Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディの原型の製作Ver.4

2015-03-10 14:53:07 | Ferrari308GT Rainbow
今日は寒いですね~!
日本全国荒れ模様だそうでして・・・今期最大級の寒気団が来ているとかいないとか・・・らしいです。
アトリエの外の空もこんな感じですね、今は止んでいますが先ほどまで雪が降っていました。


降りものがしていますと外での仕事を諦めて製作に打ち込めますからこれはこれで良いのですが少し本末転倒している様な気もしますが・・・

さて製作です、昨日までにアトランティックのタイヤは完成致しましたので今日からは本腰を入れてレインボウの製作を致しましょう。
では「昨日までは本腰を入れていなかったのか」と言う突っ込みは無しでお願い致します(笑)

さて本日はレインボウのボディ原型の製作Ver.4をお送り致しましょう。
一昨日はボディ後部の補強をメインにお伝えしましたので今日は残っている、そして少し面倒なフロントの部分です。
ホイールアーチの部分を先にするのか、ノーズの先端部分を先にするのか意見が分かれる所なのですが、今回は難しい部分・・・つまり先端の部分を先に作る事に致します。
ここは元々のミニカーではシャーシ側にモールドされています。
しかしその構造ですとノーズの下側に分割線が出来てしまいます、ダイキャストミニカーなら許されるのかもしれませんが少なくとも私はそれを良しとはしないんですね。

なのでここはボディと一体に作っておきまして一体にキャスティングをする事にします。
何も無い部分にダクトの開口部を作るのはなかなか難しいので採寸して切れ目を入れておいてプラ板を接着してインテークを作ってみようと思います。
正確な穴を開けたいので先にプラ板がガイドになる様に組んでゆきたいのです。
まずは鋸で切っております鋸刃の幅がプラ板と丁度合うサイズの方が良いですね、後で差し込んで接着しないといけないですからね。

こんな風に差し込んで接着し大体の部分でカットしておきます。

4枚のプラ板が差し込まれて接着されたのがわかりますね。
この差し込みはラジエターのインテークの穴の両サイドになる部分ですね。
もちろんグリルの部分にはみ出したプラ板は削って形状を合わせておきます。

差し込んで接着したプラ板を削っておおまかなボディ形状に仕上げます。
この板がガイドになりますから責任重大ですね・・・・(笑)
ほぼ直線の面なんだけど両端が少しだけRが付いていますね・・・

次は冷却ダクトの前後のラインになる部分に切り目をしれてプラ板を差し込みます。
これで冷却ダクトの形状は決まりましたね・・・

ダクトの前後面のガイドにしたプラ板を削ります。
他の面も参考にしながら理想の曲面が出る様に致します。

最後にホイールアーチの部分のプラ板を取付けます。
この板は厚みが1.0mmですがボディ下部にシャーシとして取付けるメタルの板が1.5mm程になりますのでその厚みを考慮しておかないといけませんね。
きちんとステンレスのスケールなどを当てまして確認しながらの作業ですね。

フロントアクスルのシャフトの通り道になる部品も取付けましょう、まあこんな部品は準備されていないので自分で作るのです。
最終的には組立てる時に少し調整が必要ですね。

パテを盛りました。
この凹みの部分にはポリパテを入れます。
ダイキャストとホワイトメタル、そしてレジンではボディの原型の作り方が違いますね。
レジンの場合はこの部分は抜かずにレジンで埋めてしまうのですね。

タイヤを探してきました。
この時代のスポーツタイヤはピレリのP7でしたね~
かなり懐かしい様な気がします。
これはランチアストラトスの為に作ったタイヤが丁度良いのでこれでゆきましょうか!

これはリアタイヤなのですが右側はミニカーのP7、左側はストラトスのリアですね・・・
サイズはピッタリと一緒ですね。