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本日の山陰は大変良い天気だったです。
朝から晴れ渡っていまして昼間は大変暖かでした、その代わりと言ってはナニですが朝は放射冷却なのか大変寒くて霜が降りていました。
まあ朝日がちょっと当たればすぐに溶けてしまうのですが・・・。
この暖かさのお陰でアトリエの前に有る庭のサクランボが開花し始めました。
まだこの一輪しか咲いていませんがこの数日はいい天気なので次々と咲いてくる物と思います。
今年はサクランボが穫れるでしょうか?
昨年の様にサクランボのジャムが出来る位穫れれば良いですね〜。
そして本日はメイクアップさんから新しい商品が届きました。
デトマゾパンテーラLとポルシェ962GTi RLR「LAIKA』ですね。
パンテーラの方は昔カーグラフィックでインプレッションが出ていましてなんて格好の良い車だろうかと思っていました。
オーバーフェンダーを持たないLでしたが私の中ではLのオリジナルデザインが素晴らしいと思いますし実車に乗る事が出来るならLの『レッド』しかないな〜と思っています。
店頭見本用をとる事にしましたが他のカラーは考えに入らなかったですね。
ポルシェ962GTi RLR「LAIKA』はイタリアカラーやキャビンに比べますと少し地味かもしれませんがこのボディスタイルは見飽きた(失礼!)普通の956や962などとは全く違うデザインでしかもキットの存在していない『RAIKA』ですからね。
これは外す訳にはゆきません。
と言う事でアトリエの壁を貫通して作ったガラスケースの中にしまっておきました(笑)
さて本日の制作は昨夜気になってなかなか寝れなかったOMのフロントフェンダーを何とかしようと言う事にしました。
何が気になるかと言いますとこの画像をご覧下さい。
当時の画像のアップですが・・・フェンダーとボディの間の隙間をカバーしている板の大きさがキットではかなり小さいのです。
実車はスペアタイヤのすぐ前側まで有りますね。
キットではフロントホイールのすぐ後までで終わっているのです。
これで何が問題なのかと言いますとまずスペアタイヤの位置が前過ぎです。
ボンネットとボディのサイドにスリットが有りますがこのスリットの間の部分に何やら盛り上がった部分が有りますがここに穴を開けてスペアタイヤを取付けろという事なのですが、ここにスペアタイヤを取付けますとスペアタイヤを取り外さないとボンネットを開ける事が出来なくなってしまいます。
実車ではほんの僅かにスペアタイヤの前端がボンネットにかかる位後に取付けられています。
正しいスペアタイヤの位置は大体こんな場所と思われます・・・
これでフェンダーとボディの間の板に戻りますと、この位置に板が有ってもあまり意味が無いのです。
タイヤは回転しながら石や砂そして水を巻き上げて前に進みますからこれをガードしようと思いますとそれから後のカバーが大切になってくるのです。
だからもっと後側に板が長く無いと意味をなさない訳です。
しかも良くご覧になるとわかりますがこの部分はメタルで出来ていますので厚みが1mm以上有るのです。
F-1とかのディフューザーとかですと見えない側を斜めに削って厚みを見せない様にするのですがこの車のこの部品では上からも横からも見えてしまうので斜めに削る位では問題が解決しそうに有りません。
よってこの部分を真鍮板に置き換える事に致しました。
ここの加工はかなり手間がかかりますので皆様には到底お勧め出来る工作では有りません。
まずマスキングテープを貼ってから型取りをします。
剥がしたマスキングテープを古ハガキに貼付けて切り出します。
なぜハガキなのかと言いますとハガキは3次曲面が作り難いですよね、2次曲面なら簡単です。
ここで2次曲面を作ってなるべく形状を合わせてしまいます、その後真鍮板で作ってから微調整で3次曲面を使ってやります。
フェンダーの作り替える部分のメタルをカットして削って整形します。
ア〜もう元には戻れませんね・・・お客様にお預かりしたキットでもう代わりのキットは入手出来ないでしょうから責任重大です。
余分な部分をカットしたフェンダーをボディに仮組しましてその隙間に丁度合う様に一つ前の写真でカットした古ハガキを当てて微調整致します。
ハガキを曲げながら余分な部分を切って合わせてゆきましょう。
ここが一番時間がかかる部分、しかしもっとも大切な部分ですね。
