栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

消えた消費者はどこに ~ 大型店に流れる消費者を、地元小店舗に呼び戻すには(3)(4)

2013-10-30 00:20:30 | 視点
消えた消費者はどこに

 消えたのは商店や小型スーパーだけではない。

流通業界から見れば、消費者そのものが消えている。

近い将来、そう10年か20年後には、車で郊外店舗に買い物に行く消費者は珍しくなるに違いない。

もうアメリカ型の店舗は参考にならない。

いつまでもアメリカの真似をする時代ではないだろう。

日本の実状にあった流通業に戻るべきだ。

          ・
          ・

 ネットスーパーは福岡でも今春頃から各社が参入している。

地場中堅スーパーでは西鉄ストア(福岡市)が2013年5月28日から「今・時のご用聞き隊」と

名打った買い物代行サービスを開始した。参入はお世辞にも早いとはいえない。

 ただ、同業他社のほとんどがパソコンやスマートホンなどインターネットに接続できる

環境から注文するシステムを採用しているのに対し、同社は電話やFAXからも注文できる

ようにしているのが特徴

         (略)

効率販売から非効率販売へ


 客が来るのを待つ販売から、客が待っている場所まで出かけていく販売へ--。

急速に進む高齢化は小売業のあり方まで大きく変えようとしている。

「大きいことはいいことだ」路線をひた走るイオンを始めとする全国大手流通業を尻目に、

コンパクトで小回りがきく小売業路線を一歩進めているのがコンビニエンス各社だ。

きっかけは2011年3月11日に東北地方を襲った大震災とその後の大津波。

この時、コンビニ店舗も被災したが、いち早く移動車での販売を開始


          (以下略)




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世界遺産登録候補の軍艦島と長崎教会群

2013-10-24 00:45:11 | 視点

 軍艦島に行ってきた。
長崎市の沖合にある小さな島で、正式名称は端島(はしま)という。
かつては炭鉱で栄えた島だが今は無人島だ。

 島は南北約480m、東西約160mの、面積約63,000平方メートル。
ここに地上7階建ての鉄筋コンクリート造りの高層アパートが建ち、最盛期には約5,300人が
住んでいたというから、人口密度は異常に高い。
しかも、狭い島の中に学校や病院、商店、映画館やパチンコホールなどもあったというから、
島内で全てが賄えるようになっていたようだ。

 軍艦島--。
名前からはなんとなく戦争に関係するようなイメージを受けるが、名前の由来は島の形容が
軍艦に似ているところから。

 最初にこの島を「軍艦島」と呼んだのは1921年(大正10年)の長崎日日新聞の記事。
当時、三菱重工業長崎造船所で建造中だった戦艦「土佐」に似ているとして「軍艦島」と呼んだのだが、
元になっているのは、その5年前に大阪朝日新聞が島を形容して「軍艦とみまがふさうである」
と書いた記事だ。
たしかにいまでも遠くから見ればまるで軍艦がそこに浮かんでいるように見える。

 歴史的建造物に興味があった私は以前から一度ここを訪れてみたいと思っていた。
その話をすると、元長崎大の某教授だった人が見学の設定してくれると言うので
楽しみに連絡を待っていたが、希望予定の4月を数か月過ぎても一向に音沙汰がない。
それなら自分で行った方が早いと思い、結局9月初旬に観光バスツアーに申し込み行ってきた。

◆現状保存より風化の過程を


 軍艦島は過去何度か注目されてきた(その一つに廃墟ブームがあった)が、
直近でクローズアップされたのは2008年9月、「九州・山口の近代化産業遺産群」の
一部として世界遺産暫定リストに追加記載

        (以下 略)



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カメラは軽い方がいい。

2013-10-21 00:37:41 | 視点

 一眼レフカメラは重いという常識がある。
特にカメラ通と称する人達(販売店の人も含め)ほど一眼レフの重さに肯定的である。
むしろ軽いとチャチだ、と小バカにする傾向がある。
たしかにしっかりとした作りにすれば大きく重くなる。
では、本当に大きくて重いカメラが「いいカメラ」だろうか。
答えはノーだ。
いいカメラには大きくて重いカメラが多いが、大きくて重いカメラがすべていいカメラとは限らないからだ。

 例えばデジカメが出始めの頃、30万画素のデジカメはいまのコンパクトデジカメに比べると写りは比べ物にならないくらい悪かったが、サイズはこれまた比べ物にならないくらい大きかった。
以来、デジカメの進歩は著しく、高画素化が進み、その一方で小型・軽量化してきた。

