栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

不二家問題について:人々の感覚が麻痺しているのではと危惧

2007-01-31 18:40:55 | 視点
<読者投稿>

「栗野的視点No103で「おかしいのは不二家だけではない!」とその関連は、
たいそう興味深く読めました。
去年から続く「企業の哲学」の問題でしょうね。
100%なんて物理の中でも「計算の中だけに存在し計算以外では無い」と定義
されています。つまり社会は0から99%でなりたっているので失敗は付き物だとい
うことを事前に知れば常に1%以上のミスに対する対応策を考えていなければい
けないということです。
何かあれば、まずよく聞き、謝罪し、ミスを感謝し、次の行動をとる、しかし今
後も100%は無い、ということかなと思っています。
ITの僕が言うのもなんですがパソコンが出来て片足が、100%がなりたつ物理
計算の世界(バーチャル空間)に接して、人々の感覚が麻痺しているのではと危
惧する点も有りますね。

ついでですが、僕は不二家が言う「安全宣言」と、政府が言う「戦後最長の好景
気」もどちらも発信側だけの判断宣言ということでは共通点がありそうと思って
いますが、今マスコミで不二家を論じても好景気を検証する方は怖くて(植草事
件?)出てこないのでしょうかね。

SuperITコンサルタント 平田
--
株式会社レセプター
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宮崎県知事選に見る、東国原(そのまんま東)氏の勝因分析

2007-01-28 18:30:30 | 視点
 東国原英夫(そのまんま東)氏が宮崎県知事選に立候補する前後からマスコミはいろいろな論調で取り上げていたが、真面目な形で取り上げたところは恐らくなかった。
半ばバカにした取り上げ方か、ほとんど無視で、泡沫候補の1人というのが大方の味方だった。
 当選後は「しがらみのなさ」で選ばれたとする論調が目に付くが、果たしてそれだけだろうか。
ほかに選ぶ人がいないからという消去法で選ばれたわけでも、しがらみのなさで選ばれたわけでもない。

 宮崎県は長年、保守系候補が強い自民党の地盤である。
自民党候補が崩れたことはない。
それが今回、自民党推薦候補は2位どころか3位に甘んじるほどの凋落だった。
それには自民党支持者の分裂という側面があり、票が割れ、「漁夫の利」的な要素が東国原候補に働いたのは事実である。
 しかし、自民党支持者の分裂が主要因なら、その票はもう一方の自民党支持者が推す川村秀三郎氏に流れたはずである。
ところがそうはならず、自民党支持者の多くの票が東国原氏に流れたのである。
そうさせたのは過去の選挙で何度も目にしたしがらみからの脱却を県民が選択したという側面はあるだろうが、それ以上に県民を動かした動機があった。
それは東国原氏へのサプライズと氏の真面目さである。

 例えば私が最初におやっと感じたのは、東国原氏が脱タレント宣言をした時だった。
当時彼が所属していたたけし軍団の応援はおろか、タレントの応援を一切頼まない、選挙結果のいかんに関わらずタレントには戻らない、所属事務所との契約も解除したという事実である。
自らの退路を断ったわけだ。
 心構えとして言う人はいるが、実際に退路を断つのはなかなかできない。
極端なことを言えば、落選した場合、明日から飯が食えなくなるわけだから、誰しもなんらかの糸は残しておきたいと思うものだ。
 大臣になった竹中氏でも実際に帰る帰らないは抜きにして、出身母体の大学に帰れる道は契約上残っていたのだから。
それを一介のタレントであるそのまんま東(東国原英夫)氏が退路を断ったわけで、それほど真剣であり、真面目だったということである。
この姿勢が有権者に通じたと思う。

 次に政策論議をきちんとしているということである。
マニフェストを作り、宮崎県のことを勉強もし、人気戦術ではなく、政策論議を展開するというオーソドックスな方法をとったことが有権者を掴んだに違いない。
実際、当初タレント候補に何ができるかという目で見ていた人達が、「他候補よりよほど勉強しているし、マニフェストをきちんと作ったのはそのまんま東だけだ」と言い始めたのだから、この時点で流れが向いたと思われる。

