栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

大雨の影響か、蓮の花異変

2010-07-30 23:06:54 | 視点
 今年は梅雨時期に降った大雨の影響だろうか、各地で蓮の花に異変が起きていた。
 7月中旬に訪れた佐賀県みやき町の千栗土居公園は5輪しか蓮が咲いていなかったし、同じ日に訪れた熊本県山鹿市の古代ハス公園では「今年は花が小さかですね」という声を聞いた。
 訪れた見物客から「あまり咲いていませんね。まだ早いんでしょうか」と尋ねられ、「今年は恐らくこんな咲き方ではないでしょうか」と返事をしておいた。

 こうした現象は九州だけかと思っていたら、宮城県登米市迫町はハスの生育不良で、8月1日から予定されていた「長沼はすまつり」を中止したとのこと。
同地で「はすまつり」が中止になったのは昨年に続き2年連続。

 また、いわき市内郷白水町、願成寺の浄土庭園は毎年大輪の花を咲かせる古代ハスで有名だが、今年はほとんど咲いていないらしい。

 蓮の花に限らずいえるのは、地球環境が狂い始めているということ。
昔なら梅雨時の雨は「しとしと」と降るものだった。
それがここ数年は土砂降り、豪雨に変わっている。
それとともに人の心も荒み、すべてかゼロか、という選択肢のみで動かされているように感じる。
 一人一人が真剣に地球環境のことを考えていかないと、やがて大変なことになる。

 (写真は岡山県久米南、ハス園の蓮)

ガソリン価格、8週連続値下がり。なぜ下がらない、福岡のガソリン価格。

2010-07-22 22:27:49 | 視点
 「原油相場の下落傾向が続き、石油元売り各社も卸売価格を引き下げ、店頭価格は8週連続で値下がり」
 今日のニュースでそう伝えるのを聞き、「どこの話?」と思った。
というのも福岡市とその近郊では少なくともここ1、2か月、ガソリン価格が下がったことがないからだ。

 他県ではたしかに店頭価格は変動している。(岡山県ではハイオク136~139円)
しかし、福岡市とその近郊のガソリン価格は販売会社、ブランドが違っても、販売価格は判で押したように同じなのだ。(福岡市はレギュラー134円、ハイオク145円)
しかも、ここ数か月間、価格が変動したことがない。
いわゆる「高止まり」である。
これはどう考えてもおかしい。

 かつて福岡はガソリン価格の激安区に数えられていた。
いまでは信じられないかもしれないが、全国平均より安かったのだ。
それがいまでは逆に全国平均より高くなっている。
価格協定を結んでいる、と疑われても仕方ないだろう。
だとすれば、公正取引法違反である。
なぜ公取は調査に入らないのか。
その点も不思議だ。

菅首相・民主党は参院選大敗の原因を真摯に反省せよ。

2010-07-13 21:29:49 | 視点
 民主党は参院選大敗の反省を本当にするつもりがあるのだろうか。
ここ1両日の各閣僚、民主党役員の発言を聞いているとどうも疑わしい。
「菅首相の消費税発言は間違って受け取られた。消費税論議を始めようと言ったのが、いますぐ上げるというように受け取られた」
「消費税だけが大きな原因だったかというとそうではない。これまでの民主党政権が期待に必ずしも応えていないどころか、逆に『政治とカネ』や普天間(飛行場移設問題)で失望に近い思いを抱かせてしまったことが前提としてあった」
 この蓮舫氏の発言に近い発言が現閣僚から相次いだ。
その挙げ句が参院選で落選した千葉法務大臣の続投、枝野幹事長も辞任なし、という誰も責任を取らない「無責任体制」だ。
これで参院選の結果を真摯に反省しているといえるのだろうか。
少なくとも神奈川選挙区民の民意を無視したことだけは間違いない。
 選挙区民の「ノー」という声を無視する政権が今後、国民のための政治を行うだろうか。
一般的にはノーだろう。

 自民党政権下ではそういうことが何度も行われてきた。
だから国民は「政権交代」を望み、民主党に託したのだ。
しかし、民主党政権になって何が変わったのか。
相変わらず同じ手法で、同じことをやっている。
そのことに国民が気付き、民主党の過半数獲得に「ノー」を突き付けたのだ。
そのことが菅首相始め民主党役員連中は何も分かっていないようだ。

