付けた時にはめ込みが少なくなってしまいます、深いと貫通しそうでちょっと怖いですね。

次はいよいよ突っ切りバイトで切り落とします。
これでコラム本体は完成です。

次はウインカースイッチの部分を削ります。
このスイッチは一部分がメッキになっていますので後で磨き出しをする為に素材を洋白にします。
複雑な形状ですが何度か繰り返す事で揃った部品を作る事が出来ます。

先ほど作ったコラム本体はこんな感じです・・・

ウインカースイッチを突っ切りバイトで切り出しました。
一見ちょっと長い感じもしますがコラム本体に少し埋まってしまう部分も有りますのでこの長さでよいのではないかと思います。

コラムとウインカースイッチをハンダ付けしてみました、いよいよ組立てです。
磨き出しは塗装の前にしますのでこの時点ではまだしてありません・・・

ステアリングシャフトに差し込んで固定出来る様に0.8mmの真鍮線を差し込んで半田付け・・・

シャーシに差し込んでみると・・・良い感じですね。
ボディが乗るともっと良い感じになりますよ。

・・・ところがウインカーレバーが右に付くのか左に付くのか調べていたら0666MMは試作車なのでウインカーレバーがないのです。
恐らくスーパーセブンの様にダッシュボードのスイッチでウインカーを出していたのでしょうね・・・。

6台分も作ったのに使えるのはLHDの1台だけですね、6個のうちに一番良い出来の物を1個使うという誠に贅沢なモデリングになってしましました。
あ~痛~!また250TRの罠にはまってしまいました~!(笑)