大相撲春場所、結びの一番での白鵬の勝ち方にブーイングが起こった。横綱同士の取り組みにもかかわからず、まるで格下力士の相撲のように左へ跳んで日馬富士を交わして勝ったからだ。
横綱相撲という言葉があるが、最上位に位置する横綱は堂々と受けて立つぐらいでなければいけない。心技体が備わって初めて横綱と言われるが、そのような横綱がいなくなって久しい。
大相撲を国技、外国人力士は、と言うつもりはない。最近はモンゴル勢に押されているが、以前はハワイ勢が多かったし、いまは国籍もバラエティーに富んできたが、モンゴル勢で2代続いた横綱のマナーが悪い。
白鵬は最初のうちは朝青龍とは対照的にマナーがよかったが、この頃はまるで朝青龍を見習うかのように土俵上のマナーが悪い。横綱らしからぬ態度、勝てばいいんだろ、というような態度が目に付く。
今場所に限らず目立つのは相手が土俵を割った後のダメ押しだ。なかでもひどかったのは嘉風との対戦。寄り切った後に嘉風の足を取り土俵下へ投げつけた。そのあおりを食い井筒審判長が左足を怪我し、救急車で運ばれることに。
問題はそうした態度を悪びれる風がないことだ。それに対し、本来なら厳しく注意すべき協会が厳重注意をするどころか、どこか弱腰に見えるのはなぜなのか。特に八角理事長の態度は注意するどころか、かばっている風にも見える。
勝ちさえすればいいわけではない。結果オーライではないだろう。勝ち方が問われる。心技体の「心」の部分をないがしろにしていると相撲人気も廃れるに違いない。
八角親方が新理事長に選ばれたが、目先のことより先を考えた改革を推し進めていく必要があるだろう。そのためには横綱であろうと厳しく注意していかなければならないが、果たして八角理事長にその覚悟があるかどうか。
花粉症の季節に
横綱相撲という言葉があるが、最上位に位置する横綱は堂々と受けて立つぐらいでなければいけない。心技体が備わって初めて横綱と言われるが、そのような横綱がいなくなって久しい。
大相撲を国技、外国人力士は、と言うつもりはない。最近はモンゴル勢に押されているが、以前はハワイ勢が多かったし、いまは国籍もバラエティーに富んできたが、モンゴル勢で2代続いた横綱のマナーが悪い。
白鵬は最初のうちは朝青龍とは対照的にマナーがよかったが、この頃はまるで朝青龍を見習うかのように土俵上のマナーが悪い。横綱らしからぬ態度、勝てばいいんだろ、というような態度が目に付く。
今場所に限らず目立つのは相手が土俵を割った後のダメ押しだ。なかでもひどかったのは嘉風との対戦。寄り切った後に嘉風の足を取り土俵下へ投げつけた。そのあおりを食い井筒審判長が左足を怪我し、救急車で運ばれることに。
問題はそうした態度を悪びれる風がないことだ。それに対し、本来なら厳しく注意すべき協会が厳重注意をするどころか、どこか弱腰に見えるのはなぜなのか。特に八角理事長の態度は注意するどころか、かばっている風にも見える。
勝ちさえすればいいわけではない。結果オーライではないだろう。勝ち方が問われる。心技体の「心」の部分をないがしろにしていると相撲人気も廃れるに違いない。
八角親方が新理事長に選ばれたが、目先のことより先を考えた改革を推し進めていく必要があるだろう。そのためには横綱であろうと厳しく注意していかなければならないが、果たして八角理事長にその覚悟があるかどうか。
花粉症の季節に