栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

高齢化社会の影響はこんな所にも

2006-09-30 19:11:07 | 視点
 1か月ほど前から足首に針で刺したような小さなブツブツができていた。
最初は虫にでもかまれたのかなという程度だったが、いつまで経っても治らないどころか、どうしても掻くものだから気が付いた時には1円玉ぐらいの大きさに広がっていた。
しかも、よく見ると、1カ所だけでなく足首をグルッと回るように何カ所かにできているではないか。
もしかすると帯状疱疹?
そんな不安が首をもたげたので早速皮膚科へ。

 しかし、診察の結果は「心配するような病気ではありません」とのこと。
ただ、野菜不足でこのようになることが多いので野菜はしっかり取るように。
しばらくビタミンB2とB6を飲んでください。
まあ、それで治るでしょう。
お酒はあまり飲まないように、と注意された。
そういえば、最近アルコールの量が増えている。
だが、野菜は意識して採るようにしていたつもりなのに、とガックリ。
でも、よく考えてみると生野菜をサラダにして食べている程度。
これでは野菜不足になるのは当たり前か。
そういえば以前飲んでいた青汁も最近飲んでなかったし・・・。




 ところで、調剤薬局で薬を調合してもらっている間、他に客がいなかったこともあり、しばし薬剤師と雑談を楽しんだ。
「薬局経営も大変でしょう。幸いここはそばに診療所がいくつかあるからそれほどではないでしょうが」
「いや、大変ですよ」
「病院がよそに移ったりすると特にですね」
「それより先生が辞められることの方が大変です」
 1か月ほど前から足首に針で刺したような小さなブツブツができていた。
最初は虫にでもかまれたのかなという程度だったが、いつまで経っても治らないどころか、どうしても掻くものだから気が付いた時には1円玉ぐらいの大きさに広がっていた。
しかも、よく見ると、1カ所だけでなく足首をグルッと回るように何カ所かにできているではないか。
もしかすると帯状疱疹?
そんな不安が首をもたげたので早速皮膚科へ。

 医師の世界でも高齢化が進み、跡継ぎがいないと閉める診療所が結構増えているらしい。
医薬分業になったのはいいが、調剤薬局は診療所あってのこと。
それも大抵特定の診療所と密接に結び付いているから、その診療所が廃業すればもろに影響を受けるわけだ。
待ちの商売も厳しい。

医者からもらった薬がわかる本 (2004年版)

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技術力を武器に高付加価値製品を作る日南家具工芸

2006-09-29 19:57:47 | 視点
叔父の急死で帰省し
木工会社を継ぐことに


 一方、故郷の日南市では家具製造業を経営している叔父の茂三郎が、出始めたばかりのNC(数値制御)加工機を買い、同業他社との差別化を図ろうとしていた。
 当時のNC加工機は数値制御といっても現在のようにコンピューターで簡単にプログラムできるものではなく、電卓を使って三角関数を計算し、その数値を入力するという面倒な代物だった。

 それ故、3,000万円という当時としては恐ろしく高価な代物だったにもかかわらず、ほとんどのところが使いこなせず、最初の数回使っただけで、以後は工場の片隅でホコリまみれになっていた。
残ったのは設備投資負担のみ。
「NCを買うと倒産する」
当時、そんな噂が流れたほどだ。

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ボーイング機にも採用された宮崎・日南の精密加工技術(1)

2006-09-25 23:36:56 | 視点
3次元加工ルーターを駆使し、ボーイング機の内装や
オペラ劇場の音響板も製作する宮崎・日南家具工芸社



C・ディオール表参道店の外壁
奈良・平城宮朱雀門の復元も


「東京中探したが作れるところがなくて」
 突然かかってきた電話でいきなりそう言われた。
聞けばあちこち聞き回って、やっとたどり着いたという。
「クリスチャン・ディオールの表参道店(2003年12月オープン)を建設するんですが、その外壁を作って欲しい」
 相手は事情説明もそこそこに、そう切り出した。
「一度そちらへお邪魔したい」
 随分急いでいるような口振りである。
「なにも宮崎くんだりまで来なくても、東京なら作るところはいくらでもあるだろうに、ご苦労さんなことだ」
 池田誠宏はそう思いながらも「こんな田舎でよければどうぞお出でください」と答えていた。
 受話器を置くと「どんな仕事をしているのか不安だから、見に来たいのだってさ。来たらきっと驚くぞ」と狭い事務所を見回して笑った。

