栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

久々に見た幻の2千円札

2006-11-13 12:28:36 | 雑感
 先週土曜日、久し振りに二千円札を見た。
見たのも久し振りだが、そもそも二千円札そのものは3回ほどしか見ていない。
それ程流通してないわけだ。

 手にしたのは懇親会後の2次会だったか3次会だったかの席。
皆から集めた金の中に入っていたのだが、店のママに受け取りを拒否された。
「いやー、2千円札はいらない。千円札で頂戴」だって。
そんなことをいわれてもこちらも千円札と紛らわしい二千円札は持ちたくない。
酔っぱらっているからタクシー代を払う時、千円札と間違えて出す可能性は大ありだ。
でも、受け取りを拒否された以上仕方ない。
結局、私の財布の中に納まったが、最近では人の口の端に上ることもなく、ひっそりと日銀の金庫の中で眠っているはずの二千円札がなぜ突如現れたのか。

 実は二千円札をよく見てもらえば分かるが、沖縄の守礼門が印刷されている。
その縁で昨年、沖縄の地元財界関係者が「二千円札流通促進委員会」を設立。
「二千円札大使」を任命し、二千円札の流通に力を入れているのだ。
この二千円大使に任命された沖縄の劇団員3人が9月に守礼門を出発し、12月に日銀本店到着を目指す全国行脚を行っているそうだ。

 今回突如二千円札が現れたのは恐らくこの動きと関連あるのだろう。
それにしても果たして思惑通り二千円札が流通するだろうか。
その可能性はないと思うが、それでも沖縄のPRには多少貢献しているかも知れない。


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4 コメント

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Unknown (ヒロシ社長!)
2006-11-13 23:44:12
本当に目面しいですね!
私的にはもっと2千円札が流通して欲しいですね!
米ドルでも20ドル紙幣はとても使いやすいですし、何故
日本では駄目なんでしょうか?
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会社ではよく見るよo(^-^)o (ジョジョの奇妙な冒険)
2006-12-14 00:08:44
正式名称は忘れたけど、2千円札普及会のメンバーだから経費清算で2千円を超えると、2千円札で経理から清算されます。

でも沖縄でも2千円札はあまり見ないなぁf^_^;
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たまに流通に貢献してます (たま)
2006-12-14 06:55:01
ぼくはボーナス時期なんかにすこしお金に余裕があるとき 銀行で両替して2000円札にしてます     あれっていまだに印刷が大蔵省のままなんだよねー

ヒロシ社長さんわかります 外国は20ドルとか25とか いろんな数の札あるのにねー なかなか日本人には馴染まないんだろうねー でも懲りずに流通させたいです 笑
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使っている人もいるんですね。 (栗野)
2006-12-14 08:07:48
 ジョジョの奇妙な冒険さん、たまさん、ヒロシ社長コメントありがとう。
 経理が二千札を支給しているんですか。これにはビックリですね。そういう会社もあるんですね。たまさんのように積極的に銀行で両替している人というのは非常に珍しい存在でしょうね。(笑)
 当時の大蔵省の最大のミスはアメリカの後追いをして便利に違いないと考えたことです。五百円札が出たときでも嫌がられました。でも五百円札と百円札は色が違い、パッと見にも違いが分かったから流通しましたが、二千円札の場合は千円札と大きさ、色が大差なく、区別するのが難しい。この辺りが嫌われる理由でしょう。人は便利さだけでは使わないということですね。
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