栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

PCのスピードアップにはメモリー増設が効く

2009-12-30 21:23:57 | 視点
 半年程前から考えていた。デスクトップを買い替えるかどうか。
2004年夏モデルだから使い始めて5年になる。
年のせい(?)かメタボ気味で、動きが少し遅くなっていた。
デフラッグをしたり、使わなくなったソフトを削除したりしたが、思ったほどの効果はない。
OSはWinXP、CPUはセレロン2.8GHz、メモリー256MBを256MB増設して512MBで使っている。

 買い換えを躊躇している理由はそれまでメーンマシンだったデスクトップをあまり使わなくなっていたからだ。
 使わなくなった理由はノートパソコンの方を使い出したからなのか、デスクトップが重くなってきたからかよく分からない。
 どちらにしろデスクトップがメーンマシンの位置を譲り始めていたので、買い替えるのもちょっともったいない気がしていた。

 実はこのPC、メモリーを増設していたのを忘れていたが、最大2GHzまで増設可能だったのだ。
メモリースロットは2つ。
すでに増設していたからメモリースロットの空きはなし。
そのため1本を抜いて差し替えるしかない。
256MBを1本抜き、1GB増設する手もあったが、最近あまり使用しなくなっていたデスクトップに1GBも増設するのもどうかと考えたりし、結局512MBの増設にした。

 ところが、この256MBの増設(トータルメモリーは756MBになった)が思った以上に効果があり、メタボ気味で動きに切れがなかったPCがかなり速くなった。
こんなに効果があるなら思い切って1GB増設しておばよかったと思った。
ついでに2005年秋冬モデルのノートパソコンも増設量を増やした。
 数年前のパソコンが重くなってきたと感じたら、メモリーの増設が一番。
それも最大値まで増設することを勧めたい。

旨い酒造りにこだわる6代目の挑戦~日本酒編

2009-12-25 17:49:03 | 視点
同じ造るなら他社にないものを造りたい

 「酸味で差別化をしたかったのです」

 従来、焼酎を造るのに使われていた黒麹で日本酒を造った理由を、池亀酒造の6代目、蒲池輝行はこう語る。

 減圧蒸留が主流の時代に敢えて常圧蒸留による本格焼酎造りにこだわり、開発したのが「ちくご胡座(あぐら)」。その評判がよかったので、いよいよ日本酒造りに着手したのだった。

「うちは元々日本酒メーカーなので、やはり日本酒を造りたかった。それも本格的な日本酒を」

 キーワードは酸味・・・


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民主党支持率急落の原因は鳩山首相のリーダーシップ不足

2009-12-23 23:40:52 | 視点
 民主党政権発足後、ハネムーン期間の100日を待たずして鳩山内閣の支持率が急落している。(読売新聞社調査:55%、朝日新聞社調査:48%)
 選挙期間中は目立ったが、政権発足後目立たないというか、存在感がないのが鳩山首相。その分、出しゃばりなのが幸夫人だったが。
 政権発足直後は前原国交相が首相然として見えたが、威勢がよかったダム建設中止発言もいつの間にか後退した感は否めず、空港問題でも当初の威勢のよさは影を潜めつつある。
 結局、前原氏はスタートダッシュがいいだけの男なのかもしれない。

 逆に当初から目立たない(存在感がない)のが菅氏だ。
国家戦略を決める部署にいながら、まったく国家戦略を示すことができない。
菅氏はもう少し買っていたのだが、もう賞味期限切れなのか。

 そういう意味では当初から期待していなかったのがこの人、鳩山由紀夫ちゃんだ。
 口を突いて出る言葉といえば、抽象的な「友愛」とリーダーシップのなさを言葉だけでカバしている「最後は私が決めます」。
最後でなくていいから、早く決めてよ、と言いたくなる。
発言は1日で変わる(ブレる)し、優柔不断で結論は先延ばしにするし。

 そういう状態に業を煮やしたのが、小沢幹事長だろう。
まあ、小沢氏でなくとも国民も業を煮やすとまでは言わないが、焦れったさを感じているのは間違いない。
「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように、政権交代で国民が期待している熱が冷めないうちに新政権のビジョンを打ち出し、政策を決定すべきだろう。

 事業仕分けについては色々言う人がいるが、国民の大多数は支持しているはず。
いままで闇の中で行われていたことが白日のもとにさらされ、そんなことに税金が使われていたのだということを国民に分からせた意味は非常に大きい。
 事業仕分けはもっと突っ込んでもらいたかったのと、今後も継続して行うべきだろう。

