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料理づくりは、食材探しから始まります。これぞ・・とおもう食材を見つけたとき、
レシピづくりのヒントが浮かぶことがあります。スーパーなどで見かけるお惣菜
や缶詰なども、参考になります。レシピは、「味噌カレー味のサンマ」の缶詰・・
製造元の明記はなく、販売元は「国分」、食品大手の商社です・・とありました。
味噌とカレーの取り合わせがおもしろい・・と1缶買って食べてみるとおいしい
ので、缶詰の煮汁をとりおきして、味を真似しながらつくりました。味噌とカレー
は使いなれた材料でおおよその見当がつきました。サバの味噌煮のイメージ
でつくりましたが、それが正解でした。
サバの燻魚は、雑誌の切り抜きを参考にしました。「サバの竜田揚げ」に似た
料理です。竜田揚げは、片栗粉をまぶして揚げますが、これは漬け汁を拭き
とって素揚げに・・しかも二度上げにするところが違います。粉をつけないので
カリッとしたできあがり、「燻=シュン」がピッタリの揚げものです。粉をつけない
ので、吸油率が低く、接種熱量が低いのが長所です。
サンマもサバも旬から言えば時季はずれです。さんまのカレー味噌煮は、時季
はずれのサンマを材料にしたのが、幸いしたのだろうと思います。脂がのった
旬のサンマだと、脂っこくて、いまいちだったかもしれません。とは、言うものの
脂がのった「サバの味噌煮」のおいしさは格別です。次回、旬のサンマを材料に、
カレー味噌煮を試した見たいと思っております。
サンマを甘い目に下煮して、味噌とカレー味で煮ます。カレーの風味がサンマの匂いを消してくれます。
ヒントは「味噌カレー味のさんま」と名づけた缶詰でした。カレーと味噌の取り合わせが面白い・・と思い
試食するとおいしかったので、真似てつくりました。カレーの風味が効いて、冷めてもおいしい煮魚です。
材 料
サンマ 3尾 300g・・頭、腸、尻尾を除いた正味量です
日本酒 1/3カップ 60cc
さとう 大さじ 2 20g
水 1/3カップ 60cc
白みそ 大さじ 3 45g
カレー粉 小さじ 2 8g
作り方 サンマの頭をとり、腹を開いて腸をとる。
冷水に入れてきれいに洗う・・腹骨のところの
血をきれいにこそげ取る。
サンマの水気をふき取り3cm巾に切る。
なべに日本酒と水、さとうをいれ火にかけ、
サンマの切り身を加えて、中火で煮る。
フツフツし始めたら、おとしぶたをして10分。
・・ここで、サンマに甘味をつける・・
次に、白みそを加える・・味噌は好みのものでOK。
味噌がなじんだら、カレー粉を加える。
・・カレー粉の量は、好みで増減してください・・
カレー粉を入れてから、おとしぶたをして10分。
煮汁が少なくなるので、さし水をして、サンマの
身が半分以上かぶるくらいに調節します。
作ってみたら・・・
思っていたほど、難しい料理ではありませんでした。
缶詰の原材料名はさんま、米味噌、カレー、調味料、
食塩・・とあるだけでした。缶詰の煮汁を捨てずに、
味見しながらつくりました。この料理は、脂がのった
旬のサンマより、脂が少ない痩せサンマが合います。
カレーが効いて、お子さんにも喜ばれると思います。
店頭で、生サンマを見つけたら、作ってみて下さい。
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