 この流れはコンデジだけでなく、デジタル一眼レフカメラでも同じだ。
フルサイズと呼ばれるデジタル一眼レフ(ハイアマチュア~プロ用と呼ばれることが多い)でも小型・軽量化は進んでいる。
メーカー自身が小型・軽量化の流れを進めているわけで、この流れは今後更に進むだろう。
ただ、カメラ本体はかなりの速さで小型・軽量化が進んでいるが、レンズは逆に大口径化する傾向にある。
その結果、レンズは大きく重くなるという、カメラとは逆の動きになっているのだ。
 例えばキャノンのフルサイズカメラ、EOS6Dは重量680gとフルサイズカメラでは最軽量(発売時)だが、レンズEF24-105mm F4L IS USMと組み合わせるととたんに最軽量という謳い文句は霞んでしまう。
 とはいえ全体の総重量は軽くなる方向に動いていかざるをえないだろう。
特にエントリークラスのカメラセットは。

 ごくために、それも1日1時間ほどしかカメラをぶら下げないという人なら、カメラの総重量はそれほど問題にならないかもしれない。
だが、1日数時間も撮影したり、旅行でカメラを持ち歩く人にとっては、この重さが問題になる。
肩から下げていたり、首に掛けていれば、ほぼ間違いなく肩こり、腰痛の原因になる。
実は、先日、長崎くんちの撮影を6時間も行ったところ、数日肩こりに悩まされた。

 こうした個人的な体験からも言えることは、女性や年配者はカメラを選ぶ時、販売員やカメラ通を称する人の意見に左右されずに、できるだけ軽いカメラを選んだ方が後々後悔しない。
逆に重いカメラを買うと、その重さに耐えられず段々カメラを持ち出すのが億劫になっていき、やがて一眼レフはお蔵入りになる。
これではなんのために高価なカメラを買ったのか分からなくなるというものだ。
私の身近にもこういう人は何人かいる。

 長く使い続けるものだから、初心者でも最初からいいカメラを買っておいた方がいい、という意見もある。
たしかに一昔前のアナログ時代なら、その意見はご尤もといえる。
しかしデジタル時代になり、製品の寿命は格段に短くなった。
技術進歩も速いから、数年で持ち物は時代遅れ(品質レベルで)になる。
デジタルカメラで言えば5年前に680万画素だったものが、いまでは2000万画素の時代である。
もはや「一生モノ」という考えが通用しなくなっている。

 カメラもパソコンも
数年で買い換える時代になってしまった。
特にパソコンは高額な高級機を買ってもOSが変わると使えなくなるし、数年で速度も遅くなる。
そうすると、そこそこのものを買って数年で買い換えるやり方の方がいいということになる。
デジタル一眼レフカメラも同じだ。


FUJIFILMMALL(フジフイルムモール)


それでもgmailやThunderbirdを使い続けますか。

2013-10-09 16:22:52 | 視点
メールの中身を見られているGmail

 皆さんはメールソフトはなにを使っているだろうか。恐らくほとんどの人がアウトルックなどの無料で使えるメールソフトではないだろうか。
 私の場合、パソコンソフトはほとんどフリーウェアかシェアウェアで、市販ソフトは「一太郎」と「筆まめ」「ホームページビルダー」ぐらいだ。マイクロソフトの「Office」も入れてない。
代わりに「Open Office」「Libre Office」などのフリーウェアを使っている。原稿書きにはシェアウェアの「秀丸(ひでまる)」だ。

 因みにフリーウェアは無料で使えるソフト(著作権フリーではない)で、シェアウェアはオンラインでダウンロードし、試用することができる。
気に入って継続使用する場合はユーザー登録して対価を払う。
市販ソフトの場合、バージョンアップ版を使用する時は新たに買い増さなければならないが、シェアウェアは最初に料金を支払えば、以後のバージョンアップ版も追加料金なしで利用できるものが大半である。

 このようにフリー・シェアウェアソフトを中心に構成している私のパソコンだが、メールソフトは無料版ではなく市販ソフトを使っている。
 ウェブメールのGmailも使っているが、これは受信専用
しかし、GoogleはGmailやGoogle検索から膨大なデータを収集し、米政府の求めに応じ提供していることが分かったので、Gmailへの転送を取り止めた。


パスワードが丸見えのThunderbird

 無料のメールソフトでアウトルックと同じぐらい有名なものにThunderbird(サンダーバード)があるが、驚いたことにこのメールソフトは登録アカウントのパスワードが丸見えなのだ

 ユーザー名だけでなくパスワードまですべて表示されている


        (以下 略)



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