4月の第二週、山口と広島に旅してきました。この4月の某日、私共夫婦が結婚50年
を迎え、その節目に・・と両親やお世話になった故人のお墓参りを思いつきました。
実家の墓を始め、貧窮の頃に助けて頂いた方、私たちの仲人、家人が世話になった
方など・・山口の熊毛半島から、広島の三原まで4泊5日の墓参りの旅です。
実家の墓は町内のお寺の平坦な墓地ですが、伯父の墓地は、豊後水道に向かって
突き出た、熊毛半島の西に面した山中の寺にあります。ところが、その寺に行くまで
の道が半端でない・・棚田の畔道を広げた様な、狭く曲りくねったガードレールのない
道をそろそろと車を進める・・これは私の弟が案内してくれました。
道のりは壮絶でしたが、眼下に瀬戸内を臨む風景は絶景でした。このお寺の檀家は
お寺参りが大変だろう・・と他人事ながら心配します。今なら車ですが、嘗ては二本の
足が頼りでした。檀家以上に大変なのは、住職だったと思います。
宮島口近くの母方実家の墓地は、前面に厳島を臨む丘にあって、これが60度の傾斜
と思うほど急峻な・・それも足先半分しか乗らない巾狭な、危険極まりない石段道です。
むかしの人は、なぜこのような辛度いところにお墓を・・とぼやきながらお参りしました。
ここまでは全て、実家を守る弟が案内してくれ、おかげで永年の念願が果たせました。
墓参りの最終は三原市内のお寺なので、これは難なくお参りできました。帰途、備後・
鞆の津に立ち寄り一泊します。宿は景勝館漣亭・・1泊の単価は18,000円ほど・・感じ
の良いお宿でした。案内された部屋が4〇〇と私達の記念日と一緒で、偶然なことで
喜び一入でした。食事のとき係の方にそれを告げると「お祝いのしるしです」と言って
備前焼の湯呑を二つ進呈してくれました。こういう心遣いは嬉しいものですね。
話代りまして、旅に駅弁はつきもの・・今回食べた駅弁は全部で5種類。アナゴめしが
二つに穴子寿司・・とアナゴ素材が三つでした。中でも秀逸なのは宮島口の「うえの」
のあなごめしでした。姫路駅「まねき」のあなご寿司も絶品でした。因みに、お値段は
「うえの」の「あなごめし」は@1726円、「まねき」の「あなご寿司」は@1350円です。
旅から帰った翌日、足がパンパンに張って買い物に行く気になれず、冷凍在庫の食材
から明石の焼き穴子を選び、宮島口「うえの」の伝統の炊き方でチャレンジしました。
アナゴの巻き焼きは、世話になった実家で作ったものの再現です。
あなご飯は№95でお送りしていますが、作り方は白いご飯にたれを回しかけて焼穴子を乗せ
かき混ぜながら食べる・・あなご飯というよりあなご丼に近いご飯でした。今回レシピは焼穴子
の頭としっぽを煮た出汁でご飯を炊き、焼穴子をトッピングした本格派・・思ったより簡単でした。
材 料 ・・分量は2~3人分
米 1カップ 150g ・・もち米と一緒に洗い1時間水に浸してザルに上げ、水気を切る
もち米 1/3カップ 60g
出汁 250cc
焼きアナゴ 5尾 180g ・・頭としっぽを取った正味量は120g
出汁の材料と作り方
昆布出汁 2カップ 360cc
日本酒 大さじ 2 20cc
創味つゆ 大さじ 1 10cc
焼穴子の頭としっぽ 5尾分
出汁の材料全部を鍋に入れて弱火で煮る。
フツフツし始めて5~6分煮て火を止める。
粗熱が取れたら網ザルで漉しとる。
ご飯を炊く
水切りした米と分量の出汁を釜に入れて炊く。
焼穴子を温めて4cmに切る
焼穴子を残った出汁にくぐらせてラップに包み
電子レンジで温め、4cm長さに切る。
ご飯が炊き上がったら底から混ぜて器に盛り
焼穴子をご飯の上に隙間なく並べてできあがり。
頭としっぽの活用
頭としっぽと出汁の残りで豆腐を煮るとおいしい。
