栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

使ってみて分かった格安SIMのメリットと注意点

2019-05-28 15:30:45 | 視点
 ドコモやauなどの大手携帯電話会社(通信キャリア)以外が取り扱っている格安SIM(SIMフリー)を契約して利用している人が増えている。とはいえまだシェアは10%あまりにしか過ぎないが、総務省はSIMフリーのシェアをもっと増やすべく口を出しているから、今後はもう少し増えるだろう。
 そこでまだSIMフリーを使ったことがない人のためにSIMフリーに変更するメリット、注意点を、私自身の経験から紹介してみたい。

格安SIMなら毎月900円~1600円

 私は従来型ケータイからスマートフォン(以下スマホ)に替えた時からSIMフリーで使っており、最初に契約したのはフリーテルSIMで、次に関西電力系のmineo(マイネオ)、そして今月からビックカメラのBicSIMを使っている。
 いずれもナンバーポータビリティーを利用しての変更だから電話番号は変わっていない。ただ、契約会社を替えたことで使い勝手や注意点など分かったことも色々ある。

 まずSIMフリーに替えたメリット。これはなんといっても料金である。ケータイの頃から通話にしか使ってなかったからキャリアにそれほど高い料金を払ってはなかったが、それでもSIMフリーに替えたことで金額はさらに下がった。
 料金は契約するギガ数で変わるが、各社とも1GB、3GB、5GBというような刻みになっており、月3GBの容量契約で使用しているが、フリーテルSIMだけは毎月使用したギガ数に応じて料金が変わる変動性の契約にしていた。
 この変動性がいいのは毎月利用する容量が少ないか、多い月があったり、少ない月があるなど毎月の利用容量が一定しない人は利用料金にムダがなくなることである。
 もう少し具体的に言うと、普段は自宅か会社のWiFi利用中心で、外でネットに接続することがほとんどない人は変動性(使った分だけの従量制)の方が安くなる。
 本来、通信量は使った分だけ払う従量制が当たり前だと思うが、なぜか従量制を取り入れているところはキャリア、MVNOを含め少ない。
 MVNO、つまりSIMフリー取り扱い会社で、従量制を採用しているのはかつてのフリーテルとエキサイト、b-mobile S 990ジャストフィットSIMだけ。b-mobileはデータ専用1GBなら990円だ。
 フリーテルも似たような金額だったと思う。外出時の利用が少ない私の利用法にはピッタリだったが、経営不振で会社の身売り話が決まった時に先々の不安からmineoに変更したが、いまでも使った分だけ請求される従量制の方がいいと感じている。

 1GB、3GBなどの固定料金制のメリットは使い切れなかった容量を翌月に限り持ち越すことができる点。たとえば3GB契約をしていたが、今月は2GBしか使わなかったため1GB余ったとしよう。すると余った1GBは翌月に限り持ち越すことができる。そのため翌月は3GB+1GB=4GBを使うことができるというわけだ。
 この持ち越し制度は結構お得に見えるが、毎月の使用量が少ない(ほとんど自宅のWiFi接続)人にはあまりお得感がないだろう。というのも余った容量を持ち越せるのは翌月までだからだ。これが2か月3か月先まで持ち越せるなら随分お得感はあるが、そうは問屋が卸さないというところか。

 ところで実際に私が払っていた金額だが最も少ない時で900円台。多くても月に1600円というところだ。金額に幅があるのは従量制の時があったり、キャンペーンで割り引きの時があったからである。

2年縛りはないが、手数料縛りがある

 以 下 略

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通話アプリで注意すべき点

     (略)

高速、低速の切り替え

     (略)


mineoの魅力はフリータンク

     (略)


BicSIMを選んだ理由

     (略)