この時点までマスキングテープは剥がしてはいけないのですハガキと一緒に切ったり削ったりして加工して一番良い形状になるまでそのままにします。
良い形状になったらカットした古ハガキからマスキングテープを剥がします。
そして2枚重ねにした真鍮板に貼り付けます。
古ハガキに貼って修正したマスキングテープなので一番良い状態の形状と信じて作業を続けます。
真鍮板をカットして削り合わせます。
2枚(左右)を一緒に作りますから左右ともおかじ形状に作ることができます。
フェンダーとボディの間の板を叩いて形状を合わせておきました。
ただシャーシ側の取り付け用のフランジ部分は別に作ることになります。
下側のRと合わせて真鍮板を切っておきます。
フランジ作ります。
先ほど切った真鍮板をハンダつけします。
端の方のワンポイントをハンダ付けして様子を見ます。
一箇所だけハンダをつけておきましてボディとフェンダーの間に仮組みして様子を確認いたします。
この時寸法だけでなく角度なども確認しておきましょう。
フランジと本体の間にハンダを流して固定いたします、この時仮止めしたハンダの部分を溶かさないようにしないといけません
角度が変わってしまうとせっかく合わせた角度が変わってしまうと意味がなくなりますからね。
フランジ部分を仕上げます
下側のラインを合わせるように削ります、そして取り付け用のビス穴を開けておきましょう。
次は取り付け用のピンをハンダつけします。
このピンで位置合わせをします。
2本目のピンを取り付けます。
この部分はわざわざ2つに分けて説明をしております、なぜならこの作業は一度に行ってはいけないのです。
後ろ側か前側かどちらか一方を先に位置決めしてからもう一方を決めます。
両方を一度に行えば必ずズレが出てしまうのです。
ホワイトメタルのフェンダーと今作った真鍮の板をハンダつけして一体化します。
余分なハンダを削って仕上げたのがこのフェンダーですね。
この部分は一体化しておかないと最終組み立てで絶対に位置が合わないと思います
出来上がった左フェンダーを取り付けました。
こんな感じになります・・・
真鍮の部分は厚みも見えませんしなかなか良い感じです。
上から見ても良い雰囲気ですね・・・
左フェンダーは完成いたしましたが、まだ右フェンダーが残っています、明日は右フェンダーを作りましょう。
思ったよりも時間がかかりますね。
本日の山陰は大変良い天気だったです。
朝から晴れ渡っていまして昼間は大変暖かでした、その代わりと言ってはナニですが朝は放射冷却なのか大変寒くて霜が降りていました。
まあ朝日がちょっと当たればすぐに溶けてしまうのですが・・・。
この暖かさのお陰でアトリエの前に有る庭のサクランボが開花し始めました。
まだこの一輪しか咲いていませんがこの数日はいい天気なので次々と咲いてくる物と思います。
今年はサクランボが穫れるでしょうか?
昨年の様にサクランボのジャムが出来る位穫れれば良いですね〜。
そして本日はメイクアップさんから新しい商品が届きました。
デトマゾパンテーラLとポルシェ962GTi RLR「LAIKA』ですね。
パンテーラの方は昔カーグラフィックでインプレッションが出ていましてなんて格好の良い車だろうかと思っていました。
オーバーフェンダーを持たないLでしたが私の中ではLのオリジナルデザインが素晴らしいと思いますし実車に乗る事が出来るならLの『レッド』しかないな〜と思っています。
店頭見本用をとる事にしましたが他のカラーは考えに入らなかったですね。
ポルシェ962GTi RLR「LAIKA』はイタリアカラーやキャビンに比べますと少し地味かもしれませんがこのボディスタイルは見飽きた(失礼!)普通の956や962などとは全く違うデザインでしかもキットの存在していない『RAIKA』ですからね。
これは外す訳にはゆきません。
と言う事でアトリエの壁を貫通して作ったガラスケースの中にしまっておきました(笑)
さて本日の制作は昨夜気になってなかなか寝れなかったOMのフロントフェンダーを何とかしようと言う事にしました。
何が気になるかと言いますとこの画像をご覧下さい。
当時の画像のアップですが・・・フェンダーとボディの間の隙間をカバーしている板の大きさがキットではかなり小さいのです。
実車はスペアタイヤのすぐ前側まで有りますね。
キットではフロントホイールのすぐ後までで終わっているのです。
これで何が問題なのかと言いますとまずスペアタイヤの位置が前過ぎです。