出汁が薄味なので、創味つゆなどを加える。
を迎え、その節目に・・と両親やお世話になった故人のお墓参りを思いつきました。
実家の墓を始め、貧窮の頃に助けて頂いた方、私たちの仲人、家人が世話になった
方など・・山口の熊毛半島から、広島の三原まで4泊5日の墓参りの旅です。
実家の墓は町内のお寺の平坦な墓地ですが、伯父の墓地は、豊後水道に向かって
突き出た、熊毛半島の西に面した山中の寺にあります。ところが、その寺に行くまで
の道が半端でない・・棚田の畔道を広げた様な、狭く曲りくねったガードレールのない
道をそろそろと車を進める・・これは私の弟が案内してくれました。
道のりは壮絶でしたが、眼下に瀬戸内を臨む風景は絶景でした。このお寺の檀家は
お寺参りが大変だろう・・と他人事ながら心配します。今なら車ですが、嘗ては二本の
足が頼りでした。檀家以上に大変なのは、住職だったと思います。
宮島口近くの母方実家の墓地は、前面に厳島を臨む丘にあって、これが60度の傾斜
と思うほど急峻な・・それも足先半分しか乗らない巾狭な、危険極まりない石段道です。
むかしの人は、なぜこのような辛度いところにお墓を・・とぼやきながらお参りしました。
ここまでは全て、実家を守る弟が案内してくれ、おかげで永年の念願が果たせました。
墓参りの最終は三原市内のお寺なので、これは難なくお参りできました。帰途、備後・
鞆の津に立ち寄り一泊します。宿は景勝館漣亭・・1泊の単価は18,000円ほど・・感じ
の良いお宿でした。案内された部屋が4〇〇と私達の記念日と一緒で、偶然なことで
喜び一入でした。食事のとき係の方にそれを告げると「お祝いのしるしです」と言って
備前焼の湯呑を二つ進呈してくれました。こういう心遣いは嬉しいものですね。
話代りまして、旅に駅弁はつきもの・・今回食べた駅弁は全部で5種類。アナゴめしが
二つに穴子寿司・・とアナゴ素材が三つでした。中でも秀逸なのは宮島口の「うえの」
のあなごめしでした。姫路駅「まねき」のあなご寿司も絶品でした。因みに、お値段は
「うえの」の「あなごめし」は@1726円、「まねき」の「あなご寿司」は@1350円です。
旅から帰った翌日、足がパンパンに張って買い物に行く気になれず、冷凍在庫の食材
から明石の焼き穴子を選び、宮島口「うえの」の伝統の炊き方でチャレンジしました。
アナゴの巻き焼きは、世話になった実家で作ったものの再現です。
あなご飯は№95でお送りしていますが、作り方は白いご飯にたれを回しかけて焼穴子を乗せ
かき混ぜながら食べる・・あなご飯というよりあなご丼に近いご飯でした。今回レシピは焼穴子
の頭としっぽを煮た出汁でご飯を炊き、焼穴子をトッピングした本格派・・思ったより簡単でした。
材 料 ・・分量は2~3人分
米 1カップ 150g ・・もち米と一緒に洗い1時間水に浸してザルに上げ、水気を切る
もち米 1/3カップ 60g
出汁 250cc
焼きアナゴ 5尾 180g ・・頭としっぽを取った正味量は120g
出汁の材料と作り方
昆布出汁 2カップ 360cc
日本酒 大さじ 2 20cc
創味つゆ 大さじ 1 10cc
焼穴子の頭としっぽ 5尾分
出汁の材料全部を鍋に入れて弱火で煮る。
フツフツし始めて5~6分煮て火を止める。
粗熱が取れたら網ザルで漉しとる。
ご飯を炊く
水切りした米と分量の出汁を釜に入れて炊く。
焼穴子を温めて4cmに切る
焼穴子を残った出汁にくぐらせてラップに包み
電子レンジで温め、4cm長さに切る。
ご飯が炊き上がったら底から混ぜて器に盛り
焼穴子をご飯の上に隙間なく並べてできあがり。
頭としっぽの活用
頭としっぽと出汁の残りで豆腐を煮るとおいしい。
出汁が薄味なので、創味つゆなどを加える。