Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日も全国的に不安定な天気だった様ですね

2014-09-11 17:30:20 | Vincent Black Shadow
昨日はお休みを頂きまして午前中は家の片付けをしていました。
自宅の洗面化粧台の水栓から水漏れが発覚しましたので何とか修理を・・・と試みましたがTOTO製なのですが少し変わった商品だった様で水栓金具にも洗面化粧台本体にも品番を示すラベルが無く部品が入手不能という事で全体を交換する事に成りました。
それを交換という事はそれだけでは済みませんで壁や天井のクロスなどを交換する事になりましてその為に家具を移動したりと言う事前準備をしておりました。
午後からはゆっくりと出勤(休みなので出勤では無いかも・・・)しバイクのレストアをしておりました。
レストアと言っても大きな作業はもうほとんど無くてタンク/サイドカバー/リアカバーなど塗装が必要な物の下地を作る為にペーパーでひたすら水研ぎしていました。
組立てたと言えるのは排気管(チャンバーですね)とヘッドライトくらいでしょうか・・・後はウインカーを付けたら電装系のテストが出来ますね。
エンジンを再始動するのはその後になりそうです・・・。

山陰では昨日の夕方から今朝にかけて天気が不安定になっていた様で一時的に凄い勢いで雨が降っていました。
北海道でも刻々と時間が過ぎるごとに避難勧告が追加されていましたね、北海道の札幌の248F-1をオーダーして下さっているKさんはご無事でしょうか?
この近年はこんな天気が続きますね、異常気象と言う言葉で片付けてしまってはいけない様な気がしますね、いつどこでも起こりうる事ですから十分に注意をして的確な判断を求められる様です。
どうか被害が最小限で収まります様にお祈り致します。

さて数日前に当店にも遅ればせながらアイドロンMP4/5Bが入荷しまして今日はデカールを貼る作業から始めましょう。
制作に入るトレーニングには丁度良いレベルの仕事ですね、、毎日作っていてもいきなり難しい仕事から始めるのは難しい事でしていきなり考え込んでしまうと手が進まなくなってしまう事も有りますしそんな日は効率の良くない仕事になってしまいます。


リアウイングの小さな部品はエナメルシンナーを流して接着剤を緩めてから一旦取り外します。
デカールを貼って完全に乾いてから再びクリアーボンドで取付けます。


さて今日はビンセントブラックシャドウの制作にとって難しい部品を作る事になりました。
そう!エキゾーストです。
エキゾーストの部品はメタル製の部品にメッキをかけた物がキットに付属していましたがどことなくダルな部品でしてここはパキッとした美しいキャブトンマフラーをつけたい物ですね。
まずは素材から・・・一昨日旋盤で削っていた2.3mmの真鍮線を焼き鈍しました。
かなり太い素材になりますので曲げが楽になる様にですが、これくらいの太さになると結構堅いですね。

ちょっと曲げてみました(笑)
これくらいのカーブなら曲げやすいのですがこれくらい前側にエキゾーストが出ていますとフロントのフェンダーに当たってしまいます。
このバイクエンジンのクランクケースとフェンダーのクリアランスがかなり小さいのです、もう少し後側を通る様に調整が必要ですね。

まあ取り敢えず曲げられる事は確認出来ましたので他の部分を準備してゆきましょう。
今削っているのはキャブトンマフラーになる部分です。
もちろん後には穴を開けておきますね、穴が無くてはそれらしく見えないですからね~。

削り出した部品はこれだけです。
最初に曲げていた部品は少し細かったので作り直しをしました、ドライバーの部分に転がっているのがソレです。
一番下側に有るのが新しく削り出したメインのパイプ、その上側の短い部分はメインから分岐している部分ですね。
その上側の少し長い物が2番シリンダーのエキパイになる部分、左側のは何も説明が要らないかもしれませんがキャブトンマフラーになる部分ですね。
上側にはキットの物を並べてありますので雰囲気はわかって頂けるかと思います。

現状フロントフォークが一番後に寄った状態(まだ調整は可能ですのでご安心を)がこんな感じですね、クランクケースとのクリアランスがなかり少ないのがわかって頂けるかと思います。

実車でもこんな感じですね・・・。
かなり少ないでしょ!?

いよいよ曲げの作業に入りましょう。
曲げはペンチや時計ヤットコにつかんで曲げてはいけません、特にこの様に端の部分は潰れやすいですからね~
こんな場合は少しだけ内径が大きなパイプに差し込んでおいて曲げますと傷を付けずに曲げられます、特に焼き鈍しをしてありますから何かでつかんでしまうと傷が付いてしまうのです。

最後尾のマフラーの位置と角度を決めます。
こんな感じで少し先が上がる様な感じにします・・・これは実車通りです。

マフラーを作る作業は結構時間がかかります、大体は曲げてありますが微調整をしないと取り付けは難しいと思います。
ここで今日は時間となってしまいましたこの続きはまた明日公開致しましょう。