Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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いよいよゴールデンウィークになりましたね!

2014-04-25 21:27:16 | Ferrari250TR NART 1958
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明日からゴールデンウィーク(以下GWと記載)の方も多いかな~まあサービス業の方は連休も関係ないよって方もいらっしゃるかと思いますが、それでも大多数の方はお休みなんでしょう。
私ですか?私は勿論仕事ですよ、普段余り仕事らしい仕事をしていないのでこんな場合には全日程仕事になります。
幸いな事に!?このGWの間休日となる水曜日がないのでGW間の水曜日は営業をされますか?というお問い合わせは無いですね。
この事について全く考えなくても良いのは助かります、そのかわりと言ってはナニですが後日まとまったお休みを頂こうかと思っています。
5月の中頃には静岡のホビーショーも有りますし、お客様やお仲間さんとのオフ会も有りますのでなんとか都合をつけたいと思っています。
しかし、静岡って不便ですね東京に行くよりも交通費が高くなってしまうんですね、JRで行っても名古屋乗り換えで時間もかかりますし・・・。
いっその事東京でやってもらった方が良いかな~。
今なら格安の航空券も有りますし・・・。

と言う様な愚痴は置いておいて(笑)制作に入りましょう。
今日はシフトレバーの部分を制作します、今日は250TRに騙されない様にしなければなりません(暴)
まずは事前のリサーチですね・・・RHDは・・・
一般的なフェラーリ特有のシフトゲートが有る訳では無くゴムのブーツに囲まれていますね・・・下側の台の方も一般的な物と比べて少し太く頑丈な構造の様です。

一般的なLHDのシフトレバーはこんな感じです、RHDを見た後では少々貧弱な印象が有りますが、まあこれで必要にして十分という事でしょうね。

まずは数の多いRHDを作ります。
どんな作り方が良いのか考えました、量産型なら1個真鍮で作って後はレジンで複製というのが一般的(だから安く作れるのです)ですがどうも関東方面の方から「金属で・・・」と言う声が聞こえてきますので真鍮を使う事に致します。
塗装をすれば質感は気にならないのですが・・・見えなくてもやっぱり作る工程をお客様がご覧になっていますので手は抜けないですよ(笑)
まあ知る人ぞ知るで良いのでは無いかと・・・
と言う事で今日も旋盤とフライスを駆使しまして・・・まず旋盤で素材の端面を整えます。
次にフライス盤に割り出し円テーブルと旋盤のチャックをセットしまして丸棒から四角い棒を削り出しています。

次にチャックに取り付けた丸棒を外さないうちに0.4mm程フライスの刃を上に上げて直径で0.8mm程大きな四角を削ります。
この少し大きな部分が台座のフランジになる訳ですなので奇麗に平面を出したかった訳ですし上部とフランジを別々に作ればまだ簡単なのですがフランジと上部の間に接続部分が出来てしまいます、なのでここは一体に作りたかった訳です。

次にフライス版を片付けまして再び旋盤に素材をセットします。
フランジの部分が0.3mm程になる様に突っ切りバイトで切り取ります。
5個作ってあるのは予備の為でして5台付くると言う事では有りません。
フランジの四隅をペーパーで少し丸めてやります、角ばった部分はその様に少し丸い部分もその様にほんの一手間では有りますが大事なところ。

大きさや形状が気になりますので取り敢えず車体に取付けてみましょう。
元々有るシフト部分の凸部分を削ってしまいます。下側はセンタートンネルなのでカマボコ型ですが新しいシフトレバーの元の部分が自然な形で収まる様に削らなければなりません、まあ他に干渉する物も少ないですからこれは塗装前に分解した時、つまりサフを入れる前に削って合わせれば良いでしょう・・・忘れない様にしなければなりませんね。

取り付けはセンターに残ったピンを差し込みピンとして使いました。
0.6mm程なので丁度良いですね。
大きさや形状はなかなか良い感じでは無いでしょうか・・・

次はLHDです。
キットのシフトゲートを削ってゆきます。
このシフトゲートはキットの物よりも繊細な感じがしますので他から流用したやや小さなシフトゲートを使いました。
さすがにこれを削る為には一度分解した方が良いですね。

エッチングのゲートを乗せてみました・・・
なかなか良い感じですね。
繊細さも出ています・・・。

明日はRHD用のシフトブーツやレバーを作ります。