 3つめは、都城地方の方言で呼びかけ、演説するなど、県民に親しみを感じさせたこと。
 他候補も宮崎県出身を謳っていたが、実際住んだのは3歳までとか、「お偉い」官僚出身では親しみを持たれない。
 それと同時に、東国原氏に対する見方が変わってきた、刮目して見だしたことが大きいと思われる。つまり、そのまんま東というタレントではなく、候補者、東国原英夫として見だしたのだ。

 そうなると彼の経歴、早稲田大文学部に再入学し卒業、その後政経学部に再々入学し、地方自治を勉強という経歴もきちんと見ようというプラスの連鎖が働き出す。
そういう目で見ると、顔自体がそれまでのタレントの顔とは一変していることに気付いていく。
 街頭演説で訴えていることもくそ真面目な内容であり、選挙運動の仕方にもお笑いタレントを想像させるものはまったくなかった。
これで最初はバカにしていた県民も、「おやっ」と思ったのは間違いない。

 最後に私が感心したのは当選直後の万歳三唱の時である。
いままでTVに映し出される光景はほぼ例外なく候補者が支持者達と一緒になって万歳をしている姿である。
 ところが東国原氏は支持者達が万歳を叫ぶ中、一人頭を下げていた。
これが本当である。
皆さんのお陰で当選することができました。ありがとうございます、と当の本人は頭を下げるのが普通である。
それを最近の候補者は一緒になって万歳をして喜んでいるのだから、こういう人達が当選後国民や県民のために何かをしてくれるはずがない。
我がことしか頭にないはずだ。
 しかし、東国原氏は真面目だった。
宮崎県民の選択は正しかったと思う。
あとは県民が新知事を支え、助けていけるかどうかだ。

 それにひきかえ福岡市長に就任した吉田氏は顔が見えない。
聞こえてくるのは選挙期間中の不透明な経費処理などマイナス面ばかりだ。
もっと市民に対して情報を発信し、市民の力を利用することが必要だと思うが。
議会対策にばかり目が向いているようでは本末転倒だろう。
開かれた市政を心がけて欲しいものだ。
吉田氏こそ反山崎の受け皿で当選したということを自覚すべきだと思うが・・・。





「賞味期限」に縛られすぎている日本人

2007-01-26 19:34:57 | 視点
 メーカーや販売店が消費期限・賞味期限をごまかす今回の不二家のような例は論外
だが、最近の日本人はあまりにも賞味期限を過信しすぎというか頼りすぎている嫌い
がある。
 実は5、6年前のことだが、妻が闘病中だったため親戚のが来て食事を作ってくれ
たのはいいが、ついでに冷蔵庫の中を掃除しておくねといって賞味期限切れの食品を、
主に瓶詰めのものだったが、全部捨てられた経験がある。
とにかく賞味期限を1日でも過ぎたものは食べられないと思い込んでいるわけだ。

 賞味期限切れ=腐敗ではない。
賞味期限というのは、それを過ぎると品質の保証が出来ないということであり、食べ
られないということとは別である。
でも最近の消費者は自分で判断できないから表示されたもののみを信じている。

 逆のことでは冷蔵庫の過信もある。
冷蔵庫に入れておけば安心というやつだ。
庫内の温度がいくらか、変動があるかないかによって、腐敗の度合い(細菌の活動)
は変わってくるのだが、それを考えない。
 例えば我が家の冷蔵庫はほとんど開け閉めがない。
ということは庫内の温度にほとんど変化がないということである。
時々冷蔵庫の中で豆腐等の水が凍っていたりして驚く。
すると頻繁に冷蔵庫を開け閉めする家庭とは冷蔵庫の中の食品の持ちがまったく違っ
てくる。
 まあ、あまり威張っていることではないかも知れないが、我が家の冷蔵庫のなかに
は賞味期限切れの商品が溢れている。
牛乳にしても数日の賞味期限切れでも平気で飲んでいる。
乾物に至っては賞味期限の表示そのものがおかしいと思っているからまったく気にし
ない。
卵はコップに浮かせて鮮度を確かめているし、牛乳も多少不安な場合は水に入れて凝
固するかどうか確かめている。

