Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボディカラー塗装

2016-12-29 19:12:55 |  Stratos JeansChicago

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本日の山陰も冷たい雨が降り続いていましたね。
その上に大変寒いのです・・・。
いつになったら雨が上がるのか・・・困った物です。

気温が低い時の雨なので良い事も有ります。
塗装の時の湿度を余り気にしなくても良いのは助かりますね。
気温が低い時は雨が降っても湿度が大変高くなる事は有りません、気温が低くて天気が良い時よりは確かに湿度が上がりますがそんなに気にしなくても大丈夫です。
そうなんです、本日は大切なボディカラーを塗らなければなりません。
まずはウレタンカラーのホワイトで黄色の下地を塗ってゆきます。
気温は低いので乾燥機で温度を上げて完全硬化させました。
次は中研ぎですね。
800番〜1000番くらいのペーパーで中研ぎをして付いたゴミなどを落とします。
下のサフが出ない事が最低条件なのですが少々ザックリとした仕上げでも問題は無いですね、この時点ではとにかく下地を出さない事とゴミが残らない様にと言うのが優先事項ですね。

ここまで来てちょっと悩むのがボディカラーなのです。
実車の昔の画像では少し山吹色系の黄色なのですが、当時の写真なのでこの色が正解なのか間違いなのかよくわからないのです。
こんな時にはお客様のイメージを大切にしたいので携帯に電話をしてみますが年末でお忙しいのかお出になりません・・・
まあ時期が時期ですからね〜仕方が有りません。

現在の実車はこんな感じでして恐らくラリーで活躍していた頃のカラーでは無くその後に塗り替えられていると思いますが・・・
当時の写真は上の画像が全てなのですが多少の濃い薄いは有りますが全ての写真で山吹色なのです。
と言う事は濃いか薄いかは有るでしょうけれどおおまかに山吹色という事で間違いないのではないかと言う事に致しました。
まあお客様のイメージが最優先させるべきであろうと思いますが・・・。

と言う事でイエローを調色してみました。
右は少し明るめの物、左は資料写真から作ってみたカラーです。
どっちがより相応しいかはなかなか判断が難しい部分なのですが今回は左側で塗ろうと思います。
こちらの方が私のイメージには合いますね。

左側の塗料でも明るい所で写真を写しますとこんなに白っぽく見えてしまいます。
実際にはもっと山吹色なんですよ。

昨日までかなり迷いが有りましたが、本日は頭の中を整理しボディカラーを決めまして塗っておきました。
次はデカールですね。
デカールはアレナキットに付属している物を使います。
それとなく比較しながら構想を練っていて気が付いた事が有ります。
ゼッケンのデカールは何か変じゃないですか?
よく見ますとドアの部分に貼るゼッケンが右側の物しか付属しておりません・・・!?
普通はゼッケンなどと言う物は左右の両方に貼って有る物と思っていましたが・・・上側の実車の参考画像を見ても左右共にゼッケンが貼って有ります。
それに付属しているデカールはどう見ても右側用ですしね・・・。

そう思って詳しくデカールを見てみますとゼッケンの左側が何となく空いているのがわかりますよね〜!?
もっとよく見ますと・・・クリアーのニスだけゼッケンらしき物が印刷してあります。
どうやらデカールのデータを書く時に間違ってしまったんでしょうね。
と言う事はこの仕様のデカールは全てこんなデカールが付いている事になりますよね、まさか私がお預かりしたキットだけにこんなデカールが付属しているとは思えません・・・メーカー完成品も有ると思いますが片側しかゼッケンが貼ってないのでしょうか?
誰かご存知だったら教えて下さい(笑)

そしてデカールは他にも問題が有る事が発覚しました。
ボンネットの上側に有る一番目立つデカールですが、紺色の部分にスクラッチの様な黄色い傷が有りましてこのままでは大変目立ってしまう事がわかりました。
この部分も作り直しが必要の様ですね・・・なかなか楽しいデカールですね。