 ところで、蓮舫氏が言っていることは本当だろうか。
たしかに「これまでの民主党政権が期待に必ずしも応えていないどころか、逆に『政治とカネ』や普天間(飛行場移設問題)で失望に近い思いを抱かせてしまったことが前提としてあった」。
 その責めは誰が負うべきなのか。
一人鳩山前首相だけでなく、当時の閣僚全員が負うべき話である。
いわんや菅首相は当時、副総理だった。
いうなら重大な責めを負う一人である。
それが、普天間問題で積極的に発言していなかったというだけで、「責任逃れ」を決め込み、総理のイスを手にしたのだ。
 「政治とカネ」の問題でも菅さんは積極的に発言をしていない。

つまり、菅さんは重要な問題ではすべて口をつぐみ、逃げてきたのだ。
そして首相になると、党首討論も逃げてきた。

 それが選挙戦に入ると、いきなり「消費税増税論議」を打ち出してきた。
その結果が民主党の大敗だ。
これは選挙戦術のミスという問題ではない。
選挙民に理解されたとか、理解されなかった、順序を間違えたという戦術レベルの話ではないのだ。

 国家の在り方に関する根幹の話なのだ。

 それなのに、「消費税論議を始めようという考え方は間違ってはいなかった」とか「順序を間違えた」というような分析しかできない民主党に問題がある。

 この点ではマスメディアも同じだが、消費税論議はあくまで国の税制論議の中の一つにしか過ぎないのだ。
それなのに、消費税を上げなければやがて日本もギリシアのようになるというような論調で増税の片棒を担ごうとしているマスメディアにも大いに責任がある。
 国の税制の在り方を考えるような重大な問題はまず党内で論議し、党の意見をまとめ、次に与野党で徹底的に論議し、国民に分かるようにし、しかる後に国民に問うのが「順序」だ。
 少なくとも思い付きで言うような話ではない。

 そういう意味で、菅首相に責任はあるし、その責任は重い。
そのことをしっかり認識すべきだ。

 消費税に関して言えば、諸外国と比べて日本は低いということがよく言われるが、消費税を導入している諸外国でも非常に苦労している。
 というのは、この税は逆進課税になるからだ。
つまり低所得者層ほど重くなるのだ。
だから、食品には非課税としている国もあるし、ドーナツの個数で課税するしないと分けている国もある。

 こういう情報をマスメディアはどんどん出すべきだ。
しかる後に、我が国ではどうするのかという論議になるべきである。

 民主党に任せてみたが何一つ変わらなかった--。
いま、国民はそう感じている。
それが選挙結果に表れた。

 ばらまきも、政治とカネの問題も、国会運営も、責任の取り方も・・・。
八ッ場ダム予定地の住民が言っていた。
「政治家の言うことは信用できない。前原大臣だって『理解してもらうまで何度でも来る』と言ったが、あれっきり。あの後一度も来ない」と。
 民主党政権で変わると思ったが、何も変わらなかったことへの落胆。
それこそが民主党大敗の原因である。
その総括ができるかどうか。
そして変えられなかったことの責任は菅首相はじめ、当時閣僚だった現閣僚全員にあるという反省が。
 その総括が本当に出来るなら、現閣僚は全員辞任すべきだ。

 それもできず、選挙結果に誰も責任を取らない党を国民は信用も信頼もしない。
 菅さん、あなたは国の代表としてはふさわしくない。
あくまで野党の代表だった。
少なくとも一時、あなたを国の代表として支持した私自身の不明をいまは恥じる。


キングソフトインターネットセキュリティ2011

内閣改造も、幹事長辞任もなし??

2010-07-12 14:32:10 | 視点
 菅さん、選挙で「菅敗」したのに、誰も責任を取らず、現体制を続行するらしい。
今回の民主党敗北の全責任は菅さんの「消費税10%」発言にあるのは間違いない。
もちろん底流に「民主党への失望感」があり、それは一人菅さんの責任ではないかもしれないが、菅さんは鳩山政権で副総理を務めた人。
本来なら前政権で鳩山前首相と共に責任を問われる立場にあったにもかかわらず、普天間問題に積極的に関わってなかったというだけで総理のイスが転がり込んできたのだ。
いわば棚からぼた餅。

 それが総理になったとたん自分の力で権力を掌握したような気分になり、独裁を発揮しだした。
この頃から、この人をちょっと勘違いしていたかもしれないと思い出したが、決定打は消費税増税発言を巡るブレ。
 国民に「唐突な印象を与えた」のは菅首相自身で、他の誰でもない。
その結果、選挙に負けたのだから、本来なら敗戦の責任は将が取らなければいけない。
 しかし百歩譲って、国のトップをコロコロ変えるのはやめるべきだとしても、誰も責任を取らない無責任体制はよくない。