 ただ現代人は清潔すぎて体内から細菌を除去しすぎているし、きれい好きが高じて
ちょっとした細菌、微生物の類にも耐えられなくなっているから、過敏症の人は真似
をしない方がいい。
 しかし、私は高校生の時まで冷たい牛乳は一切ダメで、必ず温めて飲んでいたが、
大学に入って独り暮らしをするようになって、体内を鍛えないと軟弱な体になってし
まうと反省し、逆に硬いもの、繊維質のものを食べ腸を鍛えていった。
お陰で冬でも冷たい牛乳をゴクゴク飲んでも大丈夫になった経験がある。
 過度の潔癖性は人間形成にも影響を及ぼすからご用心。

 ただ、こうした個人の判断と不特定多数の人に食品を提供している企業が賞味期限
をごまかすのは別問題である。
先の投稿者もその辺りのことを充分に踏まえた上での意見なので混同しないように
お願いしたい。


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読者からの投稿:不二家問題に関して

2007-01-25 22:41:14 | 視点
 栗野的視点で「おかしいのは不二家だけではない!(1)」を書いたところ、読者から以下のようなメールが届きました。
 関係があるところのみ抜粋して転載します。

         ☆          ☆

 何かを手に入れれば何かを失う。人間の知恵の限界を感じますよね。
 不二家事件で思うのは日本の変わりようです。私が若いころは「しめ鯖を食って中
毒死」する事件が結構ありました。黒澤映画の『どですかでん』にも確かそんなシー
ンがありました。落ちたものは拾って食うのは当たり前、腐りかけたご飯はお湯を通
して臭いを軽くして食べたものでした。
『食い物は注意をしなければ中る』が『食い物は安全なのが当たり前』に変わった高
度成長期。時代が変われば常識が変わるという実感はぼくら団塊が一番実感できるの
ではないでしょうか。

 しかし、完璧が当たり前になった今、逆に一度ミスをするとよってたかって苛め抜
く。なにしろ電車の乗り降りにもおせっかいをしてくれる母源病国家ですから。  
もっとも、不二家の場合はいじめられてもしょうがないやり口だったのはまぎれもな
い事実です

                           読者投稿:匿名

         ☆          ☆

不二家の話は、色々考えさせらえます。

そうですね、日本人の拘りが身動き取れなくしているのかもしれません。
ヨーロッパでは国によっては、利便性以外のことも考慮してコンビニの営業時間を制限しているようですね。

利用率の低い時間帯はかえってコスト高になるでしょうから。それに、犯罪や不健康の温床というネガティブな面もあるでしょう。

しかし、グローバル化で地球の裏側との仕事も増えると24時間営業の需要は都会では増えるでしょうね。ただ、この手の議論は、定性的な物だけでなく、定量的な議論が必要でしょう。


食の安全も、不二家のように組織ぐるみとなると、影響は大きく会社の事業縮小は避けられ無いでしょう。

いったい賞味期限てなんだろうか。
牛乳に限れば、自宅で少々期限が切れても別に問題はなく飲んでいる。
また一日で急激に菌が増えたり、まして腐敗になるケースまで発展はしない。
多分、日常の生活では、その辺りの誤差は仮定してゆとりを持って賞味期限を設定している、根拠があるだろうから。

しかし、牛乳を使った加工品の賞味期限は新たに設定されるから、牛乳の賞味期限はどう考慮されるか。最終製品の安全係数(賞味期限)は材料各の加算、もしくは乗算になるので、個別の材料の賞味期限を越えることは確かに許されないはずだが、、。賞味期限を超えた原材料を使った商品の製造に法的取り締まりの意味は何処にあるのだろうか。新聞記事で、そこに触れている物は少ない。

不二家に限らず、ケーキ、パン、麺類の玉のケースなどが店裏に積んであったり、小さい食堂前には朝材料がビニールから透けて見えるように配達されていたり、、、。
ケースは消毒するし、火を通すのだろうけど、、。賞味期限よりもっと恐ろしい現場がなおざりにされている。

