踊る小児科医のblog

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理不尽すぎるスーパー「通り魔」殺人事件

2005年02月04日 | NEWS / TOPICS
子を持つ親として、そして子どもの健康と命に関わる立場にある者としても、このニュースはとても正視に耐えません。つい先日、性犯罪者の出所後の情報監視についてコメントしたばかりでしたが、この容疑者は「窃盗罪で懲役刑を受け1月末まで名古屋刑務所豊橋刑務支所に服役し、出所したばかり」だったとのこと。伝えられている限りでは(この警察発表が正しいとは限らないことを常に念頭においておく必要がありますが)、この事件には救いというものが全くありません。もとより、殺人事件に救いなどありようがないのですが、それにしても幼い命が失われたことと家族の悲しみを考えると、犯人をいくら憎んでも極刑に処してもとても代償することはできません。まさかとは思いますが、精神状態がおかしかったのではなく、単に刑務所に戻りたかったがために起こした事件ではないか。。。いずれにせよ、公道や店先などでこういった輩の行動を完全に監視して防ぐことは不可能なので、何らかの抑止力と、前にも書いたように服役中の教育・更正プログラム、そして出所していきなり社会に放り出すするのでなく、何らかの形で社会につなぎ止めておく仕組みが必要なことは間違いないでしょう(仕事なんて自分で探せるわけがない)。犠牲となった翔馬ちゃんのご冥福をお祈りいたします。

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