 ただ、全体の戦略的ビジョンが明確でない中でいろんなことをやっているものだから、それぞれが勝手なことを主張し、まとまらない。
 本来なら、そういう場面で首相が出てきて方向性を示し、調整し、まとめるべきなのだが、それを鳩山首相がやらないものだから、いつまでたっても物事が決まらない。
 これでは政治主導じゃないではないか!
そう思うのは小沢幹事長に限ったことではない。
結局、「早くしろ」と業を煮やして出てきた。
小沢支配だなんだといわれるが、もし小沢氏が発言していなければまだ決まっていなかったのではないだろうか。

 国民は国庫に金がないのは分かっている。
暫定税率維持もやむを得ないだろうとある程度理解している。
高速道路の無料化に対してはむしろ反対さえしている。
そういう状況なのだから率直に状況を国民に説明し、理解を求めるべきだろう。

 そして、なにより早く決めることだ。
普天間問題もしかり。
方向性を決め、理由を説明し、速やかに手を打っていく。
そして削るところはさらに削る。
その一方で経済対策をこれまた速やかに実行する。

 このことがいま鳩山政権に求められている。
それができないなら年明け後、首相の首は変わっているかもしれない。
鳩山首相のリーダーシップのなさが一番の問題だ。
こういう難局を切り開くリーダーとしては小沢一郎氏の方が合っているのだが・・・。
 彼にもう少し面倒くさがらず、説明する努力がありさえすれば、ね。



目先、短期的視点ばかりでなく、戦略的視点で捉えることが必要(2)

2009-12-16 14:07:00 | 視点
ケース2:電気自動車への移行を見据えた戦略的視点を

 少しアドバイスをしておいた。Y電機と付き合う真の目的をどこにおくのかという点について。

 短期的、直接的にはロボットという新分野への進出であり、Y電機とのビジネス提携なのは言うまでもないが、B社の技術蓄積は自動車関係である。

 現在、自動車関係は落ち込んでいるが、いつまでもこの状態が続くわけではないということが一つ。

        (略)


ケース3:技術交流の意義とは

 金型制作や部品加工を主業務としているC社社長は最近あることで悩んでいた。

3、4年前に県の音頭取りで始めた産学連携の研究が一向に実を結ばないことに焦りを感じていたのだ。

 経営に長期、中期、短期戦略があるように、産学連携で学んだものを現在の仕事に生かしていく。

 例えば

         (以下、略)


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目先、短期的視点ばかりでなく、戦略的視点で捉えることが必要(1)

2009-12-10 17:59:20 | 視点
景気のせいもあるのかもしれないが、最近経営者が目先の利益や短期的な視点ばかりが目立つ。

本当にそれでいいのか。

ケース1:コストダウンの要請にどう対応するか。

 岡山のA社社長からある日電話がかかってきた。

鹿児島のある企業と仕事をしたいと思っているが先方の示した金額はメチャクチャで、とても受けられるものではない。

ただ当社のコルゲート(波形)加工技術を持ってすれば、先方の要望するものは作れる。

どうしたらいいだろうか、というのが電話の内容はだった。

 話を聞きながら次の2点を感じた。

そこで実際のケースに即しながら戦略的視点とはを考えてみたい


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マイクロソフトを脅かすグーグルの「日本語入力」

2009-12-08 11:52:59 | 視点
 グーグルの快進撃が止まらない。

ついに「日本語入力」ソフトまで開発した。

早速使ってみたが、スゴイ。

まだベーター版とはいえ十分使える。

オンラインだけでなくオフラインでも使えるのがいい。

この原稿もグーグルの「日本語入力」を使って書いている。


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会社の就業規則が古くなっていませんか。

2009-12-07 12:10:39 | 視点
 昨年のリーマンショック以来、経済・雇用情勢が悪化し、企業の人件費負担が高まっています。

こうしたなか企業と労働者とのトラブルが増え、昨年全国の労働局への相談が197,904件と20万件になろうとしています。

そういうこともあり、労働審判法、労働契約法、労働基準法の改正(H22年4月施行)と労働関係の法令の制定が進められました。
政権交代により、与党の中に連合も加わり今後労働者保護の流れはより押し進まれると思われます。

 これらの法律に共通するのは、職場の労働条件が法律以下の場合、従業員が行政、裁判所を簡単な手続で利用し権利の実現が可能になってきています。
トラブルが起きた場合のルールの根拠が就業規則になりますが、昔のままになっていた場合には、労働者の訴えを全面的に認めざる負えないケースも見受けられます。

 今回の例会では、1時間ほど時間を頂き、現在の労働関係の外観からトラブル防止のための就業規則とはどうんなものなのか説明させていただきます。

 最近話題になったものに以下の問題がありますので簡単に解説します。
 1マクドナルドなどの店長残業問題(名ばかり管理職)
 2派遣切り問題(雇止問題)
 3派遣法改正問題