 まず最初にすべきは敗因の分析だ。
前回、民主党が勝ったのは地方の現状に配慮したからだ。
しかし、今回は東京しか見ていなかった。
1.東京の経済は回復基調にある。
2.国の財政は逼迫している。
3.マスメディアは消費税増税に好意的だ。
4.消費税増税で国の財政穴埋めを提示しても受け入れられるに違いない。

 こういう論理で進んでいった。
たしかに都市住民は消費税値上げに多少理解を示す向きもあった。
しかし、地方経済は回復基調にあるどころか、相変わらず沈んだままである。
こんな状態で消費税なんかアップされたら、生活がますますアップアップする、と地方票が自民党に流れた。

 いつの時代も反乱は地方から起こる。
地方に配慮しない政党は一度は勝てても二度目の勝利はない。
 菅さんは市民運動から出発したことを吹聴しているが、彼がいう「市民」とは都市住民でしかなかったことが今回はっきりした。
国民を見ていなかったのだ。
 さて菅さん、国民目線に立てるかどうか。

国民の期待・信頼を二度も裏切る民主党

2010-07-10 00:15:17 | 視点
 民主党(首)が国民の期待・信頼をまたもや裏切ろうとしている。
一度目は鳩山前首相だ。
普天間基地問題で沖縄県民のみならず国民の期待・信頼を見事に裏切った。
それも元はと言えば鳩山氏の舌禍というか、思い付き発言だ。
政府内で検討も合意もしていないのに、マスコミ受け、あるいは国民受けを狙って「5月末決着」などと言うものだから、その後は自分の言葉に自縄自縛。
最後は身動きできなくなり辞任するしか方法がなかった。

 次に首相に就任した菅さんは鳩山さんの失敗を見て学んでいたはずなのに「消費税10%」を選挙戦に入るや否や打ち出した。
一体何を考えているのか。
何も考えていないから、こんな大事なことを思い付きで言ったのだろうが、少なくとも野党の党首ではなく、国のトップ、首相である。
それが国の在り方を変える重要な問題を、十分な閣内討議どころか一切の閣内討議もなく、財務官僚の入れ知恵で喋ってしまうとは。

 大体、財務相になった人間は「ミイラ取りがミイラになる」の例え通り、皆財務官僚の言うがままになっている。
これでなにが政治主導だと言いたい。
首相就任直後の支持率回復で気をよくしたのだろうが、国の方向性を変えるようなことはしっかり論議を尽くした上で行うのが当たり前だ。
 それなのに、この国のトップと来たら、小泉政権の頃から国民に痛みを強いることばかり行っている。
「改革には痛みを伴う」という言葉に騙され、この国の民は似非リーダー、小泉氏を熱狂的に支持した。
「改革」は見かけだけで、後に残されたのは「痛み」だけだったのに、いまだに夢から覚めていない人が多い。

 第一、郵政民営化の目的は巨額な郵貯マネーが財政投融資に自由に使われていることが問題で、アメリカが日本の金融市場への参入障壁になっていると睨み、郵政民営化を迫ったのが真実だ。
 たしかに郵貯マネーが財政投融資に使われることは問題だった。
しかし、そのことと郵便局のユニバーサルサービスを分割することは別問題だ。
国際的に見ても、郵便局の民営化で国民生活サービスが低下した例の方が多いのに、マスメディアもそうした事実はほとんど報じず、小泉・竹中路線の片棒を担いできた。

 市場の自由化と、全国一律サービスの維持は別問題である。
旧国鉄も、NTTも郵政も、民営化後の姿、道筋の議論が不十分なまま行われてきたことが問題で、そのツケをいま国民が負わされている。
先に分割ありきできたことのツケだ。
だが、マスメディアもその「ツケ」のことはあまり報じない。
結果、国民はよく吟味もせず、その時の「風」に吹かれてきただけだった。

 それなのに政権交代しても同じことが行われようとしている。
菅ではダメだ。こりゃイカン。
国民が民主党政権に求めたことはこんなことではなかったはずだ。

 菅首相に言う!
小泉元首相と同じことをするな!
ムードで国民を酔わせて、どさくさに紛れて国の方向性や税制を決める重要なことを行うな!
きちんと論議を尽くせ!
そういうことをしないなら、国民はもはや二度と民主党を支持しないだろう。





社員が「楽しさ」に挑戦する企業、ハローデイ。

2010-07-09 15:03:54 | 視点

 食品スーパー・ハローデイ長尾店で見かけた光景。
最初はどこかの店内イベントだろうと思った。
それにしても食品スーパーの店内でこの種のイベントは珍しい。
珍しいというのは、本来揚げ物などを売っている常設場所を借りているからだ。
試食実演はどこでもよく行うが、それは常設場所ではなく仮設スペースを使う。