見積もり準備

2016-12-28 20:56:57 | Benz 280SE

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本日はストラトスのサフェーサーの硬化待ちの為にストラトスを進める事が出来ない為にコチラを進める事にいたします。
今回の製作は一本の電話から始まりました。
九州方面の方から1/18メルセデスベンツ280SEのミニカーのボディカラーの塗り替えのご相談を頂きました。
細かな訳は書くのを控えますがまあとても事情が有る感じでしたね。
どうやらミニカーショップさんでミニカーを購入になられてその場からご連絡を頂いた様でした・・・この部分はあくまでも想像ですが・・・電話の向こうの音とかでだいたい判断が出来ました。
そして参考画像が準備出来ましたらミニカーと一緒に送って頂く様にお願いをして電話をおきました。
そして数日後に下記の様なミニカーが無事に到着しました。

まず最初にするのが収納する為のケースの検討ですね、これが決まらないと見積もりが出来ません。
ミニカーの下に紙を敷きまして展示ベースの大きさを検討します。
何も無いよりも紙の上で大きさを検討すると大きさの理解がつきやすいのです。

ドアを広げても十分な大きさが有る様にしています。
開けて展示という事も想定して大きさを決めてみました。

ルーフにはサンルーフが付いていますがサンルーフの後ろ側のエッジ部分ですが少しブツブツと塗料が膨らんでいる所が有ります。
塗料がダイキャストと反応してブツブツ担っている様です。

これから分解に入りますがその前にボンネットやトランクが勝手に開かない様にテーピングしておきます。
無用な傷が付くのを防ぐ為ですね。

シャーシ部分のネジを6個外しますとシャーシが外れます。
内側はこんな感じになりますね・・・何か味気ない感じがするのは私だけでしょうか?

ボンネットやトランクには色々な大きさのネジが使われていますので迷わない様に別々の袋に入れて保管します。

ここまでバラバラになりました。
見積もりをする時には少なくともこれ位は分解してから見積もりをする必要がありますね。


この後見積もりを作りまして、御客様に電話を入れさせて頂きまして大体の金額をお知らせしておきました、見積もりは郵送でお送り致しましたし本日了解も得られていますので早速本格的に開始する事になります。

ストラトス1号車塗装Ver.1

2016-12-28 20:22:00 |  Stratos JeansChicago

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今日も山陰は寒い一日でしたね。
雪は降りませんでしたが一時的に少し白い物が混じっていた様な気がします。

午前中はお店の年賀状や個人的な年賀状の印刷で半日以上かかってしまいました。
今から出しても年明けに着くかどうかは定かでは有りませんが、まあ早く出した方が良いので急いでいる所なのです。
明日には全部出せると思います。

午後からは製作にかかります。
本日の作業はストラトスの1号車は中研ぎの後の2回目のサフェーサーを塗っています。
中研ぎで研いだ部分は所々で金属の下地が出て来ますから密着性を上げる為に再びサフェーサーを塗る事になります。
塗装になりますと硬化時間は必要ですし作業が単調なので写真が地味で少ないのです(笑)


明日はボディカラーを塗れると良いですね。

ストラトス1号車塗装準備Ver.3

2016-12-27 21:18:00 |  Stratos JeansChicago

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本日は定休日でしたが、私の体の方は全くお休みでは有りません、いつもより余計に忙しい感じがします。
朝一番で散髪・・・子供の頃から行っている近所の理髪店が混まないうちに切って頂きました。
これで頭の方はスッキリと新年を迎えられそうですね。
理髪店から帰っても一服は出来ません、次は大掃除です。
自宅の全てを掃除するには2日間では時間が足りません毎年ポイントを絞って掃除をしています。
窓は朝から雨が降っていまして風も強いので拭けません、お風呂はユニットバスにしてからカビが生えなくなったですし掃除も簡単です。そこで今年は居間の壁の掃除をする事にしました。
毎年掃除はするのですが冬場の暖房を灯油ストーブで行ないますので燃焼による水分が発生し壁が結露するのです。
すると長い間に壁紙の表面にカビが生えたりシミが出来たりします、それを一気に掃除しようと思うのです。
思いと行動は一致する時も有れば一致しない時も有ります・・・(笑)
でも今日は頑張った方かな・・・居間の壁は結構綺麗になりましたよ。

午後からはアトリエに出勤して年賀状を印刷しながら塗装の準備を進めました。
まずはサフを塗ったパーツを中研ぎします。
細かなパーツにもゴミなどが付いていないか確認しながら中研ぎを入れています。

