レシピはおせち二題「クルマエビの旨煮」と「トコブシの煮つけ」です。おせちの食材の中でも
この二つは値段が高い筆頭格・・年末に近づくにつれ値段が上がります。安いうちに買って調理
をし、冷凍保存しておきます。大晦日の前日に解凍してお重に詰め合わせます。
クルマエビの値段は1尾250円と200円でした。店ごとに値段がまちまち、そのうえ日ごとに変
わるので二度に分けて買います。1尾の大きさは体長18cm、重さが25gほどでした。トコブシは
100gが600円、1こ20g大のものが120円でこれもけっこうな値段です。
ここで細かい計算をします。クルマエビ1尾25gの可食部は11.2g(アタマと皮と尻尾が全体の
55%で食べるのは45%)。一方トコブシは可食部40%、2こ40gのトコブシの正味は16gです。
これを数の子と比べてみます。我が家が買った数の子は500g(15羽)3000円でした。「羽=
はね」は数の子の数え方で、一つを1羽と数えます。
数の子は高い食材ですが1羽(約33g)が200円です。同じほどのクルマエビは(可食部に換算
すると)約3倍の600円、トコブシは480円です。クルマエビとトコブシが、おせち食材で高い
もの筆頭格というのは、以上でお分かりと思います。
これから年内にかけて色んな食材が高くなる。クルマエビは私が買った店で、昨日1尾350円で
した。1尾の大きさが違えば単価も違うので、2倍近く値段が上がったとも言えませんが・・・。
これから気をつけないといけないのが「蒲鉾」で、これが20日過ぎると一気に値上がりします。
蒲鉾はおせちの一品にしたり、お雑煮の具材にします。また、年内に食べるのに使う食材です。
普段食べる蒲鉾は1本が200円程度。それが20日過ぎると一斉に姿を消し、一本が600円以上の
正月用の蒲鉾に変わってしまう。どの店も、申し合わせたように高い蒲鉾が並んでいます。
数年前まで、25日ころまでは安い普通の蒲鉾が買えたのが、段々に早まってきました。一家の
台所を預かる主婦にとって、蒲鉾の値段の変化は年末の関心事の一つと言えます。
おせちを作る家が減って、出来合いを買う家が増えました。三人の子の家も「おせち」は年内に
作るものから「宅配で届く」ものになりました。そんな中、「手づくりのおせち」を続けている
方々は、年末商品が値上がりする前・・今のうちに買っておくのがおすすめです。
年内の早いうちに活けの車エビを煮て冷凍しておき、30日に解凍して重詰めの | |||||||
用意にかかります。味つけは薄味で仕上げるだけで十分に美味しい一品になり | |||||||
ます。塩茹でして冷凍し、解凍してから味つけしても出来上がりに変りありません。 | |||||||
材料 | |||||||
クルマエビ | 8尾 | 200g | |||||
調味料 | |||||||
塩茹で用 | |||||||
水 | 3カップ | 540c | |||||
塩 | 大さじ1 | 10g | |||||
旨煮用 | |||||||
出汁 | 1/2カップ | 90cc | |||||
日本酒 | 1/2カップ | 90cc | |||||
みりん | 大さじ3 | 30cc | |||||
砂糖 | 大さじ1 | 10g | |||||
淡口醬油 | 大さじ1 | 10cc | |||||
作り方 | |||||||
エビの下こしらえ | |||||||
1.塩茹で用の熱湯にエビを入れて茹でる。 | |||||||
2.エビが浮き上がったら引き揚げて氷水に入れる。 | |||||||
3.(数分置いて)引き上げ、ペーパーで水気を拭き取る。 | |||||||
エビを味つけして冷凍する | |||||||
1.旨煮用の調味料全部を鍋に入れて煮立てる。 | |||||||
2.煮立ってから1分間煮て火を止めて冷ます。 | |||||||
3.煮汁にエビを入れて弱火にかけ(煮立てないで)6~7分煮て火を止めて冷ます。 | |||||||
4.エビを煮汁から引き上げ、ペーパーで水気を拭き取ってラップで包む。 | |||||||
5.ジップロックに入れ、中の空気を抜いて、冷凍庫に入れる。 | |||||||
6.煮汁も冷凍しておく(エビを解凍したあと煮汁にくぐらせる)。 | |||||||
解凍して盛り付ける | |||||||
1.エビと煮汁を解凍して鍋に入れ、温める程度に煮て引き上げる。 | |||||||
2.頭と尻尾を残して皮むきして器に盛りつける。 |
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