男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

豚肉とオレンジの皮のサラダ

2012年07月15日 | 肉類・たまご

家の近くに読書好きな従妹が住んでいて、自分が読み終わると家人にもたせて
くれる・・いま手元にあるのは、大庭みな子さんの「枕草紙」の現代語訳です。
高校の授業で古文は一番の苦手・・嫌いでした。枕草子といえば「春はあけぼの」
と、「香炉峯の雪は御簾を揚げて見る」の二段しか覚えていません。

300ページのハードカバーですが、なんとか読み終えました。その中で面白い
とおもったのを・・ご存じかもしれませんが・・紹介します。第127段「ばつの
わるいもの・・原文・・はしたなきもの」です。大庭さんの訳をそのまま書きます。

ばつのわるいもの。
ほかの人をよんでいるのに、自分だと思ってでてきてしまったとき。物をくれよう
とするときだったりすると、いっそうばつがわるい。自分で人の悪口をいいたてた
のを幼い子がきいていて、その人の前でいいだされたとき。かわいそうな話を
きかされ、その人が泣いているのを、あわれだと思ってうなずきながらも、こちら
はいっこうに涙が出ないときはばつがわるい。泣き顔をつくってそれらしいふうを
見せても、涙が出なければしかたがない。そのくせ、うれしいことをきいたりする
ときは、すぐ涙ぐんだりする。

これを読むと、平安時代も現代も一緒ですね。私なんか思い当ることばかりです。
ほかにも、第267段「世の中でつらいことは人ににくまれることだ」、第269段
「人情の深い人こそ一番だが、男はことにそうあってほしい」など、今の世にも
通じることが随所にでてきて、むかしも今も変わらないな・・とおもいました。

レシピは、「豚肉とオレンジの皮のサラダ」と、「きゅうりとハモ皮の二杯酢」です。
夏にふさわしい前菜です。おためしください。

この料理は、ごはんのおかず・・と言うより、お酒の相手によろしい・・お酒も、洋酒のほうが、合うとおもいます。
オレンジの果肉が入るので、たべたときの感じは、デザート感覚がします。原作は、とり肉をオーブンで塩焼き
して細かくむしり、オレンジの皮とソースで和えるというものです。一寸変わった味ですがおいしいと思いました。


材 料 ぶたしゃぶ肉 100g
オレンジ 1/2こ 150g
ズッキーニ 1/3本 50g
マヨネーズ 大さじ 3 30cc
コアントロー 大さじ 2 20cc
白ワイン 1/3カップ 60cc
塩 少々

作り方 豚シャブ肉を塩茹でする
白ワイン60ccと水60ccに、塩火とつまみ加え
火にかけて、沸騰したら豚肉をいれて茹でる。

茹で上がったらザルに上げ、冷ましてから細かく
切っておく。
ズッキーニを小口切りして、豚肉の茹で汁で
ざっと茹で、ザルに上げ、そのまま冷ます。

オレンジの下こしらえ
オレンジの皮をむき、白い部分を削ぎとり、黄色い
皮を、細切りして、熱湯で茹でる。
・・・オレンジの皮の苦味をとる・・・

果肉の薄皮をとり、コロコロに切り分ける。
・・果肉は半分・・全体の1/4ほど
残り半分は、絞ってジュースをとる。

ソースをつくる
オレンジジュースとマヨネーズとコアントローを
混ぜ合わせる。

具材とソースを和える
細切り豚肉と、オレンジの皮、ズッキーニ、オレンジ
の果肉をあわせ、ソースを加えまぜてできあがり。

コメント
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