サフを塗ると表面の凹凸が見えて来ます、サフの厚みでも処理出来ない部分は再びパテを入れます。
この時のパテは目の細かな物を使いますのでウェーブのスベスベですね。
サフの上に直接盛れるのはいつも書きますがウレタンサフならではですね。

細かな部品は本日塗装をしています。
ボディは細かな仕上げを必要としますので中研ぎ後にパテを入れて再び研ぎ上げてからサフを入れて表面を確認します。
確認して十分なら初めてボディ塗装に進みます、十分でない場合は上記の作業を繰り返す事になります。
ですからボディ関係は早くても明日の作業ですね。

細かな部品もなかなか手間がかかります。
資料画像や実車を見たときの色具合から色を決めます、当然ですがレースによってボディカラーや部品の色が変わってくる事も有ります。
例えばリアホイールですがこの仕様ではブルーにグレーとホワイトを調色しています。
現在製作中の仕様ではボディが黄色でリアホイールは何故かくすんだブルーなんです。


明日はボディを塗装出来ると良いですね。
ボディカラーの黄色はストレートの黄色では無く少し山吹色系の色の様なんですよね・・・またその具合が微妙なんですよ。
明日も頑張りましょう。

ストラトス2号車最終組み立てVer.18及びストラトス1号車塗装準備Ver.2

2016-12-26 21:25:04 |  Stratos JeansChicago

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本日は朝からず〜っと雨が降り続いていました。
大降りはしないのですが止み間はほぼ無かった様な気がします。
気温は低く寒いです。

本日、九州から次の超特急の仕事が到着しました。
このミニカーをご依頼通りに塗り替えの予定です。
これから少し分解をして見積もりを始めます。
明日には見積もりを発送して1月中頃までには納品をさせて頂ければ良いですね。
画像を拝見していますが、あちこちが違いますね。
少し加工が多めに必要ですね。


さて本日の製作開始です。
ストラトスの2号車はそろそろ完成させないといけないですよね。
かなり長く引きずっていますからね〜。
最後の仕事はサイドウインドウの取り付けです
何故一番最後になったかと言えばサイドウインドウのパーツが傷だらけでそのまま使えなかったのです。
キット付属の部品を型紙にしてアニメセルから切り出しました。
それでも一発では合わなかったのでペーパーで少し削ったら静電気でフロントウインドウにゴミが付いてしまいました。
後で掃除しておきましょう。

ここからはストラトス1号車の塗装準備です。
いままで制作した2号車と3号車の加工カ所を全て参考にして加工します。
ドアのプレスラインも修正します。
やり方は今までと同じ方法です、マスキングテープを貼ってからパテを盛って削っています

今回はパテの硬化不良なども経験していまして、今でも原因は良くわからないのです。
しかしパテを新しい物に交換したらきちんと硬化する様になりました。
この作業は省略出来ませんね。

ルーフのパテも削らなければなりませんね。
ルーフのパテなど比較的大きな面を削る場合は大きめの木片に両面テープでペーパーを固定しておきましてザックと削ってゆきます。
小さな木片で削りますといくら気を付けて削っても凸凹になりやすいので大きな木片を使った方が良いですね。
そして全体が自然な面になる様に全体を見回しながら削ってゆきます

ザックリと削りますとパテに硬化剤を混ぜた時に気泡が入ってしまいますので、この様に気泡が入ってしまいます。
この気泡は気にせず面を整える事を優先して削ります。

目の細かなポリパテを使って先程の気泡を埋めてゆきます。
細かな気泡にも入る様にヘラを使って擦り込む様に盛ります。
気泡にきちんと入れないとアトで同じ作業を何度も繰り返す事になってしまいます、いつまでも終わらないスパイラルに陥ってしまいます。

アンダーガードに取り付け用のピンを打ちます。
ピンの取り付けはアンダーガード自身が重量が有りますから接着剤では取れやすいのでハンダで行ないました。

ルーフのパテを研ぎました。
細かな目のポリパテはウェーブのスベスベを愛用していますが硬化が早くて作業性が良いですね。
普通ならこの部分はポリパテでは無くラッカーパテを使う所なのですがラッカーパテは退けも大きいし硬化が遅く作業性が悪いのでおおよそプロの仕事には使えないですね。

そして全ての部品にウレタンサフを塗りました。
フルディティールの作品は部品点数が多くてなかなか大変です。


明日は中研ぎをしてからボディカラーなども塗れれば良いですね。