一方、有名なホテルやレストランで、安全には気を配っていると思われても、食中毒やノロウイルス被害が出る、、。

やはり落とし穴があるのでしょうね、、。安全の係数は、個々の係数のやはり乗算か、加算か、、。その科学的推定は、多分菌の発生や腐敗との因果関係を定量的に解析してきめているのだろうか。一方で、先の家庭の牛乳の感覚で、何処まで手を抜いても大丈夫か、という発想や経験的な知見で魔の手が近づいていても、特に組織としての成績や評価が頭をよぎると無視したいという別の魔の手が勝るのかもしれません。

便利さ、もうけ、安全、客の信頼、、諸々の中で、倫理観が少し妥協する事が人間の性でしょうか。組織ぐるみになったらやはり社会から葬られますね。

                       清水 肇
                      (財)新機能素子研究開発協会


あなたにもできる事故車の見分け方マニュアルサイト

おかしいのは不二家だけではない!(1)

2007-01-19 21:35:25 | 視点
 不二家が消費・賞味期限切れの原料を使用していた問題が各方面に広がりを見せている。小売り各店舗は不二家商品の店頭からの撤去を次々に始めた。2月のバレンタインセールを目前にした全面撤去だけに、不二家の経営に与える影響は致命傷になりそうな様相を呈してきた。このままいけば雪印の二の舞になるのはほぼ間違いないだろう。
 ただ、今回の一件は不二家だけの問題ではない。
例えば最近、突然5時前から弁当に割り引きシールを張り出した24時間営業スーパーや、客に残り物ビールを出していた中華レストランなど、食を取り扱う業界は波及を恐れ、戦々恐々としている。

 食の安全・安心は単なる神話に過ぎなかった。そう思える事象が相次いでいるのだ。雪印乳業は現在考えられる最も合理的な衛生管理法であるといわれるHACCP(ハサップ)の承認工場だったし、不二家は品質保証に関するISO9001を取得していた。HACCPやISO認定工場ですらこれだから、一体何を信じていいのか分からなくなる。
 さらに問題はこれらの認定をした民間認定機関の認定の仕方である。まさに耐震構造設計疑惑の時と同じである。

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複眼的視点が欠如した日本人--石原商事の倒産に思うこと

2007-01-14 23:00:11 | 視点
 暮れも押し迫った昨年12月27日、北九州に本社を置く(株)石原商事が倒産した。
負債総額は約180億円というから北九州地区では昨年最大の超大型倒産である。
突然といえば突然だが、業界筋では噂されていたことだった。
事前予想と違ったのは民事再生法の申請ではなく会社更生法の申請だったことだ。

 石原商事と聞いても大方の人にはピンとこないだろうが、スーパー「どん鮮市場」(後に「アパンダ」)と聞けば分かるだろうか。北部九州を中心に急激に店舗数を増やしていった食品スーパーである。しかも大部分の店舗は同業他社の閉鎖跡店舗を再利用したもので、ある日突然、店名が「どん鮮市場」に変わっていたということが多かった。


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Eメールのエチケット(2)ーー最低これだけは気を付けたい。

2007-01-08 11:40:39 | 視点
 Eメールの普及で筆無精が減り、コミュニケーションが取りやすくなったのはいいことだが、その一方で礼儀作法無視のメールが横行しだしたのは困ったことだ。
 ビジネス文書の場合、従来なら「拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」という書き出しで始まっていたが、Eメールはディスプレイ上で読むためできるだけ用件を簡潔に記すことが求められ、「拝啓」云々は省略して、いきなり用件に入ることが多い。
そのため若い人達の中には礼儀作法を無視した書き方をする人が目立つ。

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迷走が続くソフトバンクモバイルの料金体系

2007-01-07 08:48:51 | 視点
 昨秋から料金体系をコロコロ変え、迷走を続けるソフトバンクがまたまた新料金プランを発表した。
基本料金が月980円と低く、しかもソフトバンクの加入者同士の通話なら無料になる「ホワイトプラン」で、実施は今月16日から。
ただし無料通話時間帯は午前1時から午後9時まで。それ以外の時間帯や他社の携帯への通話は30秒21円。