 大変厳しい経済情勢の中、生き残っていくためには労使が同じ方向を向いて進まなくてはいけません。
そのためにもいらぬトラブルをおこし時間、手間を使うことの無いように是非この機会に就業規則の見直しを検討ください。

 --リエゾン九州12月例会--

●日 時: 12月12日(土)13:30 ~ 17:00
   時間が13時30分らですので注意願います。

◎場 所:光ビル5F(中央区天神4丁目9-12)
      日本銀行(昭和通り沿い)とガーデンパレスの間の道を
      浜の方(須崎公園の方)に進む。
      「ほっともっと」を通り過ぎ、道路に交差する手前、右側のビル。
    以下地図・PC用
http://map.ocn.ne.jp/cgi-bin/map.cgi?DL_MAP=E130.24.5.3N33.35.31.2&DL_ZM=11

●内 容:
1.勉強会
  「就業規則の作成・変更のポイント」
  福岡県社会保険労務士会より3人の会員で行います。
  最近の労働・労務事情、法改正等の情報をもとに就業規則の作成・変更の注意点について説明します。
  なお、社労士会作成の資料・冊子を当日配布しますので、職場に持ち帰り活用してください。



ライト付きペンと風呂場でも書けるノート

2009-12-05 11:51:49 | 視点
 福岡金網工業の山本社長が使っているのを見て、早速文具店で購入したのが先端にライトが付き、暗闇でも物が書けるボールペン。

 発売はパナソニック。
商品名は「ボールペンライト」
価格は1,000円少々だった。

 ペンの下に見えるノートは水に濡れても大丈夫な耐水ノート。
このノートは各メーカーから数種類出ているが、マス目が入っているモノのほうが使いやすい。

 山本社長がライト付きボールペンを買った動機は夜中にふと思い付いたことをその場でメモできるようにとのことだった。
 たしかにちょっとした考えは机の前以外で思い付いたりひらめくことが多い。
例えば散歩中だったり、風呂場やトイレの中だったり、と。
そのため、私の場合はトイレや風呂場などにノートとペンを置いている。
散歩中もメモ用紙とペンを持ち歩いているし、それを忘れた時はケータイのメモ機能を利用しているが、やはりメモ用紙の方が便利だ。

 なかでも入浴中に思い付くことが多い。
いま書いている原稿の続きや、ちょっとしたフレーズにタイトルや見出し。
あるいは講演の筋立てなど。

 ところが、こうしたことは大抵風呂から上がっていざ書き留めようとした時には忘れているもので、あの時に思い付いたのはなんだったけと後で苦しむことになる。
 そこで探したのが水に濡れても書けるノートとペン。
ペンは油性ペンがいいようだが、鉛筆でも書けるので、私は鉛筆を使っている。
 やはりデジタルよりアナログの方が便利だ。


パナソニック?ボールペンライト(RC:1000339054)

パナソニック?

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福岡金網工業に見る強い日本型経営

2009-12-04 23:34:24 | 視点
企業の真価は3代目で問われる

 職業柄様々な企業を取材しているが、書きやすい企業とそうでない企業がある。
書きやすいのはカリスマ的な経営者や、1代で急成長している企業。こういう企業はドラマがあるから書きやすい。

 逆に書きにくいのは歴史はあるが、カリスマ経営者が出現して会社を急成長、あるいはV字回復したなどのドラマがない企業。ところが、こういう企業こそ経営が優れていることが多い。

 ジェームズ・C・コリンズはそういう企業の中にこそ「ビジョナリー・カンパニー」と呼べるものがあると指摘している。(ビジョナリー・カンパニーとはビジョンを持っている企業、未来志向の企業、先見的な企業、業界で卓越した企業、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与え続けてきた企業)

 ところが、長く続いている企業、例えば3代以上続いている(昔から3代目が身上潰すといわれるように、3代以上続くかどうかで企業の真価が問われる)とか、100年以上の歴史がある企業には、カリスマ経営者がいたり、ドラマチックな動きがないことが多い。

 例えば徳川幕府が300年近い長期政権を誇ったのは歴代将軍の能力が高くて、その人物が組織を引っ張ったのではなく(もちろんそういう人物も輩出しているが)、優れた組織を作ったからであり、組織力の強さが組織を継続させたのであり、時に卓越した指導者を輩出したのである。

 コリンズは「ビジョナリー・カンパニー」について次のように言っている。
「代々の経営者が優秀だから卓越した企業になったのではなく、卓越した組織だから優秀な経営者が輩出し、継続性が保たれている」と。

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