 (株)日南家具工芸社の所在地は宮崎県日南市。宮崎市よりさらに南である。
 宮崎空港を降りて海岸沿いに1時間半ほど車で走れば、かつてマグロ漁で栄えた港、日南市油津港が見えてくる。そこからほど近く、少し山手に入り込んだ山と畑に囲まれた中に同社がある。池田が「驚くぞ」と笑ったのは、あまりのローカルさにでもあった。


   続きは「九州の技術」で




白い彼岸花

2006-09-23 00:56:01 | 雑感
 秋の彼岸頃に咲く代表的な花、彼岸花。
田圃のあぜ道、墓地など人がいるところに群生して咲く。
見た目はきれいだが、毒性がある。
別名、曼珠沙華。
葉より先に花が「まず咲く」ことから曼珠沙華と名付けられたようだ。

 彼岸花と聞けばまず赤色を思い浮かべる人が多いが、このように白い花も咲く。
彼岸花の赤い色は毒々しくさえ感じるが、白い彼岸花は逆にやさしさ、清楚さを感じる。
極楽浄土には白色の方が似合う感じがする。

 この彼岸花、昨年も同じ場所に咲いていたが、今年は少し橙色がかって見える。
昨年は赤5に対し白3の割合で咲いていたが、今年は白色が少し増えていた。
しかし、よく見ると白い色の中に赤い色が見える。(右の花)
もしかすると赤と白が混じり合った新種?

 道行く人も「あらっ、珍しいわね。赤や白はよく見るけど、これは橙色だね」と言いながら通り過ぎていた。



花のことを調べるのに便利な1冊
色・大きさ・開花順で引ける季節の花図鑑

日本文芸社

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創業者と後継者の確執--フタタの選択をどう見るか(2)

2006-09-22 12:45:18 | 視点
会社は誰のために

 フタタを巡る経営統合の背景に、市場が縮小する2007年問題があることは前回述べた。
市場の縮小幅をどの程度と捕らえるかで組む相手も決まってくるが、フタタはAOKIではなくコナカを選んだわけだ。

 一般的に市場を見る場合、1つの市場の中でも縮小する分野と拡大、あるいは新たに創出する分野があるので、一方的に捕らえるのではなく、総合的、複合的に捕らえていくことが大事だ。その上できちんとした戦略を立てることが必要である。
 しかし、最近の日本人はというか、日本企業は戦略不在、哲学不在で、行き当たりばったりの経営をしているところが多いように見受けられる。
企業は金を儲ければ何をしてもいいというわけではないだろう。
なんのために会社を作っているのか、
会社存続の目的は何なのか、
社員の幸福とは何かを考えなければならない。

 そういう意味ではフタタの若き社長、二田孝文氏は経営統合先にコナカを選んだ理由の一つに、当社の社員は紳士服が好きで入ってきているので、そういう社員にカラオケなど紳士服販売以外のことをやれとはいえない、というような意味のことを挙げていた。

  ☆以下、見出しのみ列挙☆

なぜ、代表権を持ち続けるのか

権力譲渡されない娘婿

二重権力は組織を弱体化させる


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百ます計算

エポック社

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アクセス解析でHPを120%活用しよう。

2006-09-18 22:03:25 | 視点
 アクセス解析で検索キーワードを調べてみるのも結構面白い。
狙い通りのキーワードで検索されていることもあれば、おやっ、と思うこともある。

 例えば最近私のHPを訪れる人の検索キーワードを調べてみると、第一施設工業、レセプター、近未来通信、今泉鉄工所といったところがベスト4に入っている。
 近未来通信は例の所得隠しで摘発され、不安を持ったオーナーが情報を集めているためと思われる。

 第一施設工業、レセプターは「九州の技術」で取り上げたからで、これはほぼ狙い通りだった。
第一施設工業は「非接触」とか「搬送装置」というキーワードでも検索されており、いま半導体業界が非接触に動いているのがよく分かる。
また同社の住所で検索しているのもあるが、これは本社・工場を現在地に移したからと思われる。
このように検索キーワードを見るだけでも結構いろんなことが見えてくる。

超音波洗浄装置の今泉鐵工所

 不思議だったのが今泉鉄工所である。
同社の取材記事も「九州の技術」に収録しているが、取材したのは12年前だったからだ。
核になる技術情報は古くならないとはいえ、なぜ最近、「今泉鉄工所」で検索する人が増えているのかがよく分からなかった。