 お手もやんに扮した若い女性が「おにぎり、いかがですか~」という声に釣られ、1個2個と買っていく主婦も多い。
「おにぎり屋なの? どこにあるの」と尋ねると
「新入社員の企画でやっているんです」との返事。
 そう、ハローデイの新入社員が自分たちで企画し、それを1日実行していたのだ。

 ハローデイ(本社・北九州市)は「元気な企業」「仕事を楽しむ企業」として、最近マスメディアに取り上げられること多い。
こうした露出が増えれば増えるほど「もっと面白くしよう」と思う。
経営者も従業員も。
当然、リクルートでも学生にそう伝える。
すると新入社員達は競ってアイデアを出す。
「アイデアを出すだけではダメだ。実際にやってみなさい」といわれ、張り切って頑張る。
その結果、現実の壁にぶつかることもあるだろうし、思わぬ結果を生むこともあるだろう。
いずれにしろ社員のモチベーションは高まる。
伸びている企業に共通しているのは、このモチベーションの高さだ。

 ところが、こうした方向もやり過ぎるとマイナスに転ずることがある。
民主党党首(前も現も)のように自分の言葉で自縄自縛になり、方向転換できなくなるのだ。
現場を知らない(離れている)経営者ほどそうなる確率が高い。
マスメディアに出過ぎるとそうなる可能性が高くなる。
 さて、ハローデイはどうか。
少しずつ裸の王様になりつつあるか。
今の内はまだ大丈夫、心配はない。
会長が元気な間は。
その先は・・・、分からない。

ビジネスで最も重要なのは 「誰を知っているか」ということ

2010-07-06 17:17:14 | 視点
 今日は中国に進出、中国とのネットワークづくり、技術・製品の売り込み等をお考えの皆様にまたとない情報をお届けしたいと思います。

 実は私の知人が蘇州に会社を設立していますが、昨年、大連瓦房店市へ地元企業と合弁会社を設立しました。
蘇州の会社は南央國際貿易(上海)有限公司といい、福岡に本社があり、様々な機械の販売、リース、レンタルを行う機械商社・(株)南陽の中国現地会社です。

 ところで最近、瓦房店市の市長が替わり、新たに趙氏が新市長に就任しました。
その就任挨拶のため福岡市の(株)南陽を訪問することが決まりました。福岡市長も表敬訪問されるようです。
 その話を南央國際貿易(上海)の菊川社長から聞き、こんなチャンスはないのでなんとか我々も会えないだろうかとお願いしたところ、それなら瓦房店市の現状を話してもらう時間を設けましょう、と言ってもらいました。

 瓦房店市は添付資料にもあるように瀋陽と大連を結ぶ中間に位置し、近年経済発展が著しい重要な経済区です。
 昔からベアリングで有名ですが、最近は「中国最大規模の風力発電機製造基地・中国最大の軸受け生産基地」として、「中国最大規模の造船基地」として、「マシニングセンタ大型工作機械の製造基地&部品製造基地」として躍進を続けています。

 今更言うまでもないと思いますが、洋の東西を問わずビジネスで最も重要なのは「誰を知っているか」ということです。
特に中国では要人とのネットワークが大きくものをいいます。

 そういう意味では瓦房店市長に就任したばかりの趙新市長と、日本で直接会えるのは滅多にない好機と思います。
 しかもセミナーは昼食付きです。

この機会を好機ととらえ、是非とも参加したいと思われる方は連絡してください。



<経済交流会詳細内容>

開催日時:平成22年7月22日(木)  11:00 ~ 13:30 (昼食会含む)

開催場所:ホテル日航福岡 福岡市博多区博多駅前2丁目(博多駅前)               

人 数:20人

連絡はメールで


メイド・イン・チャイナ―中堅・中小企業の中国進出

新評論

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「中国における商品のテストマーケティングについて」

2010-07-05 17:49:19 | 視点
 今月の例会は中国市場に進出を考えている人にとっては見逃せないと思いますよ。

 中国市場で失敗する人のほとんどが「マーケティング不足」でしょう。
「敵を知り、己を知れば百戦するも危うからず」といわれるように、まず相手市場のことを知ることが最重要です。
 ただ、中国市場のことを知りたくても、確かなマーケティング情報がなかったのがいままでです。
 ところがリエゾン九州の会員企業、(株)ユウシステムの入江英也社長が今年5月、上海に会社を設立しただけでなく、自ら現地に滞在し、中国観光客を日本に呼ぶ仕掛けを作ろうとしています。
 その手始めに始めたのが「中国における商品テストマーケティング」です。
これは非常に面白い分野で、私も興味津々です。

