今日はキットの紹介だけで終わったと思っている人はちょっと甘い・・・(笑)
実はこれからが本当の更新ですね!
天気は雨、外仕事はお休み!
だからアトリエの中で製作・・・
そうそう,先日入荷したFerrrari 375MMの発送とお客様への連絡業務ですこれもまた結構な時間がかかりますね。
それが一段落してやっと製作ですね。
と言ってもタイヤのキャスティングなんですけど・・・結論から書けばこれがなかなか上手くいかない。
まず昨日キャストしておいた物は一晩経過して完全硬化していました。
シリコン型から外すのですが・・・これが嫌な感覚なんです。
何やらかなり固い・・・
シリコン型から外す時にすでによくわかる硬さ・・・(笑)
どうやら一つ混ぜるのを忘れていた感じですね。
この樹脂は調整剤を入れると硬化しても完全硬化せず硬化後にもゴムの様な弾力を持つのです。
どうやら硬化剤は入れたけど調整剤は入れなかったらしい・・・だからカチカチにはならないけどかなり堅いですね。
硬化しかけたキットのタイヤと同じ位・・・と言えばわかりが良いのかな!?
気泡は全くないので良かったんだけど・・・
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この通り気泡は全く無し、
トレッドも奇麗に出ています・・・実に奇麗。
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では使えないのかと言うと・・・何とかホイールには嵌められます。
ちょっと窮屈な感じですし経年変化でもっと硬化する恐れが有るのでやっぱりこれは使えないですね。
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今度はきちんと計量して間違いなく調整剤を入れて混合しました。
キャスティングして加温しますと速攻で固まります。
まあ完全には固まらないのですが脱型は可能なくらい硬化致します。
・・・ところが9個のタイヤ全てに気泡が発生しています、しかも同じ部分に気泡が溜っていますね・・・わかりますか?
注型口の反対側つまり一番下の部分の上側に溜っている訳ですね。
実はこの時失敗の原因に心当たりが有りました、真空を1度しか掛けなかったのです。
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実は樹脂は真空の状態では温度は上がっていないのですが沸騰状態になるんですね。
つまり液体が蒸発して気体になっている訳なのです。
最初に真空になった時に真空を解除しますとこの時に樹脂が流れ込むのですが今まではもう一度真空を掛けていたのです。
この方法は粘度の有る硬化までに時間がかかる液体をキャストする時には有効な物なのですがこの失敗作のときは1度しか掛けなかったのです。
と言うのもタイヤの中で沸騰状態になると余計に気泡が抜け難いのではないかと考えたのですが・・・間違っていましたね。
やはりこの場合2度真空を掛けまして1度目は普通に,2度目は真空になった途端に早めに真空を解除して沸騰させない方が成功率が高い様です。
コチラが今日2度目のキャスティングです
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奇麗にキャスト出来ていますね,コチラのタイヤはご依頼者の方のお一人にお送り致しました。
そして3度目のキャストですが理屈がわかればもう失敗は有りません,失敗が有ったとしたらそれは偶然気泡が入った位の事ですね。
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そして4回もキャスティングをしますと25本と2本の余分までタイヤが完成致します。
もう一度位はキャストして予備を作っておきましょう。
偶然にも気泡が入ったりして使えない物も当然ながら出て来ますからね・・・
使わずに済めばそれはそれで良い訳で・・・心の余裕になりますね(笑)
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これでタイヤが完成致しました。
実はこれからが本当の更新ですね!
天気は雨、外仕事はお休み!
だからアトリエの中で製作・・・
そうそう,先日入荷したFerrrari 375MMの発送とお客様への連絡業務ですこれもまた結構な時間がかかりますね。
それが一段落してやっと製作ですね。
と言ってもタイヤのキャスティングなんですけど・・・結論から書けばこれがなかなか上手くいかない。
まず昨日キャストしておいた物は一晩経過して完全硬化していました。
シリコン型から外すのですが・・・これが嫌な感覚なんです。
何やらかなり固い・・・
シリコン型から外す時にすでによくわかる硬さ・・・(笑)
どうやら一つ混ぜるのを忘れていた感じですね。
この樹脂は調整剤を入れると硬化しても完全硬化せず硬化後にもゴムの様な弾力を持つのです。
どうやら硬化剤は入れたけど調整剤は入れなかったらしい・・・だからカチカチにはならないけどかなり堅いですね。
硬化しかけたキットのタイヤと同じ位・・・と言えばわかりが良いのかな!?
気泡は全くないので良かったんだけど・・・
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この通り気泡は全く無し、
トレッドも奇麗に出ています・・・実に奇麗。
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では使えないのかと言うと・・・何とかホイールには嵌められます。
ちょっと窮屈な感じですし経年変化でもっと硬化する恐れが有るのでやっぱりこれは使えないですね。
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今度はきちんと計量して間違いなく調整剤を入れて混合しました。
キャスティングして加温しますと速攻で固まります。
まあ完全には固まらないのですが脱型は可能なくらい硬化致します。
・・・ところが9個のタイヤ全てに気泡が発生しています、しかも同じ部分に気泡が溜っていますね・・・わかりますか?
注型口の反対側つまり一番下の部分の上側に溜っている訳ですね。
実はこの時失敗の原因に心当たりが有りました、真空を1度しか掛けなかったのです。
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実は樹脂は真空の状態では温度は上がっていないのですが沸騰状態になるんですね。
つまり液体が蒸発して気体になっている訳なのです。
最初に真空になった時に真空を解除しますとこの時に樹脂が流れ込むのですが今まではもう一度真空を掛けていたのです。
この方法は粘度の有る硬化までに時間がかかる液体をキャストする時には有効な物なのですがこの失敗作のときは1度しか掛けなかったのです。
と言うのもタイヤの中で沸騰状態になると余計に気泡が抜け難いのではないかと考えたのですが・・・間違っていましたね。
やはりこの場合2度真空を掛けまして1度目は普通に,2度目は真空になった途端に早めに真空を解除して沸騰させない方が成功率が高い様です。
コチラが今日2度目のキャスティングです
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奇麗にキャスト出来ていますね,コチラのタイヤはご依頼者の方のお一人にお送り致しました。
そして3度目のキャストですが理屈がわかればもう失敗は有りません,失敗が有ったとしたらそれは偶然気泡が入った位の事ですね。
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そして4回もキャスティングをしますと25本と2本の余分までタイヤが完成致します。
もう一度位はキャストして予備を作っておきましょう。
偶然にも気泡が入ったりして使えない物も当然ながら出て来ますからね・・・
使わずに済めばそれはそれで良い訳で・・・心の余裕になりますね(笑)
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これでタイヤが完成致しました。