 こういう場合考えられるのは2つしかない。
業績が左右しているか、新技術を開発したかである。
調べてみると、この8月に新工場を建設・移転していた。
業績がいいことに加え、新工場建設という動きが見られる。
 とすると、12年前に取材した超音波洗浄装置もさらに完成度が高まっているだろうし、もしかすると新製品も出ているかもしれない。
そこで早速、再取材に出かけてみた。

 私は気に入った(注目すべき)企業は何度も取材する癖があるが、第一施設工業の非接触搬送装置同様、今泉鉄工所の超音波洗浄装置は当時から注目していたので、この際、その後の超音波洗浄機がどうなっているのか追跡記事も必要と考え、取材に出かけたわけである。

 詳細な追跡記事は稿を改めるとして、簡単に紹介しておくと。
 以前は市水(上水道水)で洗浄できるというのが1つの特徴だったが、最近はさらに技術改良を加え、HDDやデジカメ、携帯電話、DVD用などの精密洗浄向きに純水を使用する超音波純水洗浄機を開発。
 溶剤を使っても落ちないといわれる指紋跡まで落とせるのが特徴で、いまや精密洗浄分野で非常に注目される存在へと成長していた。





検索ワードから分かる面白い動き

 このほかにも、時々メールでの問い合わせもある。
ある時などは「九州の技術」に収録した企業のことで情報を教えて欲しいと東京の工務店と福島の消費者からメールが届いたことがある。
いずれも問い合わせ企業の商品が非常に気に入っていて、ぜひとも欲しいのだが、最近連絡がつかないので情報を教えて欲しいというような内容だった。

 特に工務店の方は製品の技術情報を詳しく載せて解説しているHPは他にはなく、「九州の技術」を読んでよく分かり、またその製品が間違いないと確信した。
ただ電話をしても通じないので、情報を知っていたら教えてもらないかということだった。
 福島の消費者も商品が気に入り、新築の家に取り付けるべくサイズも測ってそのスペースを空けているのだが、商品が送られてこない。支払いは到着後なので問題ないが、是非ともその商品が欲しいので、情報を教えて欲しい、というものだった。

 実はこの会社、取材時すでに社長の年齢が70歳近くの高齢で、当時から販売に意欲はなく、特許管理会社として存続したいと言っていた。
だから連絡がつかないといわれた時、高齢だから入院その他なのだろうと思ったのと、製品はどこかが取り扱っているに違いないと思ったものだ。

 このように検索ワードを見ているだけで会社の動きが見えてくるし、いま社会がどのようなことに関心があるのかも併せて見えてくる。

 最後にもう一度まとめておこう。
HPは作っただけでは意味がない。
誰が、どのような目的で見に来ているのか。
それは狙い通りなのか、どうか。
HPを営業・販売ツールとして活用するために、アクセス解析をきちんとしてみよう。




アクセス解析で顧客を獲得しよう。

2006-09-17 22:41:52 | 視点
 HPをビジネスで活用するために、いまや欠かせないのがアクセス解析である。
自社のHPをどんな人が見てくれているのか。
その人達は自社の顧客ターゲットと合致しているのかいないのか。
もし、想定ターゲットと違っている場合はどこに原因があるのか。
PRのやり方が間違っているのか、それとも想定外の所にマーケットがありそうなのか。
 これらのことがアクセス解析をすることで見えてくる。

アクセス解析で顧客を発掘

 実はかく言う私もアクセス解析を詳しく始めだしたのは比較的最近である。
それまでもアクセス解析をするにはしていたのだが、
1.トータルアクセス数(総閲覧数)とユニークアクセス数(総閲覧者数、同一人物の閲覧は1回しかカウントされない)
2.自分のHPを訪れている人がどういうキーワードで検索しているのか

 を調べる程度にしか見ていなかった。

 ところが最近、もう少し詳しく
1.リンク元URL(どこからアクセスしているのか)
2.リンク元ページ(どのページからどのページに飛んでいるのか)

 なども調べ始めるといろんなことが分かってきた。

 例えばリンク元URLとして、http://aol.okwave.jp/kotaeru.php3?q=2245914というURLが頻繁に出てくるのだ。
そこである時そのURLをクリックしてみると、それはサイト上で質問をすると誰かが答えてくれる「教えてサイト」の1種だった。

 詳細は上記URLを見ていただければ分かるが、
簡単に紹介すると、質問者が
「マクドナルドの看板は普通、赤を基調としたものなのに、黒を基調としたものを見かけた。この配色にしたのはなぜだろうか」
 と疑問を持ち、サイトで質問しているのだ。

