兵庫県佐用町下石井の彼岸花。
鳥居は八幡神社の鳥居で神社そのものは
鳥居がある場所から山の方に入ったところにある。
鳥居と彼岸花の組み合わせが珍しく、撮影に来る人が結構多いようだ。
いまから数年前、恐らく4,5年前だったと思うが、佐用町役場を訪ね、
「町内あるいは周辺市町で彼岸花が群生している場所はありませんか」
と尋ねたところ「彼岸花ならそこらに咲いていますが」と何を妙なことを
尋ねる奴だと言わんばかりの返事をされたが、
いまでは佐用町の紹介に下石井の彼岸花が載っている。
地方によっては彼岸花祭りを行うところもあり、
自然環境こそが名所になるということが段々認識されてきた。
とはいえ、そうした自然を観光に結び付ける動きはまだ少ない。
回遊性をどう持たせるかも課題だが、まずは地元にある自然を見直し、
そこに少し手を加えていくことだ。
なんといっても数が必要。
次によそにない特色をどう付加していくのか。
例えば赤い彼岸花だけより白や黄色の彼岸花が生えていた方が観光客は喜ぶし、
棚田米の即売やPR、さらには厄介者の害獣、鹿や猪などの肉料理を工夫し、
振る舞ったり販売するのもいいかもしれない。
地方はまだまだ知恵が絞れる。