 もう一つの発表は2次元図面データから3次元施設空間情報を作るシステムです。
今年が「3次元元年」になるのはほぼ間違いないでしょう。
TV、シネマでは大きく動き出していますが、3次元情報は実生活分野でこそ大いに役立つものです。
 例えば消防分野。
火災発生建物の内部情報が3次元で取得できれば消防活動の強力なツールになるのは間違いありません。
 ただ従来の方法だと、時間コスト、制作コストに問題がありましたが、今回発表するトモデータサービス(有)が開発した方法はその辺りを解決し、国や地方自治体でも関心を示しているようです。

 詳細は会場で。
 皆さん、是非ご参加下さい。


************リエゾン九州 2010年7月例会 *****************

●日 時: 7月10日(土)13:30 ~ 17:00


●発表内容1:「中国における商品のテストマーケティングについて」
        (株)ユウシステム・代表取締役社長 入江英也 氏


●発表内容2:「2次元図面データを3次元図面データとして表示するシステム」
        トモデータサービス(有)・代表取締役 松浦智治 氏

       同社HP:http://www.tomo-ds.com/


◎場 所:光ビル5F(中央区天神4丁目9-12)
     日本銀行(昭和通り沿い)とガーデンパレスの間の道を浜の方
(須崎公園の方)に進む。
     「ほっともっと」を通り過ぎ、道路に交差する手前、右側のビル。
     地図はこちら

●例会参加は誰でも可能です。(但し、事前に参加申し込みをして下さい)
  参加費用:会員は 1,000円。
  非会員は 2,000円。


中国13億人がこれから買う・使うモノとサービス
秋定 啓文
生活情報センター

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「中国で生産する」成功への手順―何を押さえておかなければならないか
経営創研中国進出研究グループ
中経出版

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また続く民主党の思い付き発言、財務官僚に取り込まれた菅首相

2010-07-02 22:07:18 | 視点
 民主党出身の首相は思い付き発言が好きならしい。
鳩山前首相は普天間基地問題の5月決着を自ら発言し、その言葉に自縄自縛し、最後は自爆した。

 今度は大丈夫だろうと思っていたら、今度は菅首相だ。
消費税10%をいつの間にか「公約」にした。
最近はトーンをダウンさせ、「消費税論議を始めるまで」が「公約」と言い換えてはいるが、いずれにしろ思い付き発言なのは否めない。

 こんな重要な政策は党内、閣内でしっかり議論し、煮詰めてから発言すべきだ。
第一その前に、先の衆院選で約束した「ムダを削る」ことをすべきだろう。
そういう点ではみんなの党が批判していることは正しい。
ただ、みんなの党も「天下り廃止」などの戦術的なことばかりの主張で、国家戦略論がない。第一、「アジェンダ」など官僚が好きそうなカタカナ語ばかり使わず、みんなの党を自称するなら国民誰もが分かる日本語を使うべきではないか。

 それはともかく、まず、徹底的にムダの見直しをすべきだ。
国会議員数の削減も行い、その上でなおかつ国家財政が逼迫しているとか、将来破綻しそうだから、というのならまだしも。
一般家庭でも借金が増えれば、まず徹底的に支出を減らす努力をするのは当たり前だ。
その努力をする前に、収入を増やす必要があるからと、国民から借金しようとするようなもので、そんな論理はおかしい。

 しかも、税率がいきなり10%だ。
どんな根拠でこの税率が出て来たのかも明らかにせず、ただ自民党が10%といっていたから、まずは10%でいこう。
あるいは10%なら国民も納得してくれるのではないか、というような安易な発想で「10%」という数字が口を突いて出たなら問題だ。

 鳩山さんがいい加減だったから、菅さんには皆もう少し期待したと思うし、私もそうだった。
しかし、最近の菅さんを見ていると「この人も同じか」と思ってしまう。
「同じ」というのは鳩山前首相同様に言葉に責任を持たない首相ということと、もう1点は財務官僚に取り込まれたということだ。

 不思議なことに過去、財務大臣になった人間は皆財務省の官僚の言いなりになっているのだ。
数字を並べ立て、このままいけば財政破綻などと脅かされると、とたんにビックリし、それは大変だと思ってしまうのだろう。
自らにしっかりした軸がないからだ。
鳩山さん同様、「勉強不足だった」とでもいったのだろうか。