 今度はそれを見た人達が色々回答しているのだが、その中に
「URL先のHPのフリーのジャーナリストの方が食業界で黒が使われる
理由についてレポートしてらっしゃいます。
私も興味深く読みました。
内容転載禁止らしいので、URLだけ貼っておきます。
よかったら読んでみてください」
 と私のHPの中の「なぜ今、食業界に黒が使われているのか」を紹介して答えていたのである。
 このページが結構読まれているようで、ほぼ毎日そちらのサイトから私のHPにアクセスがあっている。

 こうした利用のされ方は私の想定外だったが、
1.HPは当事者が思った以上に広範囲に閲覧されている
2.思わぬところから検索される

 ということである。

 となると、検索エンジンに引っかかりやすくすることが重要であり、
そのためにはキーワードを検索エンジンに登録する
タイトルにキーワードを埋め込む

 などの工夫が必要になるだろう。

 昔ある人が、魚釣りの名人に「どうしたらそんなに沢山魚が釣れるのか」と尋ねた。
すると、名人は次のように答えた。
「魚が沢山いるところに釣り竿を垂らすことだ」と。

 この自明の理、基本的なことこそが実は非常に大事なのだ。
魚がいないところにいくら釣り竿を垂れても釣れるわけがないので、釣りの下手な人は魚がいないところで釣ろうとしているというわけだ。
これでは名人でも釣れるはずがない。

 言い換えれば、自社のユーザー、客がいないところでいくらモノを売ろうとしても売れないということだ。
 売るためにはユーザーがいるところを探さなければならない。
想定したところにユーザーがいるのかいないのか。
あるいは想定外のところにユーザーがいることもある。
アクセス解析はそれらを調べるために大いに役立つ方法である。

●9,200箇所へ検索エンジン・リンク登録代行●





性的犯罪、酒・薬中毒犯罪には常習性がある。

2006-09-14 17:06:40 | 雑感
植草教授、今度は痴漢容疑で現行犯逮捕 「覚えない」 (朝日新聞) - goo ニュース
 やっぱりね、というのが率直な感想だ。
前回の時に思ったが、逮捕時に認め、関連物が自宅から応酬されたにも関わらず、裁判で一転無罪を主張した態度に、この人はダメだなと思った。
反省してない。

 この種の犯罪(セクハラ、痴漢、強姦、アルコール・薬中毒)は常習性が指摘されており、またやるのではないかと思っていたが、やはり理性は麻痺してしまったようだ。
 酒さえ飲まなければいい人なんだが、という人は多い。
植草氏もそうだ。
経済学者としては素晴らしく、彼の講演を聴いたこともあるが、感心したのを覚えている。
 ただ、話し方が客観的すぎるというか冷静すぎて、聴衆を魅了するというのには程遠く、生身の人間の話を聞いているというより、TV画面の向こうで喋っているという感じを受けたが。

 このどこか現実感に乏しい彼の姿に、手鏡事件で逮捕のニュースを聞いたときもさほどの驚きはなかった。
なるほど、ありうるね、というのが率直な感想だった。

 問題はこの種の常習性のある犯罪に社会がまだ寛容だということだろう。
むしろ常習性がある犯罪の方が危険で、野放しには出来ないと思うのだが。

 それにしても露骨なセクハラ事件は身の回りにも多い。
50も半ばを超えた身近な人の行為を聞いてビックリしたことがあった。
彼なども普段は柔和な顔をしていて、とてもそんなことをするタイプとは思えなかったが、暗がりでいきなり下半身を押し付けてきたというから、人は見かけによらない。
 いずれにしろ、最近変な人(幼稚な人)が増えているのは事実だ。
思考レベルが下がっているというか、幼稚化している。
そういう人はいつの間にか離れていき、付き合いがなくなってはいるが。


HPのアクセス数をアップしよう。

2006-09-13 18:27:36 | 視点
魅力あるHPにするために

 今の時代、携帯電話を持たない人が珍しいのと同じように、ホームページ(以下HPと略)を持たない企業は珍しいだろう。
だが、意外に多いのが自己満足HPだ。
要はHPを作っただけで満足しているのである。

 この手のHPに共通しているのが
1.まったく更新しない。
 会社パンフレットと同じで、いつ見ても内容が同じで面白くない。

2.デザインセンスゼロ、美的センスゼロ。
 いま頃、素人でもこんなにセンスの悪いHPは作らないだろうというレベルのHPが意外にも多い。
 色をやたら使ったり、BGMをよく入れているが、BGMはうるさくて逆効果だと考えた方がいい。