ボンネットとボディのサイドにスリットが有りますがこのスリットの間の部分に何やら盛り上がった部分が有りますがここに穴を開けてスペアタイヤを取付けろという事なのですが、ここにスペアタイヤを取付けますとスペアタイヤを取り外さないとボンネットを開ける事が出来なくなってしまいます。
実車ではほんの僅かにスペアタイヤの前端がボンネットにかかる位後に取付けられています。
正しいスペアタイヤの位置は大体こんな場所と思われます・・・
これでフェンダーとボディの間の板に戻りますと、この位置に板が有ってもあまり意味が無いのです。
タイヤは回転しながら石や砂そして水を巻き上げて前に進みますからこれをガードしようと思いますとそれから後のカバーが大切になってくるのです。
だからもっと後側に板が長く無いと意味をなさない訳です。
しかも良くご覧になるとわかりますがこの部分はメタルで出来ていますので厚みが1mm以上有るのです。
F-1とかのディフューザーとかですと見えない側を斜めに削って厚みを見せない様にするのですがこの車のこの部品では上からも横からも見えてしまうので斜めに削る位では問題が解決しそうに有りません。
よってこの部分を真鍮板に置き換える事に致しました。
ここの加工はかなり手間がかかりますので皆様には到底お勧め出来る工作では有りません。
まずマスキングテープを貼ってから型取りをします。
剥がしたマスキングテープを古ハガキに貼付けて切り出します。
なぜハガキなのかと言いますとハガキは3次曲面が作り難いですよね、2次曲面なら簡単です。
ここで2次曲面を作ってなるべく形状を合わせてしまいます、その後真鍮板で作ってから微調整で3次曲面を使ってやります。
フェンダーの作り替える部分のメタルをカットして削って整形します。
ア〜もう元には戻れませんね・・・お客様にお預かりしたキットでもう代わりのキットは入手出来ないでしょうから責任重大です。
余分な部分をカットしたフェンダーをボディに仮組しましてその隙間に丁度合う様に一つ前の写真でカットした古ハガキを当てて微調整致します。
ハガキを曲げながら余分な部分を切って合わせてゆきましょう。
ここが一番時間がかかる部分、しかしもっとも大切な部分ですね。
この時点までマスキングテープは剥がしてはいけないのですハガキと一緒に切ったり削ったりして加工して一番良い形状になるまでそのままにします。
良い形状になったらカットした古ハガキからマスキングテープを剥がします。
そして2枚重ねにした真鍮板に貼り付けます。
古ハガキに貼って修正したマスキングテープなので一番良い状態の形状と信じて作業を続けます。
真鍮板をカットして削り合わせます。
2枚(左右)を一緒に作りますから左右ともおかじ形状に作ることができます。
フェンダーとボディの間の板を叩いて形状を合わせておきました。
ただシャーシ側の取り付け用のフランジ部分は別に作ることになります。
下側のRと合わせて真鍮板を切っておきます。
フランジ作ります。
先ほど切った真鍮板をハンダつけします。
端の方のワンポイントをハンダ付けして様子を見ます。
一箇所だけハンダをつけておきましてボディとフェンダーの間に仮組みして様子を確認いたします。
この時寸法だけでなく角度なども確認しておきましょう。
フランジと本体の間にハンダを流して固定いたします、この時仮止めしたハンダの部分を溶かさないようにしないといけません
角度が変わってしまうとせっかく合わせた角度が変わってしまうと意味がなくなりますからね。
フランジ部分を仕上げます
下側のラインを合わせるように削ります、そして取り付け用のビス穴を開けておきましょう。
次は取り付け用のピンをハンダつけします。
このピンで位置合わせをします。
2本目のピンを取り付けます。
この部分はわざわざ2つに分けて説明をしております、なぜならこの作業は一度に行ってはいけないのです。
後ろ側か前側かどちらか一方を先に位置決めしてからもう一方を決めます。
両方を一度に行えば必ずズレが出てしまうのです。
ホワイトメタルのフェンダーと今作った真鍮の板をハンダつけして一体化します。
余分なハンダを削って仕上げたのがこのフェンダーですね。
この部分は一体化しておかないと最終組み立てで絶対に位置が合わないと思います
出来上がった左フェンダーを取り付けました。
こんな感じになります・・・
真鍮の部分は厚みも見えませんしなかなか良い感じです。
上から見ても良い雰囲気ですね・・・
左フェンダーは完成いたしましたが、まだ右フェンダーが残っています、明日は右フェンダーを作りましょう。
思ったよりも時間がかかりますね。