 孫社長は「シンプルな制度にした」と言っているが、こうコロコロ変えられたらシンプルどころか、ますます訳が分からなくなる。
それ以上にソフトバンクという会社を信じていいのかどうかさえ疑問だ。

 同社が昨秋以降、頻繁に料金体系を見直しているのも、背景には「番号持ち運び制」の導入で加入者が増えると予想していたのが、逆に加入者の減少が予想を上回って多かったことに慌てているからと思われる。
 一体ソフトバンクは自社の中心的顧客をどこに置いているのだろうか。
その辺りがどうもよく分からない。

 今回の料金体系はウィルコムに倣った部分が多いと思うが、ウィルコム定額プランの場合は同社製だけでなくすべてのPHS間での通話料が無料であり、他社の携帯への通話は30秒13.125円だ。
 ウィルコムの定額料金は2,900円だから、ソフトバンクの980円はたしかに安い。
ただし夜9時以降は30秒21円だから、夜間に長話をする人にとっては無料通話サービス分がないだけ割高になる可能性もある。

 ウィルコムの場合、定額プランの導入が加入者の急増につながったが、ソフトバンクの場合はそうならないだろう。
こうコロコロ料金システムを変えられたら、この会社を信じていいのかどうか分からなくなる。
加入者はウィルコムとauに逃げるのではないだろうか。
そうなれば基本料金を下げた分だけ、今後、同社の経営を圧迫しだす。
その先に待っているものはまたまた何度目かの身売りかもしれない。
それにしてもこの携帯電話会社は過去何度名前を変えただろうか。
ソフトバンクの前はボーダフォン、その前は・・・。
もう最初の社名は思い出すことすらできない。





栗野流人脈の作り方--人には3回会う。

2007-01-03 12:24:26 | 視点
 私は人には3回会うようにしている。
なぜ、1回でも2回でもなく、3回なのか。
 一つには3回も会えば、その人との間にヒューマンリレーション(人間関係)ができあがるからだ。
 人脈を作るために3回会っているわけではないが、3回も会う相手とは自ずと人脈と呼べる関係ができてくる。

 ところが、一口に3回会うといってもそう簡単にはいかない。
職場が同じとか仕事先の関係だとかを除けば、接点がない人と次に会うのはなかなか難しいことは分かるだろう。
名刺交換した翌日に電話をかけたり訪問をするこまめな人もいるが、こういう人は比較的少ない。

 人脈づくりにこまめさは欠かせないが、こまめさだけでも人脈は作れないだろう。
やはり必要なのは誠意と継続だ。
 例えば

   記事全文

ビジネスで成功するための心理学、NLPとは?

危険な時代の幕開け

2007-01-01 14:15:11 | 視点
「美しい国」という掛け声とは逆に、醜さばかりが目立った一年でした。
特に行政トップの汚職、法の番人たる警察官の犯罪、本来なら助け、守りあうはずの家族間の殺人などが目立ちました。

 一方、企業は法の不備を突いた金儲けや、市場原理が全てとうそぶき、金さえあれば何でもできるという風潮が蔓延し、「経営哲学」や「企業理念」という言葉はもはや死語になり、誰も彼もが自分のことしか考えてないように見えた1年でした。

 ひと言で言えば哲学が崩壊した年でした。

 「哲学」が崩壊した後に待っているのは「危険な時代」の幕開けです。

 欺瞞で塗り固めたアメリカのイラク侵略、北朝鮮の核武装など国際政治は言うに及びませんが、中小企業を取り巻く環境も「危険な時代」に入っています。
とりわけ今後数年は未曾有の厳しさになりそうです。
 哲学なき経営、その場主義の経営では生き残っていけません。

 中国企業は製造力に加え、技術力、経営力も付け、すでに攻守逆転して、いまや中国企業が先進国企業をM&Aする時代になってきましたし、その動きは今後さらに加速されます。

 中国を労働力市場と見る時代から、消費市場と見る時代、さらにこれからは中国企業の下請けになる時代がすでに始まっています。
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