3.目的が明確でない。
 商品を売りたいのか、会社のPRをしたいのか、人材採用に活用したいのか等、目的を明確にすべきだ。
 会社のPRという場合でも総花的ではなく、自社の特長を打ち出すべきだ。

 なぜ、こうなるのか。
<更新>
HPの更新契約を結んでないか、社内にHP制作ソフトを操作できる人間がいないからだ。
 外部に頼めば簡単だが、社内で更新した方がスピーディ、タイムリーに出来る。

<デザイン>
 デザイナーなどのプロを使えばいくらでもきれいなHPができる。
つまり金で解決できる話だが、金を使わなくても十分可能だ。
自社のイメージに近い、気に入ったHPのデザインを参考にすればいい。

<コンセプト>
 最も重要なのは上記(3)である。
言い換えれば自社の<戦力分析>だ。
孫子にいう「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」の「己を知る」ということである。
必要なのは「戦略的思考」だが、中小企業の場合、残念ながら「戦術的思考」はできるが「戦略的思考」をしないところが多い。

 もし必要なら、そのためのお手伝いは私が出来るので、遠慮なく連絡を。

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検索エンジンへの登録が重要

 HPのイロハはこの程度にして、話を一歩先に進めよう。

 最近、腕時計が売れなくなったのをご存知だろうか。
理由は腕時計の必要性がなくなったからだ。
では、時刻を何で知るのかといえば携帯電話なのだ。

 同じようなことが新聞にもいえる。
最近は新聞を取らない若者が増えているが、彼らが世の中の動きに無頓着なのかといえばそうでもない。
ニュースはウェブ(インターネット)で見ているのだ。

 いまや何かを調べるときに真っ先に利用するのがウェブである。
何かを調べる(検索する)時に利用するのが検索エンジンというソフトであり、それにはキーワード登録型と自動収集型の2種類ある。
 細かいことは省くが、例えば「栗野的視点」と入力し検索してみよう。
「栗野的視点」「栗野」「視点」などの文字を含む文章がズラズラっと出てくるが、「栗野」でも「視点」でもなく、目指す「栗野的視点」という単語が10~15番以内に出て来なければどうだろう。
恐らく大抵の人は面倒くさがって探すのを諦めるに違いない。

 つまり、HPを作っても、自社のHPが検索エンジンの後ろの方に登録されていたのではほとんど人の目に触れないことになる。
人の目に触れない=存在しないのと同じ。

 では、どうすれば検索エンジンの順番を上げられるのか。
実は、検索エンジンには妙な癖があり、あちこちのHPに登録されているHP(あちこちにリンクが張られているHP)をよく利用されているHPと感じて、そのHPの順番を上に持ってくるのだ。

 つまり、あちこちにリンクを張ってもらえばいいのだが、いまやちょっとやそっとの数では役に立たず、最低でも100カ所以上のリンクが必要になる。
そんなことは素人ではとてもできないだろう。
そこで必要になるのが検索エンジンやリンク集への登録代行サービスだ。


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メールの誤送信にご注意。

2006-09-11 22:52:01 | 雑感
 誰でも一度や二度、メールの送信先を間違って送った経験はあると思うが、今朝送られてきたメールは一瞬見入ってしまった。

 こんにちは、××さん。
 後でお逢いできるのを楽しみにしていますね。

 ??
何だ、これ?
名前が間違っている。
後でお逢いできるのを楽しみにしています?
迷惑メールだな、と判断し、削除しようとしたが、「見出し」が「Re:栗野的視点:Eメールのエチケット」になっていたのが気になった。
「栗野的視点」は私が配信しているメルマガのタイトルであり、最新号への返信スタイルを取っているところが気になった。

 もう少し先を読んでみると

 お仕事が早く終わると良いですね。
 愛しています、××さんだけを。

 と続いていた。
やはりH系メールの類かと思ったが、タイトルに私のメルマガ最新号が使われているのがどうしても気になり、送信者アドレスを確認すると@yahoo.co.jpだった。
@の前は女性名と数字。
H系迷惑メールは圧倒的に@yahoo.co.jpが多い。
間違いなく迷惑メールだ。

 ただ、名前の部分に見覚えががあったので念のためアドレス帳の登録アドレスを検索してみて驚いた。
な、なんと登録アドレスの中にあったのだ。

 ということは、このメールは不倫メール。
おい、おい、送り先をよく確かめてから送れよ。

 皆さんもこんなミスをしないように。
メールを送る前にもう一度送信先を確かめてから送りましょう。

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の保護にも十分配慮しており、アンケート協力依頼以外の勧誘などが届くことも
ありません。
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Eメールのエチケット(1)ーー初心者に多い失敗例(追加し更新)

