男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

1477 おせち・ゆり根の煮物

2024年12月26日 | おせちシリーズ

前回に続いておせちのレシピを二つ「ゆり根の煮物」と「ゆり根のきんとん」です。食材とし

て「ゆり根」を使うのは(私にとっては)今回が初めてです。ことの発端は近くに住む次女が、

知人から貰った「ゆり根」を我が家に持ち込んだことです。

 

持ち込まれたゆり根をなんとかしないといけません。ゆり根といえば、茶わん蒸しの具材しか

知らないので、ネット検索すると煮物やキントンにすると書いてあります。そこでとりあえず

簡単な煮物に挑戦しました。

 

できあがりを試食して貰うと「栗に似た味でおいしい!」と好評でした。私も試食しましたが

確かに「ほんのりと甘く、ホクホクした食感」が栗のようでした。さっと煮て味付けも薄味に

したのが、ゆり根の持ち味を生かした素朴な味が良かったのだろうと思います。

 

そこで気を良くして「キントン」に挑戦しました。今度はしっかり強火で煮て味付けに砂糖を

加えました。裏ごしたゆり根は水分たっぷりなので、弱火で煮つめる作業にテマがかかります

が、難しい食材でもなく、調理法も(煮すぎないよう)加熱に気をつけるのがポイントです。

 

ゆり根は夏に赤い花をつける「コオニユリ」の球根で北海道で栽培されます。普通のオニユリ

は夏になるとそこここで見かけます。わが家の庭の片隅にも花を咲かせます。オニユリとコオ

ニユリの違いは、葉の根元にむかごができるのがオニユリ、むかごができないのがコオニユリ

です。あと、花の大きさがコオニユリの方が小さいといいます。

 

貰ったユリネは煮物とキントンの試作に使ったので、おせち用に新たに買い求めました。直径

7センチ・重さ130g前後のが200円ほど。ゆり根は捨てるところが根もとの部分だけ・・ほぼ

全量が使えるので高い食材でありません。大晦日までまだ日にちがあるので、おせちづくりに

ゆり根を加えてみてください。珍しい食材なので、皆さん喜ばれると思います。

 

次女が「知人から頂いたがどうしてよいかわからん!」・とゆり根を三っつ持って
きました。なじみのない食材ですが「何とかしてみよう!」と、・とりあえずは煮て
見ることにします。ほっくりとした栗に似た食感で、おいしい煮物ができました。
           
材料          
ゆり根 2こ 400g      
           
調味料          
茹で用          
2カップ 360cc      
小さじ1 4cc      
煮物用          
出汁 1カップ 180cc      
みりん 大さじ1 10cc      
  少々      
           
作り方          
ゆり根の下処理        
1.ゆり根をポリ袋から取り出して、おがくずを洗い流す。  
2.根元にナイフの刃先を入れグルリと一回りさせる。  
3.ゆり根の鱗片を指ではずし、土とゴミをきれいに洗う。  
4.傷ついて茶色になった部分を削り落とす。    
ゆり根を茹でて味付けする        
1.水2カップを煮立て酢を入れてゆり根を茹でる。    
2.茹でる時間は30~40秒ほど。      
・・あらかじめ、煮物用の出汁とみりん・塩を温めておく・・  
3.茹でたゆり根を煮汁に入れてそのまま冷ます。    
4.煮汁からゆり根を引き揚げ、ざるなどに広げて水気を切る。  
5.ゆり根の大小を合わせてまとめ、形作りして盛りつける。  

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