なかなかの女傑である。北条政子に比肩すると言うのは言い過ぎだろうか。
IDC大塚家具の大塚久美子社長(執筆時)のことである。
同族企業に内紛は付きものとはいえ、ここまで創業者に「ノー」を突きつけた例は数少ない。
あっても創業者一族以外からの「ノー」であり、直系の身内から「ノー」を突き付けられた例はないのではなかろうか。
ワンマン経営者が失敗する時
「内紛」の場合、表面的には経営路線をめぐる対立と見えても、内実は
もっとドロドロとした経営の実権という言葉以上の、金銭絡みの権力争いで
あることがほとんどだが、今回は少し様相が違うというのも珍しい。
企業が生き残れるかどうか、そのためにはどのような経営体制が必要か
という「路線闘争」であり、週刊誌的な(といえば怒られそうだが)
面白おかしく捉えた父娘の権力争いではないし、そのような捉え方をすると見方を間違うだろう。
経営路線の問題は善悪で論じられないのはもちろんだが、どちらが正しいかどうかもなかなか論じにくい。
というのは「勝てば官軍」的な部分があり、路線が正しいかどうかは
時代的なものも影響するし、その時の運もある。
もっと平たく言えば、路線は正しいのに権力争いで敗れるということもままあるからだ。
もちろん、その逆もある。
結局、生き残った方が支持されたということになる。
後世、その選択が間違いだったと認められたとしても、だ。
ワンマン経営の欠点は
ワンマン創業者に共通しているもう一つの点は
必要なのは権力簒奪の気概
対して2代目(3代目)の方はといえば、権力の禅譲しか頭にないから、
先代を批判することなど思いもよらず、他のイエスマンと大差はない。
それに加えて摩擦回避世代が増えているから余計
(以下 略)
★本稿は3月19日に「まぐまぐ」から配信したものです。
☆全文は「まぐまぐ」内の下記「栗野的視点」ページから
http://archive.mag2.com/0000138716/20150122220000000.html
「栗野的視点」はリエゾン九州のHPにも収録しています。
IDC大塚家具の大塚久美子社長(執筆時)のことである。
同族企業に内紛は付きものとはいえ、ここまで創業者に「ノー」を突きつけた例は数少ない。
あっても創業者一族以外からの「ノー」であり、直系の身内から「ノー」を突き付けられた例はないのではなかろうか。
ワンマン経営者が失敗する時
「内紛」の場合、表面的には経営路線をめぐる対立と見えても、内実は
もっとドロドロとした経営の実権という言葉以上の、金銭絡みの権力争いで
あることがほとんどだが、今回は少し様相が違うというのも珍しい。
企業が生き残れるかどうか、そのためにはどのような経営体制が必要か
という「路線闘争」であり、週刊誌的な(といえば怒られそうだが)
面白おかしく捉えた父娘の権力争いではないし、そのような捉え方をすると見方を間違うだろう。
経営路線の問題は善悪で論じられないのはもちろんだが、どちらが正しいかどうかもなかなか論じにくい。
というのは「勝てば官軍」的な部分があり、路線が正しいかどうかは
時代的なものも影響するし、その時の運もある。
もっと平たく言えば、路線は正しいのに権力争いで敗れるということもままあるからだ。
もちろん、その逆もある。
結局、生き残った方が支持されたということになる。
後世、その選択が間違いだったと認められたとしても、だ。
ワンマン経営の欠点は
ワンマン創業者に共通しているもう一つの点は
必要なのは権力簒奪の気概
対して2代目(3代目)の方はといえば、権力の禅譲しか頭にないから、
先代を批判することなど思いもよらず、他のイエスマンと大差はない。
それに加えて摩擦回避世代が増えているから余計
(以下 略)
★本稿は3月19日に「まぐまぐ」から配信したものです。
☆全文は「まぐまぐ」内の下記「栗野的視点」ページから
http://archive.mag2.com/0000138716/20150122220000000.html
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