2006-09-08 11:49:23 | 視点
 日本人は初対面の時に必ずといっていいほど名刺交換をする。
特にビジネスの世界では100%そうである。
その名刺がこの5年程の間に大きく変化したのをご存知だろうか。
5年前は名刺にEメールアドレスを書いている人はまだ半分にも満たなかったが、いまやEメールアドレスが書かれてない名刺の方が珍しい。
それもinfo@***といった会社の代表アドレスではなく、個人アドレスが書かれている。
それほどEメールが普及しているということである。

 ところが、ここで一つ問題が出てきた。
あまりにも急速にEメールが普及し、誰も彼もが使い出したから、エチケットを知らないままにメールのやり取りをする人達が増えている。
個人的な私的メールの場合はそれでもいいだろうが、ビジネスの世界でエチケットを欠いたメールはせっかくのチャンスも失することになる。
 先方が多少気分を害するぐらいならまだいいが、迷惑メールと判断され読まずにゴミ箱に捨てられることもあるので注意が必要だ。

 では、以下によく見かける失敗メールの例をいくつか挙げてみよう。

署名なしはエチケット違反

 初心者、あるいはメールのやり取りをあまり頻繁にしていない人に多く見かけるのが署名抜きメールである。
出した当の本人は分かっているつもりかもしれないが、日に何10通も送受信している人はメールに署名がなければ、それが誰からのメールか即座に分からない。
分からなければ即「ゴミ箱」行きだ。

 ゴミ箱に捨てられないにしても、目上の人、年上の人に署名もせずにメールを出すのは名乗らずに電話をするのと同じで、とても失礼だろう。
 こんなちょっとしたことで相手の心証を害し、ビジネスがダメになったりすれば元も子もない。

 仮にそこまで行かなくても、「エチケットを知らない奴だ」と思われるだけで人生不利になる。

 では、署名はどのように入れればいいのか。
個人的な相手になら自分の名前(フルネーム)だけでもいいだろうが、ビジネスの場合は

 社 名
 部署名
 氏 名
 会社住所
 電話番号
 E-mailアドレス


 ぐらいは最低限必要だろう。
 そして上記部分を本文と区別するために

-------------------------------------
氏名
Eメールアドレス etc
-------------------------------------
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
氏名
Eメールアドレス etc
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

 というように罫線、記号などを使って上下に線を引いておくといい。





無題メールは受信拒否される

 次に時々見かけるのが「無題」メールだ。
これは携帯メールの影響かと思われるが、PCメールの場合、題名は絶対必要
題名なしのメールは99.9%迷惑メールと判断され、そのままゴミ箱に捨てられる。

 私は「無題」メールや題名欄に「Re:」だけ、あるいは「Fwd:」だけのメールは自動的に「迷惑メール」フォルダに移動する設定にしているから、一読もせずに捨てている。
 受信ソフトによっては一切受信を受け付けないこともあるので題名は必ず付けることが大事だ。

返信メールに多いミス

 上記2つ程ではないが、結構困るのが返信メールだ。
しかも、この手の返信メールが結構多いから参る。

 例えばユーザー登録を促す下記のようなメールが届いたとしよう。

ようこそ Shuriken Pro4 へ

インターネットメールソフト Shuriken Pro4 をご利用いただき、
ありがとうございます。
Shuriken Pro4は、ビジネスで使えるメールソフトとして進化しました。
セキュリティに強く、業務効率向上につながる機能をご利用できます。

                    株式会社ジャストシステム


 このメールに
「後日ユーザー登録をします」
という一文を入れて返信することにしよう。

後日ユーザー登録をします。

> ようこそ Shuriken Pro4 へ
>
> インターネットメールソフト Shuriken Pro4 をご利用いただき、
> ありがとうございます。
> Shuriken Pro4は、ビジネスで使えるメールソフトとして進化しました。
> セキュリティに強く、業務効率向上につながる機能をご利用できます。
>
>                     株式会社ジャストシステム


 Outlook Expressをはじめとし、ほとんどソフトは「返信に元のメッセージを含める」という項目に当初からチェックが入っているから、このまま返信ボタンを押すと上記のようなメールが相手に届く。

