この時期、日本列島はどこもかしこも光り輝いている。
光ることはいいことだ、とばかりに、数を競い、街を、通りを、建物を、光で包んでいる。
その規模は年々大きくなるばかりだが、電力使用量は増えていません、LEDに替えていますからと言い訳をしながら、決して総電力使用量は明らかにしない。
これって原発は安上がりと言っていた論理と同じことだと思うが、クリスチャンでもない日本人がクリスマスイブを盛り上げている。
真のクリスチャンはむしろ厳かに、静かに、神に感謝し、降誕を祝っているのと対照的だ。
あちらが何万個なら、こちらは何十万個の光と、競い合うのは数ばかり。
数が大きければ感動も大きいと言わんばかりに演出をする。
だが、数を競えば数に負ける。
心に残るイルミネーションは数ではない。
そんなことを教えてくれたのが田んぼの中のイルミネーション。
場所は熊本県南阿蘇村の観光施設「あそ望の郷くぎの」。
そこに今年初めてお目見えしたのが「南阿蘇スターライトイルミネーション」。
パンフレットを見た瞬間、田んぼに水を張り、水面に映るようにしたと分かった。
生憎こちらの都合が合わず、昼間の時間しか見ることができなかったが、予想した通りの演出だった。
見ようによっては池に映ったツリーイルミネーションと思えなくもないが、水を張ったのは1面の田だけ。
水面に映るから、むしろ厳かで倍楽しめる。
飾り付けた電球は何万個でも何十万個でもなく、たったの1000個。
ツリーの高さは16m。
点灯期間は12月1日~来年2月17日午後5時~9時まで。
昼間はバックに阿蘇の広大な風景が見える。
夕方から訪れると写真のような光景と、イルミネーションが点灯された夜の幻想的な風景の二度楽しむことができるだろう。
金をかけずとも知恵を絞れば、地方でも集客できる--南阿蘇のイルミネーションはその見本だ。
他の地方も大いに見習うべきだろう。
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