日曜の昼下がり、八重洲のアイリッシュ・パブで同窓会があった。場所柄、休日の昼は人通りがあまりない場所である。しかも、パブ。真昼間に酒を飲むという習慣はあまり無いだろう。わざわざ貸切にしなくても自然に貸切状態であった。
これはイギリスの大学でMBAを取った人の集まりだ。総じてイギリスの大学は規模が小さい。大学としての規模は大きくても、それを構成する個々のカレッジやスクールの規模は小さい。このため、そうした学校を出た日本人が日本で同窓生を探すのは至難のことになる。人数の絶対数が小さいからだ。そこで、エジンバラ大学のMBAで外資系金融機関に勤務する某氏が、「同窓」の枠を大学からイギリスという国単位に広げ、口コミで人を募って組織したのがこの同窓会である。メーリングリストによれば、現状では会員数195名である。
同じ大学とか、仕事での接点があるということなら、共通の話題も容易に見つけることができるのだが、そうした取っ掛かりがないと会話を軌道に乗せるのがたいへんだ。それでも、自分の周りにたまたま居合わせた人たちと、互いに話題を探す努力をして、それなりに楽しい時間を過ごすことができた。
人の行動というのは意識しない限りは習慣に流れるものなので、こうした集まりにはなるべく顔を出すように心がけている。新しい人間関係を築くというところまではなかなか至らないが、初対面の人と話をするというだけでも、なんとなく嬉しいものである。
これとは別に、自分の留学先大学の同窓会組織にも加入している。こちらは、留学経験者だけでなく研究者や教員の交流プログラム経験者も対象で、全学部および近隣の大学関係者にまで門戸を開いている上に、大学関係者以外にも大学が立地する都市に縁のある人なら実質的に誰でも参加可能である。メーリングリスト上の参加者数は254名である。現在の会長が就任して以来、会の活動が活発になり、飲み会は毎月開催されているが、私の場合は平日夜に勤めがあるので、夜の部は一度も参加したことがない。
同窓会のような参加者の自主性に依存した組織の運営は、その活動に対するインセンティブが無いので、どうしても幹事役の意欲に期待せざるを得ない。袖振り合うも他生の縁、とは言うが、学校の同窓というだけで特別な感情が生まれるものでもない。それでも、人と知り合うきっかけくらいにはなるのだから、案内を頂けば時間の都合がつく限りは出て行くよう心がけているつもりである。
これはイギリスの大学でMBAを取った人の集まりだ。総じてイギリスの大学は規模が小さい。大学としての規模は大きくても、それを構成する個々のカレッジやスクールの規模は小さい。このため、そうした学校を出た日本人が日本で同窓生を探すのは至難のことになる。人数の絶対数が小さいからだ。そこで、エジンバラ大学のMBAで外資系金融機関に勤務する某氏が、「同窓」の枠を大学からイギリスという国単位に広げ、口コミで人を募って組織したのがこの同窓会である。メーリングリストによれば、現状では会員数195名である。
同じ大学とか、仕事での接点があるということなら、共通の話題も容易に見つけることができるのだが、そうした取っ掛かりがないと会話を軌道に乗せるのがたいへんだ。それでも、自分の周りにたまたま居合わせた人たちと、互いに話題を探す努力をして、それなりに楽しい時間を過ごすことができた。
人の行動というのは意識しない限りは習慣に流れるものなので、こうした集まりにはなるべく顔を出すように心がけている。新しい人間関係を築くというところまではなかなか至らないが、初対面の人と話をするというだけでも、なんとなく嬉しいものである。
これとは別に、自分の留学先大学の同窓会組織にも加入している。こちらは、留学経験者だけでなく研究者や教員の交流プログラム経験者も対象で、全学部および近隣の大学関係者にまで門戸を開いている上に、大学関係者以外にも大学が立地する都市に縁のある人なら実質的に誰でも参加可能である。メーリングリスト上の参加者数は254名である。現在の会長が就任して以来、会の活動が活発になり、飲み会は毎月開催されているが、私の場合は平日夜に勤めがあるので、夜の部は一度も参加したことがない。
同窓会のような参加者の自主性に依存した組織の運営は、その活動に対するインセンティブが無いので、どうしても幹事役の意欲に期待せざるを得ない。袖振り合うも他生の縁、とは言うが、学校の同窓というだけで特別な感情が生まれるものでもない。それでも、人と知り合うきっかけくらいにはなるのだから、案内を頂けば時間の都合がつく限りは出て行くよう心がけているつもりである。