 返事はたった1行なのに、その後ろに送られてきたメールの全文が引用マーク付きで延々と続いているのが分かるだろう。

 こんなメールを返された方はうんざりするだろう。

たしかにそのまま返信ボタンを押せば楽なのは分かるが、引用は最低限にとどめ、不要部分は削除して送る配慮が必要だろう。

それが最低限のエチケットだと思うが、意外にこの程度のことをしない人が多い。

それもITについて講演して回っているような人間でさえ、そんなメールを返してくるから見識を疑いたくなる。

 ともあれ、たかがメール、されどメールである。
一度自分が出しているメールを見直してもらいたい。


 本ブログとは別にHPに以下のタイトルで別稿を載せていますから、そちらも一読戴ければ

 「Eメールのエチケット(2)--最低これだけは気をつけたい」


 「最近、メールの送信ミスが増えている。」


<以下、読者から届いていたコメントも参考にして下さい。>

初めまして、さかともと申します。

Eメールは初心者ではありませんが、楽しくしかも非常にためになりました。
(1)とのことなので、続編があるものと期待しております。

ところでためになる記事だからこそ、私からも一言言わせて頂きたいと思い、書くことにしました。

いつも思うのは、送信者側のマナーはマナーでいいのですが、迷惑メールと紛らわしいからとゴミ箱に捨てられるのは、双方にとって不利益をもたらす結果になります。

送信者は受信者に正しく伝えたつもりでいて、受信者はまだ送られてこないとイライラして待つことになり、双方の意思疎通がそれだけ遅れることになるわけです。
(そして大抵の場合、双方が「自分は正しい」と主張するでしょう)

れがビジネスであれば、トラブルになることは誰が考えてもわかることですし「どちらが悪い」以前の問題なのです。

しかしそれは受信者側のチョットした設定で防ぐことができるのです。
それは「メールルール(OutlookExpressの場合)」で送信者メルアドを指定し、受信トレイ以外のフォルダへ迷惑メール以外のメールを振り分けるように設定するのです。

最初は多くのメルアドがあって大変でしょう。また企業など独自ドメインならば"@"以降のドメイン名だけでいいでしょう。
つまり正当なメールは、頻繁にメルアドが変わることは少ないため一度設定してしまえば、間違いなく別フォルダへ振り分けられるのです。
こうすると受信トレイに残るのは、新規に送って来た「正当なメール」と「迷惑メール」だけとなります。

そこまでやれば受信トレイ上のメルアドと件名を見るだけで、ほとんど手動で振り分けができるようになります。
言い方こそ違え、大抵のメーラーにはこの機能は付いていますので、ビジネスで使うのならば必ずやるべきです。

私が恐れているのは日本の場合、マナーがマナーではなく、いつのまにか「ルール」となってしまう傾向があるからです。


最後に、このコメントはこのブログを書かれた方を非難するものではなく、より多くの方が、より良い方向へ改善されることを願って書いたのであることをご理解願いたいと思います。

これからも、ためになるブログを楽しみにしています。






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トヨタ・レクサス国内苦戦の理由

2006-09-08 02:48:59 | 雑感
 6日、7日と福岡国際センターで開催されている「モノづくり総合展」に行ってきた。
日刊工業新聞社主催のこのイベントも同社の衰退と軌を一にするかのように最近は集客に苦労しているようだ。

 「モノづくり総合展」に今年初めてコーナーが設けられたのが自動車関連産業。
トヨタ九州がレクサスを展示していたので、国内販売苦戦の理由をそれとなく聞いてみた。

 「世界的には伸びているんですが、国内が少し・・・。走り、馬力にウェイトを置いたものですから、いまにしてみればその辺がちょっと見誤ったかなという気がしないでもありませんが。いまのようなガソリンの高値をみればですね。ただ、最上級車種のLSはベンツ、BMWの顧客層をターゲットにし、そちらから乗り換えを狙っていますから、まあこれからでしょう」

 トヨタもここまでの原油高は予測してなかったようだ。
さて、トヨタの狙い通りに行くかどうか。




佐賀のスゴイ企業

2006-09-07 00:02:58 | 視点
 昨日、佐賀・有田町に行ってきた。
有田といえば有田焼で有名だが、ここに優れた技術を持った企業があるので、その取材に出かけたのである。
 その企業の名前は今泉鐵工所。
実はこの会社、いまから12年前に一度取材しているので、今回が二度目の取材ということになる。

