仕事中に急にジャンキーなものが食べたくなって、隣のビルの地下にあったはずのマックに行ったら、店が無くなっていた。住まいの近くのバーガーキングも、いつの間にかファミマになっていた。大資本が経営する店舗でも、業績回復が見込めない店舗は容赦なく閉店してしまう。出店するときには、それなりの業績見通しがあって、それなりの利益を生むとの予想があればこそ、出店を決めたはずである。それが、このところは日常の風景のなかで、商店の入れ替わりが目立つような気がする。
「入れ替わり」ならまだよいが、入れ替わって入居する新たな店が無いことも多い。所謂「シャッター商店街」になる。やがて建物の維持が困難になるとそれを取り壊してコインパーキングになる。かつて商店街だったところに歯抜けのように駐車場があるという風景は当たり前になってしまった。それでも都心には、あちらこちらに建設中の大きなビルがあり、道路や鉄道の整備も続いている。あまり遠出をしないので、実際に見聞してきたわけではないのだが、こうした経済活動を実感させる風景というのは、都心でしか見られないような気がする。
この国には1億2千万人もの人々が暮らしているのだから、それが多少減り始めたからといっても、それなりの規模の経済活動が営まれているはずである。世間では、不景気、不景気とやかましいが、業績好調の企業があるのも事実だ。タナボタ式に好調というところも皆無ではないだろうが、多くの好業績企業はそれ相応の工夫と努力で好調な業績を実現しているはずである。不振事業に見切りをつけるのは重要な経営判断だが、数値指標だけを基準に機械的に事業の仕分けをすると取り返しのつかないことになることも少なくないのではないだろうか。
「入れ替わり」ならまだよいが、入れ替わって入居する新たな店が無いことも多い。所謂「シャッター商店街」になる。やがて建物の維持が困難になるとそれを取り壊してコインパーキングになる。かつて商店街だったところに歯抜けのように駐車場があるという風景は当たり前になってしまった。それでも都心には、あちらこちらに建設中の大きなビルがあり、道路や鉄道の整備も続いている。あまり遠出をしないので、実際に見聞してきたわけではないのだが、こうした経済活動を実感させる風景というのは、都心でしか見られないような気がする。
この国には1億2千万人もの人々が暮らしているのだから、それが多少減り始めたからといっても、それなりの規模の経済活動が営まれているはずである。世間では、不景気、不景気とやかましいが、業績好調の企業があるのも事実だ。タナボタ式に好調というところも皆無ではないだろうが、多くの好業績企業はそれ相応の工夫と努力で好調な業績を実現しているはずである。不振事業に見切りをつけるのは重要な経営判断だが、数値指標だけを基準に機械的に事業の仕分けをすると取り返しのつかないことになることも少なくないのではないだろうか。