Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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塗装Ver.1

2016-02-13 23:02:57 | Mazda Carol360DX
312T2のエンジンの制作は追加の仕事です、あくまでもメインはコチラですよ(笑)
但しどちらも手抜きは無しですよ、精一杯感動して頂きたいですからね。

さてキャロルですが持ち手を付けて早速塗装に入っています
ボディにサフが入りました筋彫りがちょっと甘いのでパテを入れてから掘り直しが必要かもしれませんね・・・まあ明日もう少し良く見てみようと思います。

ホイールキャップはメッキ調の塗装の前段階でグロスブラックを塗っています、グロスブラックを塗らなくてもクリアーだけでも良いらしいですがまあ基本という事で・・・この後クリアーを塗ります。

塗料が硬化するまで他の事をしなければならないので・・・
メッキのバンパーを何とかしましょうかね
まずは1500番程のペーパーでバンパーのヤスリ傷を消します

リューターを使ってバフ掛けをします
ピカピカになるまでバフをかけますよ、傷が残っていたら1500番のペーパーに戻ってやり直します。
何度か行きつ戻りつしますとやがてピカピカに・・・

バンパーのステーに銅線をハンダ付けしましてフロント用とリア用を一体にします
そしてメッキセットに付いていた洗浄液につけて洗います。
洗ってからは手で掴まないで下さい、手油が付きますとムラになる様です。

+側にニッケル板を取り付けてー側にはメッキをするもの(今回の場合はバンパーですね)を取り付けます

よく見ますと少し泡が出ていますね
電極に当たらない様に気をつけなければなりませんね。

約1分程でニッケルメッキの完成です

コンパウンドを付けて少し磨きますと一段と光り具合が良くなりますね、このままでもまぶしい程輝いています。
この上にクロームを掛けますとクロームメッキとなるらしいです。
メッキ屋さんの受け売りですよ(笑)

312T2エンジンの塗装

2016-02-13 22:35:52 | その他
今日は70%の降水確率でした、出勤時には降っていなかったのですがアトリエに着く事にはポツポツと雨粒が落ちてまいりました。
しかしその後降り止んでしまったのでこのチャンスにニンニクに寒肥をやろうと外に出ました、2/3程済ませた所で再び雨が落ちて来まして中断してしまいました。
明日は暴風が吹くらしいのですが・・・雨が降らなかったら残り1/3を済ませてしまいたいですね。

さて今日も最初に312T2のエンジンを進めてゆきます。
今日はエンジンの部品に塗装をしたいのですが・・・最初に調べなくてはならない事が有ります。
御客様に先日連絡した時にはエンジンスタンドはフェラーリレッドにしてFerrariの文字を入れましょうか・・・などと話しておりましたが、この時代のフェラーリF-1チームはどこの工具を使っていたんだろうと素朴な疑問。
もしわかればエンジンスタンドもそれに沿って塗った方がそれらしいと言えるでしょう。
PCで検索すると312Tの時代はどうやらBetaと言うメーカーの物を使っていた様で自社の広告にもこの様な写真を出してフェラーリのチームに工具が採用されている事を宣伝していますね。
多分312T2の時も変わらずに使われていたのではないかと思われます。
その後今までに私が知っているだけで2回変わっていますが・・・

そう言えば20年以上前に上京した時に車の修理が好きだった亡父にお土産としてBetaのドライバーをプレゼントした事が有ります。
確かフェラーリF-1チームが純正使用している工具メーカーの物として買った事を思い出しました。
父が亡くなってから遺品の整理をしていましたら父の部屋からこのドライバーセットが出て来たのを思い出しました。
どうやら大切にしようとガレージでは使わずに自分の部屋に仕舞っていたんですね。
今では私のアトリエの工具箱に入れて使っています。


塗装に備えて乾燥機を開けようと片付けていたら先日某フィニッシャーさんの為に作っていた木製ベースの予備が出て来ました。
最初はコチラで作っていたのですが4辺に飾り切りをしてありますと台座の有効面積が若干小さくなってしまいますので飾り切りをしていない物に変更し予備となってしまった物でした。
せっかく造って頂いた物なのでもう一度クリアーを塗りまして仕上げをいたします。
表面を良く見ますと1回のクリアーでは木の表面の繊維が飛び出ているのでこれを研磨して再びクリアーを塗りたいですね。
また大きめの展示ベースが必要になりましたら出番が来ると思います。

エンジンスタンドに下塗りのホワイトを塗ります。
カラーはBetaのオレンジを塗りますが下塗りがサフのグレーかホワイトかでは発色が変わって来ると思いますので一応ホワイトを入れておきます。

そしてBeta用に調色したオレンジ色を塗っています。
蛍光灯の下ですから色調が少し変わってますが・・・実物は良いと思いますよ。

エンジンはシャンパンゴールドですね
雑誌の画像によっては完全にゴールドに見える物も有りますがどれが正しいのかわかりませんね。
まあ雰囲気がよろしければOKですね

エキゾーストはフラットホワイトなんですが凹んだ部分とそうでない部分にメリハリを付けたいので先にブラックを塗っておいて後でフラットホワイトを塗ろうという魂胆です・・・果たして上手くゆきますでしょうか!?

エンジンスタンドをオレンジに塗ったからにはBetaのデカールを作らなければなりませんね~
文字のデータはネットで拾って来ました
不要な部分はフォトショップで切り取って加工しておきます
そして印刷したのがこのデカールです

一見良い様に見えますが・・・
Betaの部分に網目の印刷が出ていますね
これはここに白いデータが残っているからなのです
フォトショップを使ってデータを加工する場合2階調化をして白と黒のデータにするのですがこの後に黒い部分だけレイヤーをカットして白いデータを切り取ってしまいます
このレーヤーカットを忘れてしまったので網目の部分が出てしまったのです・・・
Ferrariの文字は他の部分から持って来ましたので網目は出なかったのです。

そこでレイヤーをカットする一連の作業をしますと同じデーターでもこの様に網目が出ないのです。
PCは決して詳しくはないのですがこんな事でも長い間の経験と失敗から得て来た物は結構有りますね。

紙にも一工夫しますよ
デカール用紙は通常B5サイズでして大きなデカールを必要とする場合は別ですが厚みの関係からハガキサイズにカットして印刷するのですがB5からですとハガキサイズが2枚と半端なサイズが残ります。

特注で1/43のミニカーを作る場合小さなデカールを2~4枚程度に作る事が多くそんなにたくさん必要な訳でもありません。
残った半端なサイズを裏側からマスキングテープで張合わせまして・・・

ハガキサイズにカットしますと継ぎ目がこんな所に出来てしまいますが左側はまだまだ使えますよね・・・
今回はこの方法で作った余り物のデカール用紙で印刷してみました。

デカールをカットして貼ってみましたよ・・・如何でしょうか?
Betaのスパナのマークも綺麗に見えますね

オイルフィルターは根元のカシメ部分の表現に金属リングを入れていますがそれを含めてホワイトに塗ってしまいましたのでシンナーを含ませた綿棒で拭き取って金属色を出しましょう・・・
かなりい感じに見えますよ。

デカールを完全に乾燥させた後ウレタンクリアーを塗って仕上げました
この状態でもエンジンスタンドのハンドルはクルクル回りますよ組み立てが楽しみですよ(笑)