 12年ぶりに取材に訪れた理由は、最近、「リエゾン九州」という私のHPに毎回「今泉鐵工所」というキーワードで検索が入っているからである。
企業名で検索が入るということは新製品を開発したのか、営業展開をしているのか、いずれにしろなんらかの動きがあるということだ。
そこで、その後の様子も知りたかったので改めて取材に出かけてみた。

 最初に同社を取材した時はフロンの代替洗浄機として「超音波洗浄機」を開発し、これからこの洗浄機を主力商品にしていこうとしていた頃である。
その直後から需要が大きく伸び、いまでは注文に追われる毎日ということだった。
 同社製「超音波洗浄機」については私のHP内の「九州の技術」に詳述しているので、そちらを一読いただきたいが、現在の取引先は国内外の一流企業ばかり。
分野はHDD、回路基盤などの精密洗浄である。
溶剤を使わず水だけで、元も落としにくいといわれている手の指紋まで簡単に落としてしまうのが特徴だ。

 その後の同社の技術と動きについては近い内に執筆し、HPの「九州の技術」に収録する予定なのでお楽しみに。

 写真は1月前に完成した新工場。工場の敷地面積は3,000坪。




フタタの選択をどう見るか(1)

2006-09-05 23:04:52 | 視点
 8月7日、AOKIホールディングス(以下AOKIと略)が突然とも見える形で紳士服販売のフタタに経営統合を提案した。フタタは当初AOKIから切られた期限の14日を18日まで延ばして検討した結果、嫁入り先をAOKIではなくコナカにした。その結果を受けてAOKIは株式公開買い付け(TOB)の実施を中止し、フタタを巡る争奪戦は一応終わりをみせた。

 このフタタを巡る争奪戦、例えてみれば婚期を逃し行き遅れた娘に婿2人という関係だ。
 昨今、娘の結婚相手は親が探すのが常識(?)らしく、今回の場合も娘がこのまま行き遅れ、生涯独身で過ごすことになりはしないかと心配した親が密かに見合い相手を探したところ、実は娘には心を寄せる相手がいたらしい。
 ただ、この相手が今一つ煮え切らない男だったので、親が持ってきた縁談話を機に娘が「グズグズしていると私は他の男の所にお嫁に行くわよ」と決断を迫ったところ、相手の男が慌てて正式に結婚を申し込んきたというわけだ。

 まあ、この程度の話を「新見合い時代」(九州にもM&A時代の本格的な到来)とか「経済力こそ重要」(バイイングパワーがものをいう時代)などと大仰に書き立てたり、バカの一つ覚えのように言う方がおかしく、「栗野的視点」では取り上げる気もなかったが、ちょっと角度を変えると意外に面白い点が見えるので少し触れてみることにしよう。

     続き


ビジネスの基本は人脈

2006-09-04 15:26:17 | 視点
 ビジネスの基本は人脈、だと思います。
どんなにITが普及しても人と会わずに人脈を広げることはできないでしょう。
 ところが、同じように人と会っていても人脈をたくさん持っている人、そうでない人がいます。
なぜでしょうか。

 また人によっては数より質というか、非常にいい人脈をしっかり持っている人がいます。
例えば中野建築システムは社員5人ですが、ここ何年も年商は5億円と決めているそうです。
前期は期がスタートした時点ですでに5億円分の仕事受注が決まっていたので困ったそうです。
年商5億円以上はしないと決めたからといって1年遊んでいていいわけではないからです。
構造不況といわれる建設・建築業界にあって、なぜそんな楽な営業(?)ができるのでしょうか。
 一つはっきりしているのは質のいい人脈を持っているということです。
では、なぜ質のいい人脈を持つことが出来るのでしょうか。

 ところで人脈とは一体なんでしょうか。
はっきりしているのは人の頭数と人脈は違うということです。

 そこで今回はちょっと趣向を変えて、皆で人脈づくりについて意見交換しませんか。
もっと効率的に人脈を作りたい。
あちこちの名刺交換会で名刺交換するけど人脈に結びつかない。
どうすれば名刺を人脈に変えられるのか。

 こうした率直な悩みから、各自の人脈づくりのノウハウ披露まで、ざっくばらんに話し合いませんか。


             --記--

●日 時:9月19日(火)午後6時~9時

●場 所:ibb fukuoka 6F会議室

●内 容:
1.「上手な人脈づくりについて考える」


●例会参加は誰でも自由です。
  参加費用:会員・非会員共に1,000円。
 
●例会後、懇親会を予定しています。
   予算3,000円程度。

●例会・懇親会とも参加申し込みは事前に!
   当日、会場準備の都合上、極力事前に参加申し込みをお願いします。